12月26日 日曜日
 今日は滝野川かるた会のお友達+東京のあと3つのかるた会の小学生と遊んできました!!南沢さんは3試合ほどガチで札を読んで,ガチガチになっていました。それにしても南沢さん!!おぬしも悪よのぉ……。聞き分けなければ100%お手つき!!みたいな毒を仕込んでいたこと,ネコにはバレてるぞぉ!!
 ということで南沢さんになり替わり,このドラネコめが悔し涙を流していたそこの君に心からお詫び申し上げます。
 ところで,バリアフリーかるたは,空札アリで行う時には,この紛らわしい空札を聞き分けて反応する力が競技かるた以上に求められます。ゲームが単純であるが故に,聞き分けの技術を磨かないと,実力に差が出ないのです。聞き分けの技術は磨けば育ちます。でも中途半端な磨き方だと,取りに迷いが出て札が取れなくなります。
 要するに紛らわしい時にも札に向かっていき,決まり字が決まった瞬間によけるか取るか,体が動くようになるところまで練習する必要があるのニャァ……。それがなかなか難しいのだけどニャァ!?

12月25日 土曜日
 今日は中央小放課後かるたクラブの練習日。中学2年生のやさしいやさしいお姉さんが来てくれて,世の中の厳しさを教えてくれました。いやはやありがたいことで。ということで競技かるた愛好家の心やさしいみなさまぁ!?中央小学校のかわいいお友達に世の中の厳しさを,愛をもって教えちゃってください!!お待ちしてまぁす!!

12月22日 水曜日
 今度の土曜日は中央小学校放課後かるた教室,そして今度の日曜日は滝野川かるた会のお子様たちと遊んできます!!練習の様子は後ほどご紹介させていただきます。

12月18日 土曜日
 今日は中央小学校放課後かるた教室の練習日でした。参加者は5年生の女の子と,1年生の女の子の,たった二人でした。
 それでも学年もキャリアも全く異なる二人が楽しめる内容を考えて取り組みました。その様子,映像で見ちゃうぅ?見ちゃってください!!
○12月18日練習の様子はこちら!!


12月11日 土曜日
 さあさあいよいよ動き出しまっせぇ!とうとう中央小学校放課後かるた教室を管轄する,宇都宮市教育委員会生涯学習課より,向かい合って札を取る練習の再開を許可する通達が出ました。感染が再拡大するまでに,何とか時間をつくって,向かい合って札を取る練習をしまっせぇ!!
 南沢さんは12月25日に,滝野川かるた会へ出かけて,そこに集まる子供たちと競技かるたをして遊ぶ計画を立てております。
 とはいえ万全の警戒態勢で,感染しないよう気を付けての活動を心がけるそうです。

12月2日 木曜日 イメージ力を鍛える技
 ネコは中途失明者です。強度の弱視でしたが,二十歳前後までは視力に頼る生活をしていました。そのため,頭の中で視覚的なイメージを作ることができます。まぁ皆さんが夢で鮮明な映像を見ることがあると思いますが,そのくらいの映像を,頭の中で作ることができます。
 しかし,頭の中でイメージした物事をもとに,情報の処理を行い,身体の動きに結びつけることは,不可能ではないにしろ,実際に目で見て情報処理して体を動かすことに比べたら,遥かにスピードという点において劣ります。
 ですが,イメージそのもののスピードは,さまざまな方法で鍛えることによって,ある程度……いやいや,かなり高速化することができるのです。視覚以外の感覚と,科学技術の恩恵によって……。

 時間はかなりかかりますが,競技かるたの自陣と相手陣に並べた50枚の札の配置を覚えられるようになってまいりました。
 実際の競技かるたでは,読まれた札を覚えながら,決まり字の変化を意識していかなければなりません。しかも読まれていない札を頭の中で高速回転させながら,一つ一つの札がどこにあるのか,あるいは空札なのか,常に把握していなければなりません。それが低速だとダメなんですわぁ。
 ということで下のアドレスにアクセスすると流れてくる音源に合わせて,イメージの中でそれぞれの札の位置を確認するトレーニングをするわけです。
 まずは百種の決まり字をマルマル2周聴きながら,イメージの中で札を追います。序歌→1首目の上の句が読まれ,続いて1首目の決まり字を除いた99首の決まり字を追い……。延々繰り返される音源です。

○トレーニング音源サンプルを聴く!!

 最初は全然ついていけませんが,5回くらいやるとイメージの中の札をスムーズに追うことができるようになります。10回やっちゃうと,百種の読み上げられる順番まで覚えちゃって,副作用が出てきてしまいそうですので,やっぱ5回くらいやったら次……みたいなのがよさそうですが……。
 競技かるたのトップ選手は,ネコが10回聞いてどうにかこうにか……ということを,一つの試合の中というかその直後の感想戦の中でやり遂げてしまいます。どんだけ化け物なんだっつうお話なのですが,その域に一歩でも近づこうと工夫をすると,やらないよりは全然マシな結果やら,意外な方向性,可能性が見えてきたりして,面白いわけです。まぁ全然思い通りにならないのですが,そこがよいことのような気がします。

12月1日 水曜日
 そういえば最近,このHPを開いても,音楽やら誰かの声が自動で再生されなくなりました。念のために。ネコがいじわるしているわけではありません。
 世の中が進歩して,HPにアクセスしたら勝手に何かのプログラムが動いて,パソコンやらデバイスに悪さをすることがないようにとの配慮で,音楽もメッセージも自動再生されなくなってしまったというわけです。
 幸いなことにそれぞれのページには「モバイル端末から聞く」みたいなリンクを作っておいたので,お聞きになりたい方はそこポチすれば聞けるのですが……。
 そういえばインターネットエクスプローラーのサポートが完全終了して,エッジやらクロームやらに移行したことで,困ったこともたくさんありましたが,よかったことが一つありました。
 インターネットエクスプローラーではHP上の音声ファイルも動画ファイルも,一旦パソコンにダウンロードしてから再生という流れでした。しかし,エッジやクロームでは,HP上のデータに手を伸ばして(PCに取り込むことなく)そのまま再生という機構になりました。 詳しく説明すると,インターネットエクスプローラーでは,HP上のmp3やmp4ファイルにアクセスすると,ダウンロードのポップアップが出てしまったのですが,新しいブラウザーではそういうことにはなりません。インターネットエクスプローラー時代には,対象ファイルをデバイスに取り込まずに再生させるためには,再生ページを作り,そこに再生ボタンを設置しなければならなかったのです。でも今はその「再生ページ」を作る工程を省いても,ユーザーの不利益にはなりません。でも一般の方々がネコのHP上のオリジナルデータにアクセスできてしまうことには,もっといえばデータそのものを取り込めてしまうことには,何ら変わりはないのですが……。
 でも,それはネコとしては,ネコ側の不利益とは考えていません。きっとこのページにアクセスされる方々は,それらを望ましくないこと,公序良俗に反するようなことには使わないと,確信しているからです。もっと言えば,百人一首やバリアフリーかるたを広げるため,あるいは視覚障碍者の気持ちやら思いを学ぶために,ガンガンお使いいただけたらと思っている次第です。
 もっともっと言えば,ネコの動画をユーチューブにアップして,広告収入の足しにしていただいてもかまいません。要は,ネコは立場上,ネコ自身が副収入を得ることができないので,ユーチューブはやっていないということです。
 今はコロナの影響が大きいですから,競技かるたもバリアフリーかるたも,苦境です。その苦境を何とか打開する足掛かりになるのなら,手段を択ばないというのが,ネコの思いです。

11月29日 月曜日
 点字技能士協会という団体から,バリアフリーかるたについての原稿執筆の依頼がありました。ネコがバリアフリーかるたに関わるようになって,まだ5年でして,それ以前にも歴史やら試行錯誤があったのですが,とりあえずネコの知っている部分について,まとめることにしました。
 今までの日記を全部読み返して,あんなこともこんなこともあったなあと,なつかしく振り返りながら,原稿をまとめました。
 今日の時点で7割完成って感じです。みなさんには点字技能士協会の方々が原稿を読んだ後に,公開させていただけたらと思っております。

10月27日 水曜日
 久しぶりにバリアフリーかるたの問い合わせがありました。早速百星かるた会の関場さん親子と相談しつつ,対応していくことにしました。
 世の中は少しずつ動き始めている感じです。追い風をつかんで羽ばたいていきます。

10月13日 水曜日
 今日も午後,かるた教室の練習を行いました。小学生の参加者は2人。6年生と1年生の女の子です。
 引き続き中学生のやさしいお姉ちゃんが二人を相手に,手にチャンバラ棒をもって相手をしてくれました。本当にありがたいことです。このおねえちゃん,中学校に競技かるた部がないので,弓道部に入っています。毎日,弓で的を狙っているだけあって,チャンバラ棒で素早くピンポイントで狙い札を打ち抜くことができるようになりましたって,棒をもちはじめてたったの二日目なのですが……。
 チャンバラ棒はかなりやわらかい,よくしなる発泡スチロールみたいな素材でできているのですが,札を打ち抜く音はかなり派手です。さすが売られているモノだけあって,それで手を打ち抜かれてもケガをすることはない感じなのですが,そこへ突っ込むには勇気が要ります。
 中学生のおねえちゃんは,小学生二人が横に並んだ正面に,椅子に腰かけてチャンバラ棒を構えています。小学生二人の前には,それぞれ奇数番号の札50枚が,自陣25枚,相手陣25枚で並べられています。送り札はナシということで,この状況で札を取り合います。
 6年生側の面を最初にたたくようお願いしてあるのですが,当たり札の決まり字が聞こえた瞬間に,素早くパパーンという音が聴こえてきます。無論6年生はほとんどの札を中学生のおねえちゃんに打ち抜かれました。でも,1年生の女の子は札に果敢に突っ込み,3枚に1枚くらいのペースで札を取りました。札を取った時に,大きな声でうれしそうに
「取った!!」
と言います。こりゃぁ強くなりそうだぞ……と,こちらが勇気づけられました。
 ところで,こんな楽しい時間を過ごしながらも,コロナが小休止状態となった今,コロナ禍中よりも,文化の存続に対する危機を感じています。コロナ禍中は,全ての人が出かけようにも出かけられない状況でした。だから,かえって感染対策が徹底されているところには人が集まりました。放課後かるた教室で練習する子供たちが増えました。しかし,コロナが小康状態になり,宣言が解かれると,
「家族でお出かけすることになりましたので……」
ということで,かるた教室に来る子供たちはごっそり減ってしまいました。
 ということでネコは早々に,多くの人を集めることはあきらめました。ただし,来てくれる子供たちにはめちゃくちゃ貴重な,プレミアムな体験を保証しようと心に誓いました。

10月12日 火曜日
 今日は宇都宮市内の小中学校は秋休みということで,午後に放課後かるた教室の練習をしました。小学生はたった3名でした。
 前回も来た1年生の女の子は,相変わらず一生懸命札を並べ,札を追いかけていました。中学生のやさしいやさしいお姉ちゃんが来て,3人の相手をしてくれました。
 今日から片方がチャンバラセットの剣をもち,もう片方が普通に札を取る形で,向かい合っての練習を始めました。お互いに同じ条件で……とはいかなくとも,一人で取るよりもずっと緊張感が高まるというか,うぅん,いい感じでした。


10月2日 土曜日
 8月19日以来の放課後かるた教室の練習会でした。小学生の参加者はたったの4名でしたが,中学生の優秀なお姉ちゃんが来てくれて,小学生に札の並べ方や覚え方,取り方を教えてくれました。
 1年生の女の子が二人いますが,いやぁ優秀です。みっちり3時間ほど,集中して取り組んでいました。
 練習会の後,ネコは駅前のダイソーへ行き,しなやかに曲がる棒を探しました。店員さんはとてもやさしそうな女性でしたが,丁寧に案内してくれました。
 最初,マジックハンドのところへ案内されました。ウッヒョォ,ダイソーのマジックハンド,恐るべしです。これが100円?信じられないほどすばらしい出来です。
 でも,これではかたすぎます。これだと危ないので,もっと柔らかいものをリクエストしました。
 そんなモノ,何に使うの??と思われるかもしれません。店員さんも同じことを思ったらしいです。んでこのネコにたずねてきました。
「競技かるたに使います。今は向かい合って札を取り合うことが禁止になっているので,片方の人が1メートル離れたところから札を弾き飛ばせるような,安全な棒がほしいんです!それがあれば何とか対戦形式で競技かるたができそうなので……」
そう説明すると,店員さん,俄然やる気を出してしまいました。その店員さん,競技かるたをしていたことがあったんだそうで……。
 最終的に,お子様チャンバラセットなるものを出して来ました。うっひょぉ,バッチリです,これ。次回練習会は10月12日。さっそく小学生に試してもらおうと,5セット買ってみました。


9月13日 月曜日
 一昨年の,競技かるた全国高校選手権大会の全国大会個人の部で準優勝した,群馬県の齋藤玄志さんが,一生懸命バリアフリーカルタの普及をしてくださっているのですが,この程,その専用ツイッターを開設したそうです。
 玄志さんはアイマスクを下状態で札を取ることにも挑戦しています。
 ということで末次由紀先生の超人気漫画『ちはやぶる』に登場する周防名人の将来の姿を明らかにするというか,リアルに描いていただくための材料を提供していただけるのではないかと密かに期待しています。
 具体的には強く払っても飛ばない札を使って札を取っていただこうかと。その際,
A級選手が二人向かい合って札を取り合うと多分ケガをするので,とりあえずはお一人で。多分札を払う感じでいけば,全ての当たり札に正確に触れていくと思っています。
 そのことを玄志さんにいつ提案しようかにゃぁ??と思案している今日この頃です。

9月6日 月曜日
 競技かるたの世界では,A級選手たちがズームミーティングで集い,勉強会?情報交換会?を,定期的にしているそうです。
 先週9月2日の木曜日のお題にバリアフリーかるたが登場し,盛り上がったとのことでした。当事者も頑張らなければ……そう強く思い直しました。

8月24日 水曜日
 昨日,パラリンピックが開幕しました。超感動の開会式……コロナ禍でも,今の状況の中で最大限のモノをつくりだし,実行することの尊さというか大切さを,あらためて実感させられました。
 などと書いてはいるのですが,こちらはこちらで今の現実に向かい合うこと,安全に生きながらえることで精一杯なのですが……。ただ,夢は忘れちゃぁいませんから。私たちの社会がコロナウイルスを乗り越えたら,行きまっせぇ!!
 ということで,8月19日に放課後かるた教室で練習する子供たちの姿を,ビデオにおさめていただきました。こちらもできることをできる形で……とはいいますが,緊急事態宣言中の活動は完全停止が発表され,どうちまちょ……って感じです。
 あっちへ行ってもどうちまちょ,こっちへ行ってもどうちまちょ……,しまいには家の庭の夏野菜を育てて食べきれなくて近所に配って歩く毎日となっております。またその様子をビデオに撮って公開していたりなんかして……。よろしければ御覧ください。

○どんなに強く払っても飛ばない競技かるたの札で練習する小学生たち!!

○ドラネコ君の動画チャンネル『トリッパーチャンネル』トップはこちら!!

7月21日 水曜日
 ずいぶんとご無沙汰してしまいました。小学生のカルタクラブは相変わらず一人一人が自分の札を使って,取り合わずに札を並べたり取ったりする練習を積み重ねています。取り合うことができないのにも関わらず,参加する子供たちは徐々に増えています。中には取り合わない,競い合わないから自分の世界で楽しめると感じているお子さんもいるような気がしています。多分そういうお子さんは,コロナ前の札を取り合っている時には百人一首の世界に入ってこれなかったかもしれません。
 そうそう,放課後かるた教室の運営元の中央小学校放課後子供教室の胴元は,宇都宮市教育委員会ですが,未だ向かい合って札を取る活動は認められていません。そこで向かい合って札を取り合える方法を模索し,条件付きで認められて会場を提供していただけるようになったお話を以前したと思います。
 そちらの活動が細々と始まりました。会場は宇都宮市城址公園内の生命館という施設で,8畳の和室で,最大二組4名までの,厳重な感染対策を施した上での対戦が認められました。
 南沢さんが札を読み,子供たちが札を取り合う様子を,観光客がカメラで撮影していきます。生命館には,配布用の百人一首の街うつのみやのパンフレットが置かれていたり,啓発ポスターが貼られていたりするようで,施設のイメージとしてもぴったりな感じです。
 そのうちにいろいろなことを少しずつ,動画で紹介できるようにしていきますのでお楽しみに!!

5月28日 金曜日 ツバメの子育て
 ようやくヒナが育ってまいりました。実は,今年はわが家からヒナは巣立たないかもしれないと思っていました。というのは我が家の親ツバメたち,産んだ卵を1カ月以上温めていたのでした。そしてゴールデンウィークが終わった直後くらいのこと,わが家の玄関で何かが腐ったにおいがしていたので,確認してもらったところ,巣からいくつもの孵らなかった卵が落とされていたことが分かりました。周囲のツバメの巣からは餌をねだるヒナの鳴き声が盛んに聞こえてきて,おかしいなぁと思っていた処でした。
 それから親ツバメたちの今年2度目のチャレンジがあって,今度は成功したのでした。今度こそはうまく育ってほしいと願うドラネコでした。

5月24日 月曜日
 中央小学校放課後かるた教室は,今年度3名の新入生を迎えることができました。指導している南沢さんが全盲のため,人数はそんなに多くない方がいいらしいのですが,新しい仲間が加わって,にぎやかなことは,よいことです。なかなか日記が更新できずに心苦しいのですが,15日に新入生が親御さんと一緒に練習会に参加してくださり,親子ともども楽しんでいきました。
 一般のかるた会は,百首覚えていないと入会できないのが半ば当たり前なようですが,道楽猫かるた会は,はじめて札に触れる人でも,その瞬間から楽しめる場となっています。等と書いてはいるものの,今は中央小学校のお子様にしか門戸が開けないのが心苦しいかぎりです。
 相変わらず20畳くらいの部屋で,一人ずつ対戦相手を置かずに,いくら強く払っても飛んでいかない,並びが乱れない札を自陣と相手陣に計50枚並べて,取る練習をしています。それにしてもさすが,某大手自働車メーカーの元設計技師が作った札,優れモノです。これがあるおかげで,小学校1年生でも自陣25枚,相手陣25枚の札を,美しく並べることができます。そのうちみなさんに動画で出も御紹介できたらと思っています。



5月7日 金曜日 ダンデライオンかるた会
 何でヨコモジにゃんだよぉ……と思いつつも,南沢さんのかわいいかわいい教え子が考えた名前だから,これでいっかぁ……と受け入れることにしました。
 肝心な団体登録は受理され,あとは練習会を開くだけ……という状況にあいなりました。今のところ希望者が殺到しては大変ですので,中央小学校の卒業生3名,そして小学生1名,その保護者と南沢さんの計7名での出発です。
 少人数故の優美な世界が実現されることを楽しみにしています。

4月13日 火曜日 小さな小さなかるた会
 南沢さんの指導する中央小学校放課後かるた教室では,今もってなお,コロナ予防の観点から向かい合って札を取り合うことが認められていません。
 そこでどうにかこうにか札を取り合える状況を作るべく,南沢さんは各方面に働きかけをして,ようやくその目途が立ちました。
 何と,百人一首の一番の出発点となった,蓮生こと宇都宮頼綱が居住していた宇都宮城の跡に立っている,生命館という建物に,10畳の和室があって,そこで二組以下の対戦で読手一人とそのアシスタント2人程度,計7名以内で活動するのであれば……という条件で,かるたを向かい合って取れることになりました。
 ただ,保護者の同意が必要なこと,当面は兄弟姉妹で対戦し,安全性が十分確認出来たら兄弟姉妹以外の間での対戦もできるようにしていく,利用者団体登録をしなければならないこと等,若干面倒くさいところもあります。
 団体登録は,活動に参加を希望するお子様たちの保護者がお手伝いしてくださることになり,南沢さんはお願いされた時間に札を読みに行く……みたいな形になりそうです。どうなることやら,前途多難と思いますが,また一歩,前に踏み出せそうな感じです。

4月6日 火曜日
 今年もわが家にツバメが帰ってまいりました。昨年もこの時期にやってきて,子育てをしていたのですが,巣からヒナが落下して大変でした。ということで,7月に2度目の子育てを始めようとした時,ヒナが落ちてもネコがふんずけない場所に巣を作ってもらおうと,巣を作ってほしくない場所をビニールのゴミ袋でコーティングしてしまいました。ツバメたちはビニール袋の上にドロヲ塗って,一生懸命巣を作ろうとしたのですが,結局うまくいかず,わが家から遠ざかってしまいました。
 ということで今春はわが家にはツバメが帰ってこないかもしれないと思っていました。でも帰って来たら好きなところに巣を作れるように,ビニールのコーティングを全て取り外しました。
 ツバメたち,帰ってきたのですが,何とヒナが落ちてしまったらネコが踏んでしまいそうな場所に巣を作りました。それでも今年はもう「好きにしろ!!」と放置することにしました。
 思い起こせば5年くらい前でしょうか。わが家ではじめてツバメたちが巣を作った年のことでした。夜,ネコが家に入る足音に驚いて飛び立ったツバメが,巣に戻れなくなる事件が起きました。ネコはツバメがかわいそうになり,超強力太陽光発電式センサーライトを玄関周辺に取り付けました。以来,ツバメがパニックを起こして飛び立つと,一斉にライトが点灯し,周囲を明るく照らし出すようになりました。
 残念ながらネコの視力ではその光を目で確認することはできないのですが,このシステムは今もきちんと作動しているとのことです。
 昨晩夜9時ころ,ネコは飼い主様に連れられて,スーパーに買い物に出かけました。
 玄関の外側には,夜間は常に外灯を灯しています。すると出来上がったばかりの巣から,親鳥が2匹,ニューっと顔を出して,飼い主様と目が合ったそうです。わが家にツバメが来るようになり,数年が経ち,玄関を誰かが出入りしても,もうパニックで飛び立つことはないらしい感じになってしまいました。ということでセンサーライトは今はツバメのためには役立っていないらしい感じです。


4月5日 月曜日
 長らく冬眠してしまいましたが,そろそろ起きてバリバリ活動します。
末次先生の人気コミック「ちはやふる」でバリアフリーかるたを紹介していただいて以来,反響が大きくてどうしまチョ……って感じです。
 とりあえずネコの身には,筆舌に尽くしがたいさまざまな試練がふりかかっていたのですが,バリアフリーかるたを一生懸命応援してクダサル方々がいるということを心の支えに,試練に立ち向かう力を得ました。
 今,また一つ,新しいチャレンジをすべく,関係各所に働きかけをしています。小さな小さな一歩です。世界を広げようなんて大それたことではなくて,地味ぃな挑戦です。でも実現出来たらネコの中ではめちゃくちゃ大きな一歩となると思います。
「和の心の真髄って本当はこういう形なんじゃないだろうか……。」
「日本文化で人々の心をゆたかにしたい」
そんな思いというか,ネコの願いの実現に向けた挑戦です。
 一歩前に出るタイミングで,具体的なことについては紹介させていただきます。

2月6日 土曜日 速読
 目の見えている人は,文字情報を視覚的に捉える速度を,トレーニングによって驚くほど上げることができます。同じように,目が見えない人は,耳から情報を得るスピードを,訓練によってかなり上げることができます。
 目の見えない人は,例えば音声パソコンに本の点字データを読み上げさせて,読書をしますが,その読み上げスピードを限界まで速めると,1分間に1500字程度の情報を得ることができます。
 一般の競技かるたの選手たちは,多分視覚的にこのくらいの速度で札を把握し,暗記しているのだと,ネコは考えています。それと同じスピードで,脳味噌の中で情報を処理できたら,目が見えなくとも場に50枚の札を並べて札を取ることができると思っています。
 さて,その方法……。考えました。
 場に札を50枚並べて,相手陣下段を右から左,左から右の順番に決まり字を読み上げ,ICレコーダーに録音→相手中段→相手上段→自陣上段→自陣中段→自陣下段と,全て録音し,それを超高速で聴きまくる……。
 15分聴き続けて,札の並びは頭に入りました。しかぁし……。「む→す→め→ふ→さ→ほ→せ……」みたいな順番で,場にある札の位置を手で確認しようとすると,体が,体が,かぁらぁだぁがぁぁぁぁ!!動きまてん。ぽんこつ,ぽんこつ,ぽんこつゥゥゥゥ!!と叫んで伸びてしまったネコでした。

2月5日 金曜日
 目が見えないと,必然的に,視覚的に記憶することは難しくなります。
「難しくなる」と書いた裏には「場合によっては不可能ではない」という意味合いがほんの少し含まれています。というのは,ネコは実際,読まれた札と読まれていない札を把握する練習に使っている,視覚障碍者用のオセロゲームの盤に両手で触れながら,駒の配置を視覚的にイメージしているからです。少なくとも中途失明のネコは,両手に触れる駒の触感で空いている位置を覚えることは,多分できません。というか両手は駒に触れているのですが,それを視覚的イメージに置き換えています。ただ,今は駒から手を離してしまうと,視覚的イメージが頭から消えてしまいます。今は駒から手を離してもイメージが頭の中に残り続けるよい方法を模索している段階です。
 そのうちネコのポンコツ頭,火を吹くかも……。

2月1日 月曜日
 南沢さんによると,黒地に白拡大太文字の,どんなに強く払っても飛ばない札の文字デザインが,ほぼ出来上がったそうです。本当にうまくできているのかニャァ……。

1月31日 日曜日
 JR宇都宮駅の駅ビルの中にある本屋さんへ行きました。末次先生のBlove3月号を買おうと思ったら,発売は2月1日の月曜日だと言われてしまいました。ガチョォン!

1月29日 金曜日
 ネコは全盲ですが,いつか50枚の札を場に並べて,ランダムに読み上げられる百首の和歌を聴きながら,札を取りたいと強く願っています。
 急がば回れといいますが,ネコは今,読み上げられた和歌と,読み上げられていない和歌を常に把握する練習をしています。その練習に欠かせない秘密兵器……。
 それは,な,何と視覚障碍者用オセロゲーム。それを2面使って,秘密の特訓をしております。左側の盤面には黒を上にしたコマが50枚,右側の盤面には白を上にした駒が50枚並べてあり,和歌が読み上げられていくたびに,駒を一枚ずつ取り除いていきます。黒は自陣に置いておく和歌,白は送り札をする時に優先的に送る和歌。そして例えば50首読み上げられた時点で盤面を触ると,まだ読み上げられていない和歌が把握できるという仕組です。
 でも残念。今は実際の盤面に触れないと,何が読まれて,何が残っているか,正確にはわかりません。ポンコツ頭,おザァンネン!!

 日記に入る前に,皆様にお詫びと悲しいお知らせをしなければなりません。
 実は去る1月20日,点字百人一首の会の代表,関場理生さんより,訃報が届きました。点字の百人一首の札づくりを全面的に引き受けてくださっていた、多摩市点
字サークル「トータス」の上原紀保子さんが,1月4日に御逝去されたそうです。
88歳だそうです。
 ネコも上原さんが作ってくださった点字の札,大切にもっています。五色の札の表に上の句,裏に下の句が点字で印字されている札です。ネコも日常生活で点字を使いますが,タックペーパーという厚手の硬いビニールのシールに点字を打ち,それを一枚一枚の札に貼り付けていく札づくりは,かなりの労力だったと思います。そんな札をもってしまったら,点字かるた,やめるわけにいかない……と強く強く思った次第でした。
 寂しいことではありましたが,百星の会の専用メーリングリストに,会員さんからの追悼のメッセージが次々に投稿され,みんなコロナが収束したらまた,かるたをやるんだという決意というか思いが伝わってきて,胸が熱くなりました。
 話はちょっとそれてしまいますが,ネコは今,真剣に50枚の札を並べて,読まれた札を取れるようにするための試行錯誤を続けています。超高速で払っても,その場にとどまり続ける,それでいて取り上げやすい札……。ようやくそのスマートな形が出来上がってきました。
 昨年2月に京都で行われた最後のバリアフリーかるた会では,自陣10枚,相手陣
10枚の札を取り合いましたが,その時は払って飛んでしまった札の復元が課題でした。その課題を凌駕するための試行錯誤を,コロナ禍の中で繰り返してきましたが,ようやくあと一歩のところまでたどり着きました。多分,南沢さんの学校の,13名の小学生たちが,答えをくれそうな気がしています。

1月24日 日曜日
 昨日から南沢さんはまたしても「払っても飛ばない札」を必死になって作っております。先週は4セット作り,4人の小学生が札を持ち帰ったそうです。ところが……。
 札の大きさや文字フォント,文字間や行間はほぼ競技用の札と同じようにできたらしいのですが,4枚ほど付記した和歌番号と決まり字に誤りがあり,16枚ほど文字が気のせいか,細く見える札があったらしく……。そこら辺のことについては,
○南沢さんの日々の日記
に書かれているようですので,お時間のある方はお読みください。
 ところで,南沢さんはパソコン上で,超高速の合成音声を聴きながら,その不備を修正しておりました。そしてそれが済むと,一枚の紙を2度ずつプリンターに1回1回通して,延々と札を印刷し続けました。そしてその作業をしつつ,全国の点字図書館に所蔵されている本の点字データを,これまたパソコンで超高速で読み上げさせながら,読書三昧……。何故か将棋を題材にしたシリーズもののライトノベル,そして囲碁を題材にしたアニメのノベライズ版,それから末次先生の『ちはやふる』の映画のノベライズ版……。詳細はやっぱり南沢さんの日記をお読みください。

1月17日 日曜日
 南沢さんは,ネコの飼い主様の目を借りて,今日も小学生の練習用の札作りに明け暮れています。パソコンの専門用語の飛び交うゴミ部屋。超高速でキーをたたく音,そしてわけのわからない,これまた超高速の合成音声,そして次から次へと紙を履き出すプリンターの音。何ともかんともシュールな光景でございます。
 夕方,ネコの飼い主が,競技用の札と,南沢さんの印刷した膨大なテスト用紙の一番最後にはきだされた紙にものさしを当てながら,
「これで大丈夫……」
と。何が大丈夫かよくわかんないんですが,とりあえず薄っぺらい札らしきものが出来上がりました。
 試しに最新式?のバリアフリー用競技台に並べ,力任せに払ってみました。な,何と,勢いよく払ったはずの札が,その場に留まったというか,バリアフリーの競技台が吹っ飛びそうになりました。
 以前作った,対戦時にはらえば勢いよく飛んでいくバリアフリー札は,飛び過ぎて,見えないと原状復帰がかなり大変という難点がありました。しかし今回の札は……。
 それはさておき,これで13名の小学生,20畳の部屋で一人一人,50枚の札を並べ,思い切りはらう練習ができそうです。今まではコロナ対策のためにお上から小学校では札を飛ばすような練習はひかえるよう御指導がありましたが,はらっても札が飛ばないことで,鋭い動きの練習が可能になりそうです。
 とはいえまずは緊急事態宣言が解除されて,練習が再開できたらのお話しなのですが……。しばらくは万全の準備と試行錯誤の毎日です。

1月16日 土曜日
 百人一首の名人位クィーン位決定戦が,1月9日に行われ,YOUTUBEで生中継されました。YOUTUBEというのは面白いもので,中継中画面上に閲覧者の投稿が随時流れていくそうです。残念ながら全盲者がそのコメントを確認することは,できなくはないのですが難しい状態にあります。
 できなくはない……微妙な書き方ですよね。実はかなりマニアックな技術を駆使すれば,どうにかこうにかできる……というのが正解です。現状,限りなく非実用的なのですが……。
 パソコンにブルートゥースの外部スピーカーを認識させると,動画の音声は外部スピーカーから流れます。そして,文字情報の読み上げ音声はパソコンから聞こえてくるようになります。これでどうにかこうにか……。でもそんなことをするとどちらかがおろそかになってしまい……。二つの音声を同時に聴いて認識する訓練は日ごろ,さんざっぱらやっているのですが,どうも両方とも興味深い内容だと,それがうまくいかない感じです。
 何はともあれ,名人戦,クィーン戦の中継中,
「点字かるたのできるかるた会はどちらにありますか??」
という質問が飛んだそうで……。
点字かるたを楽しめるかるた会は,今のところみなさんの御自宅にあります……な状態です。
○点字かるた入門者はこの説明をお聴きください!!

1月15日 金曜日
 末次先生の『ちはやふる』が掲載されているBLoveの1月号と2月号を,飼い主様に読んでもらいました。点字かるたの世界が紹介されていて,それが今後どう展開されていくか,楽しみが広がりそうです。ということでネコはこの日記を通じて,全国の『ちはやふる』ファンの皆様が,作品をより一層楽しめるよう,ストーリーとは直接関係のない裏事情を御紹介できたらと考えております。

1月11日 月曜日
 宇都宮市は全国の自治体中10萬人あたりの感染者数が1月6日時点で3位となり,宇都宮市独自の緊急事態宣言が発令されました。そして再び,放課後かるたクラブの活動が中止となってしまいました。
 コロナが怖いネコは,3連休ずっと南沢さんのオンボロ借家で丸くなっていました。南沢さんは最近買ってきた超高性能エコタンクプリンターとやらで,防菌取り札なるものを印刷していました。というか南沢さんはプリンターにトラブルが起きたら大きな声でネコの飼い主を呼ぶだけニャンですがね。
 話は代わりまして,競技カルタの取り札の大きさは,紙の大きさの企画で考えると,A8サイズという大きさになります。これはA4の紙を16等分した大きさです。
 ニャンでも南沢さんが札作りに使っている紙は,厚さがハガキのちょうど倍,約0.4ミリで,何と片面が強力な磁石になっています。そこに16首の下の句が印刷されているんだそうです。それを裁断機で16等分して,表面を油性の透明防菌スプレーでコーティングすると,防菌加工札の完成!!らしいのですが,今のところ試作の最終段階ということで,文字フォントと文字の大きさ,文字間の最終調整をしなければ……とのことでした。
 現在,この札を使って練習するための専用ボードは4枚あります。縦55センチ,横87センチのボードで,そこに札をきれいに並べて貼れるレーンが自陣3列,相手陣3列分作られています。
 その練習台に開発中の札を貼り付けて練習すると,小学生の力で思い切り札をはらっても,札が飛んでいかないのです。
 以前,バリアフリーかるたで同じようなものを開発した時には,札の裏面に強力マグネットを貼っていた都合,その分札がかなり厚くなり,力いっぱい払うと,手の当たった札の実,競技かるたの札よりも強烈な飛び方をしていました。それが今回は全く飛びません。
 これがうまくいけば,13人の小学生が20畳の部屋で,各々,50枚の札を並べて強烈な払いの練習ができます。できる予定です。できてほしい……。
 2月の練習再開を目指して,虎視眈々と準備は進みます。

1月6日 水曜日
 宇都宮市立中央小学校の放課後かるたクラブの初練習は明後日から始まります。南沢さんはそれに向けて,どんな練習をしようかと頭をひねっていました。未だ向かい合って札を取り合うことは許されていませんが,そろそろ50枚並べて100枚読む形式というか,札を素早くはらうようなことも取り入れていかなければならないようで,どうしようかと。ニャンの責任もないお気軽なネコは,
「札をはらっても札が飛ばなければいんじゃない??」
などと無責任なことを言うと,南沢さんはそれを真に受けて,何か考えついたようでした。パソコンに向かうなり,何やらお得意のヤフーショッピングで買い物をしているようです。
 それにしてもコロナ流行の第三波,ひどい状況です。学校がオンライン授業にならないか,教育委員会から放課後かるた教室の活動を我慢してほしいと言われないか……なぁんて心配していました。

1月5日 火曜日
 末次先生がB LOVEというアニメ雑誌の1月号の『ちはやふる』の中で,点字かるたを取り上げてくださったとのことで,ドラネコの飼い主に宇都宮中の本屋を連れまわしてもらって探してもらったのですが,売り切れていてどこにもありませんでした。仕方なしお得意のネットショッピングで注文し,夕方頃に近くの大型ショッピングモールの本屋さんに行ってみると……。飼い主様,B LOVEの2月号なるものを発見しました。まぁ来月号にも『ちはやふる』は載っているだろうからと買って帰りました。
 家に着いて本を触ってみると……。これって電話帳かにゃぁ……辞書かにゃぁ……。その厚さにびっくり仰天でした。
 飼い主様にイラストを解説してもらいながら読んでもらって二度びっくり!?ありゃぁ……もしかしてバリアフリーかるたのホームページらしきものが登場しているじゃぁないですかぁ!!ということでまじめに日記を書いてみようかにゃぁ……などと思い始まりました。
 あきらめの悪いネコですから,この年末年始は家に籠って,さまざまな方々に電話したりメールしたり,ズーム会議してみたり……人とのパイプを作ることに奔走しました。その割には顕著な成果はない感じなのですが……。
 とにかくコロナ後を見据えていろいろと準備して行きます。今年もよろしくお願いします。

令和3年1月1日
 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

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