ここでは四人一首の競技台に座布団を使うアイディアを御紹介します。
 座布団はだいたいどこのご家庭にも,公民館や集会場にもあり,目の不自由な方が札の置かれた位置を把握しやすいということで,競技台としてはうってつけです。
 ものによって大きさや重さが異なることは,この際さほど気にしなくて大丈夫です。とりあえずあれば使えます。
 どうしてもない場合は,百均で売られています。ドラネコ君は,百均の三百円コーナーに売られている,御座っぽい手触りの座布団がお気に入りです。
 ドラネコ君は,お正月やお盆に親戚が集まった時など,ちょっとみんなが時間を持て余している雰囲気が漂ってくると,
「おぉい,座布団持って来ぉい!!四人一首大会するゾォ!優勝した人にはお年玉(小遣い)はずんじゃうから頑張ろうぜぇ!!」
なぁんて声をかけて,にわか四人一首大会をしてしまいます。
 百人一首なんてやったことのない人たちが集まる会議に出かけ,空き時間とその辺に転がっている座布団を見つけてきて,参加者に声をかけて四人一首を楽しんでもらうなんてこともしています。
 そんなこんなで話は脱線しますが,このページで四人一首を楽しみ尽くしたら,是非,リアルに四人一首の読み手としてこのゲームを広げることにも挑戦して欲しいと,ドラネコ君は願っています。
 ところで,座布団競技台を使う上での留意点についても記しておきます。
1.上達したら重い座布団を使ったり,他の台を試したりしてみてください。
 札が飛ばせるようになると,札と一緒に座布団も飛んでしまうことがあります。これを世の中では,
「布団が吹っ飛んだ!!」
というそうですが,重い座布団を使うと,そのような心配はなくなります。
2.座布団はなるべく新しいものを使いましょう。
 ドラネコ君が,ある公民館で四人一首を教えた時のお話です。座布団をたたいた瞬間,モワっとホコリが舞い立ちました。でも目の見えないドラネコ君は,それに気づきませんでした。周りの目の見えている方々から教えてもらって,やっとその状況を理解しました。
 こんなこともおこり得ますので,座布団は新しいものを使いましょう。
 以上,座布団を競技台にする時の留意点でした。