4月6日 月曜日
 私の勤務する宇都宮市立中央小学校は,休校延長をせずに,4月8日より新学期を迎えます。
 今日は,これから一年間,子供たちが歌う朝の歌のCDをクラス分+教職員全員分+予備数枚の,計33枚ほど作りました。
 これは著作権の問題がありますので,例年,教職員も他には譲渡せずに教育活動に役立てるために通勤などの車の中で聴く,それから各クラスに配布するものについては年度末に回収して処分する,教育活動以外には使わないという厳しい制約をつけて,作って活用していただいているものです。
 ものすごく懐かしい歌,有名な歌,あれやこれや……が入っておりますが,曲目につきましては,中央小学校の子供たちに発表した後に,皆様にもお知らせします。
「へぇ!!小学校でそういう歌,歌うんだぁ!?いいなぁ!?」
と,いつも周囲の小学校のお子様たちにうらやましがられます。
 余談ですが,2022年ですか,栃木県で国体が行われることを見越して,2019年には,国体のテーマソング「若い力」をみんなで大熱唱して,録音して,それが宇都宮市主催のイベントで流されていたりもしました。
 それから,いつかのNHKの合唱コンクールの課題曲になっていたあらしの『ふるさと』も,全校で合唱しました。
 今年も素敵な曲のオンパレード……って,私と一緒に授業してくださっているN先生が見つけてくるんですが……。
 今は子供たちの心にわくわく感を植え付けて,それでコロナをぶっ飛ばそうと画策しております。
3月31日 火曜日
 勤務する宇都宮市立中央小学校も,とうとう年度末を迎えました。小規模小学校ですから,職員の数はもともと少ないのですが,その中から5名の先生方が,新たなる地へ旅立っていきました。
 新型コロナウィルスの影響で,歓送迎会はありません。その代わり,教職員みんなで,図書室でお昼をいただきました。
 先が見通せない状況だからでしょうか,こんなに寂しく,心細いお別れはありません。しかしこればっかりは仕方ありません。気持ちを切り替えるしかないと,自分に言い聞かせ,前を向くことにしました。
 それはそうと,全国の小学生が楽しめるよう,私の読み聞かせのページ
○『耳で楽しむ芸術劇場』
を作成しました。お時間のある時に,是非お楽しみいただけますと幸いです。
3月23日 月曜日
 バリアフリーかるたや,小学生の個人練習用かるた台を製作してくださっている,本田技研の車の元設計技師だったN先生に,1960年代の人々の暮らしの様子を教わりました。
 今のように物質的にはゆたかではなかったけれど,精神的にはかなり充実した時代だったそうです。何より,衣食住に不自由を感じる人たちが少なく,近しい人たちとのつながりが,今とは比べ物にならないくらい強かったそうです。
 諸外国との関係性についてですが,1ドル360円の固定相場制で,海外に行くなんてことは,大変なことだったそうです。もちろん国をまたぐ人々の往来は,多分今の100分の1くらいかもしれないとのこと。それでも人は心豊かに生きていくことができるんだそうです。
 ということで私は,今こそ発想の転換をはかるべき時がきたのだと確信しています。考えても見てください。人類がコロナ騒動直前の生活を続けていたら,人類は50年もしないうちに滅びます。それくらい物質的な豊かさの実を求めて,やりたい放題やってきてしまったわけです。その物質的なゆたかさを失うとなると,ものすごいリアクションがあるんでしょうが,1960年代の暮らしに戻しさえすれば,人類はもっと長く存続できる可能性を得られるのだと思います。それにはどこをどう変えていけばいいのか。みんなで考えていきましょう。
3月19日 木曜日
 卒業式でした。卒業生と教職員と,そして保護者のみの卒業式。とても感動的でした。卒業生が『大切なもの』という合唱曲を歌いましたが,その歌声の美しいことといったら,ありませんでした。録音機を回しておかなかったのが悔やまれます。
 というのも,コロナ騒動で打ち切りになる直前の授業では,どうなっちゃうの,この歌声は??というくらいにやぼったい声で,夜も寝られないくらい,どうしようかと悩んだものでした。それがそれが。フタを開けてびっくりたまげた何とやら……でした。
 式が終わっても,卒業生は2時間も昇降口前で名残を惜しんでいました。私は毎朝季節の音楽を流すために置いているCDプレイヤーで,エンドレスに校歌を流し続けました。その横で,たくさんの児童と保護者が代わる代わる記念撮影をしていました。
 コロナ騒ぎがなければ,本当におだやかな,温かい一日でした。去り行く子供たちの背中に,いち早く幸せで安全な学校生活を取り戻すことを,心に力強く誓いました。
3月17日 火曜日
 宇都宮はこのところ,朝晩寒い日が続いています。そんな中ですが,中央小学校の校庭のハクモクレンがものすごく美しいのだと,周囲の先生方が教えてくださいました。人々の暮らしや心は新型コロナにかき乱されておりますが,人間以外はいつも通り??季節が進み,生命の営みが動いていきます。
 明後日に卒業式です。この時期,子供たちの声の聞こえない学校は,正直寂しいです。
3月16日 月曜日 グローバルな社会を取り戻すために
 大流行している新型コロナウィルスの世界的な影響が続いています。そこで私たちの取るべきスタンスについて考えました。
 まず大切なことは,自分がかからないための細心の注意を払うこと。例えば人ごみはなるべく避け,手洗いうがいを徹底すること,公共交通機関を使う際はマスクを着用する,たくさんの人が集まる場所への不要の外出はひかえる……等です。
 次に家族が上野ことに気を付け,かからないようにすること。続いて自分の所属するコミュニティー内での感染を食い止めること。例えば私ならば学校の職員室内で感染者が出ないようにみんなで気を付けること。
 学校が始まったら,子供たちみんなで感染しないように気を付けて生活すること。そのためには子供たちそれぞれの御家庭で感染しないよう気を付けて生活していただくことも必須ですね。
 日本中,世界中がそうやって気配りしつつ,世界的な蔓延を食い止める営みの遥か先に,今回の事態の収束が見えてくると思います。
 決して「みんなでかかれば怖くない」「インフルエンザのように当たり前な病気になるのでさほど気を使う必要はない」などと考えてはなりません。誰かがそう考えて勝手に行動し続ければ,新型ウィルスの拡大は絶対に食い止めることができません。
 経済が回らなければ……という懸念はありますが,人を回すのではなく物流を確保する手立てを講じる必要があります。
 リーマンショックはお金が回らないことによる経済崩壊でしたが,今回は物が回らない危機ですので,市場にお金を供給するのでなく,安全な物流の確保を最優先すべきです。
 しっかりとした方向性を見失わないようにして,みんなで危機を乗り越えましょう。
3月12日 木曜日
 この時期になると,転勤の恐怖が頭をよぎります。私は今の学校に5年間勤めました。まだまだこの学校にいたいと願っています。このまま転勤になって今まで向かい合ってきた子供たちと急きょお別れしなければならないとなると,悔いが残り過ぎます。しかしこればかりはお上が決めることで,私にはどうにもなりません。
 ですがそんなことを悩んでいても仕方がありません。4月から,今の学校に残る前提で,あれやこれやと考えて準備をしております。
 百人一首の練習ですが,4月からしばらくは向かい合って札を取り合うことはひかえた方がよさそうな雰囲気だと思います。そこで子供たちがお互いに2メートル以上離れて札を並べたり取ったりできる用具と練習方法を準備しました。
 続いて万が一,百人一首の大会が今後しばらくできないような事態になった時のことを考え,大会に参加することと同等の経験を子供たちに保証する手立てを考えました。
 例年9月から実施する『オオクワガタを卵から育てよう』のワークショップは,6月にスタートできるよう準備します。今までワークショップに参加してくれた子供たちをリーダーとして育て,活躍させることで,集団としての士気を高める必要があると感じたからです。
 子供たちは,手をかけ,言葉をかけ,心をこめて育てなければ,育ちません。予定外の長い休みの穴埋めは,一般の方々が考えるのとは桁違いにきちんとやっていかないと,子供たち一人一人の生き方や価値観に大きく影響してしまいます。
 そんなことを書いている今すぐにでも,子供たちの心に直接訴えかける手立てが必要と痛感しております。何か工夫します。
3月11日 水曜日
 東日本大震災から9年が経ちました。宇都宮市は震度6強の烈震に見舞われ,当時私の住んでいたオンボロアパートの部屋は,床にビー玉を置けば転がりだすようになりました。
 胸に手を当てて思い出せば,書きつくせないたくさんのことがよみがえってきます。でも不思議なことに,思いだそうとしなければ通り過ぎることもできそうな気がします。
 私たちの未来をきちんと見据えるために,当時何があったのか,そして今はどうなのか,きちんと見ていきましょう。
3月10日 火曜日
 4月から学校が再開したら,また,火曜日の朝には子供たちに本を読み聞かせようと思い,よい本を探しています。
 本は,子供たちの魂を揺り動かしたり勇気づけたりできるような力のあるものを選び,事前に100回くらい下読みをして,読み聞かせます。
 今は社会全体がコロナショックに打ちのめされていますので,あきらめないこと,そして夢や希望を言葉にし続けることの大切さが伝えられる本がよいと考えています。
 ふと,斎藤憐氏の童話『ゾウのいない動物園』と小出隆司氏の絵本『ゾウ列車がやってきた』を思い出し,両方3度くらいずつ読み返しました。
 今の子供たちに必要な要素はたくさんあるのですが……。読み聞かせではなく,手に取って何度も読んでほしい本だと思い,候補から外しました。
 朝の読み聞かせの本選びというのは,ものすごく難しいです。中には登場人物の気持ちを想像し過ぎて,一日中悲しみを引きずってしまうお子様もいます。デリケートな心たちを包み込み,温めるような本,きっと見つけます。
3月9日 月曜日
 この日記のデータの入ったメモリーカードを洗濯してしまいました。仕えなくなっちゃったかなぁ??と少しばかり心配しました。まぁ使えなくなったとしても,新しいのを買ってきて,ホームページにアップされているデータをダウンロードすればいいことなのですが,それにはだいたい3時間くらいたっぷり時間がかかってしまいます。はっきり言って面倒くさいので,メモリーカードが壊れていないことを祈り,お煎餅の入っていたカンカンにメモリーカードと大量の乾燥剤を入れ,密閉して3日間放置しました。
 パソコンに差し込んでみると……。
 何事もなかったようにデータは正常?な感じです。まだ分かりませんが……。
 そういえば10年ほど前,防水ではないガラケイを金魚の水槽に水没させてしまった時にも,同じ方法で復活させたことを思い出しました。ということで,みなさん,私と同じ状況になってしまったら,お煎餅の空き缶に水没させてしまったモノと乾燥剤を入れて,密閉して3日ほど放置してみてください。煙が出たり,爆発したりしても何の責任も負えませんが,高確率で復活するかもしれませんから。
3月4日 水曜日
 授業がある日は毎朝,わが家の近くのショッピングモール始発のバスで通勤します。そのバスは朝6時17分にわが家の近くのバス停を通過します。そのバスだと座って学校まで行くことができるのですが,それを逃してしまうと,後はものすごく遠くから来るバスに乗らなければなりません。押し合いへし合いの大混雑が常なのですが,最近は……。
 授業がない日はちょっと遅く通勤したいと思って,このところ3日くらい,朝7時前後のバスに乗ります。もちろん遠くから来るバスです。しかし……。
 貸し切り状態!!!日本経済どうなっちゃうんだべぇ??って感じです。
3月3日 火曜日
 いつも全盲の私と一緒に音楽の授業を担当してくださっているN先生に,何日かに分けて6年生の音楽の鑑賞プリントを読み上げてもらいました。その際,録音機を回させていただき,別の時間にそれを聴きながら,一人一人が書いた内容をパソコンにまとめ,コメントを書いています。例年は一人一人に言葉をかけるのですが,今年はその時間が吹っ飛んでしまいました。寂しいかぎりです。
 宇都宮市立中央小学校では,4,5,6日の3日間に児童が学校に残した荷物を取りに来ます。プリント類はその時に返却することとなりますが,今年は音楽の鑑賞プリントにコメントをつけられる期間が例年よりかなり短く,そのため書く内容が若干あっさりしてしまい,心苦しいかぎりです。
 それでも一人一人に対して,一言一言に感謝の気持ちと願いを込めて,コメントを書いていきます。
3月2日 月曜日
 宇都宮市立中央小学校の児童も,今日から休校となりました。しかし教員はその事後処理でバタバタしております。
 2月28日の金曜日は,子供たちにとって今年度最後の授業日となりました。先生方みんなで力を合わせ,衛生管理を徹底して,体育館で6年生を送る会を実施しました。児童一人一人に手洗いうがいを徹底させ,手の水気をきれいなハンカチでふき取らせた後,念入りにアルコール消毒をし,マスクを着用させて体育館に入れました。多分,子供たちにとって一生忘れられない日になったと思います。
2月18日 火曜日
 宇都宮かるた会主催の新人かるた大会が,3月7日にあります。我らが中央小学校放課後かるたクラブのお子様方13名がその大会に出場します。
 ということで私はあまりの多忙さに,練習に立ち会うことがなかなかできないのですが,子供たちが自分たちで練習に励める形を整えました。
 自陣25枚,相手陣25枚の札を,競技かるたの企画に合わせて並べられる競技台を,本田技研の車の設計をされていたN先生が作って下さり,子供たちは毎朝,理科室の大机に並べられたその台に,札を並べます。
 2時間目と3時間目の休み時間に配置を覚え,お昼休みに上の句のみランダムに読み上げるCDを使って札を取っていきます。
 この台,札を一度並べると,そのままどこへでも持ち運べるように作られており,また,払った札以外は,近くの札も含めて並びが乱れないように作られています。
 子供たちは毎日毎日,6年生が下級生の面倒を見ながら,自分たちで一生懸命練習を進めております。
 実戦経験が非常に乏しいお子様たちですが,検討してほしいなあと祈る毎日です。
2月4日 火曜日
 猛烈な忙しさに見舞われております。世の中では教育改革が叫ばれ,小学校では2020年度より新しい学習指導要領がスタートします。英語が教科となり,道徳も教科となり……。宇都宮では4月より,小学校の音楽教科書の会社がそっくり変わってしまいます。当然のこと,内容もガラリと変わってしまいます。
 新年度を迎える前に,1年生から6年生までの音楽の教科書の内容を全て予習する必要があるのですが,これは大変な作業です。今日はそのための話し合いをしました。何としてもこの試練,乗り越えなければ……。しばらくばたばたします。
1月29日 水曜日
 猛烈な風雨でした。学校に来る時に傘の骨が何度となく裏返り,身の危険を感じました。それでも子供たちは元気に8時5分までに全員昇降口を入り終えました。
 ぬれた靴下を履いたまま上履を履いた子供たちがたくさん,職員室に「冷たい,冷たい」といって集まってきました。靴下を脱がせ,貸し出し用の上履を履かせ,教室に向かわせました。
 そういえばランドセルはぬれたままにすると傷みがはやいので,水分をきれいにふき取らせました。先生方が言わなくとも,そういうことが自然にできるようにするにはどうしたらいいだろう……と,ふと思いました。
1月27日 月曜日
 な,何と,某お方からクリスマスプレゼントとして宝くじを3枚いただいたのですが,その中の1枚が3000円当たっておりました。
 私は今までの人生で,300円宝くじを合計300枚以上買ってきましたが,300円意外当たったことはありませんでした。それがそれが……。
 いやぁ3000円が当たるまでの宝くじ人生を振り返り,感無量でございます!!
1月23日 木曜日 給食週間
 今週の中央小学校は,給食週間でした。私は月曜日が岡山でしたので,火曜日から金曜日まで,スペシャルメニューを楽しませていただくこととなりました。
 子供たちの食への関心が半端ないことになっておりまして,ちょっとしたお祭り騒ぎでした。
 私は子供たちの食への関心を高めるために,給食のメニューはだいたい2時間目の休み時間と3時間目の休み時間の間の20分間の休み時間に,近くをうろちょろしている子供たちに尋ねます。
「先生,今日のメニューは和歌山県の郷土料理で,クジラの竜田揚げです。くじらですよ,ク・ジ・ラ!!」
 火曜日はくじらの竜田揚げが出ました。水曜日は宇都宮の郷土料理ということで,里芋コロッケと,かんぴょうのお吸い物にユズゼリーがついておりました。木曜日はドイツ料理ということで,横文字の料理がズラァリと。金曜日は韓国料理だそうです。
 中央小学校の給食は,学校に併設されている厨房で作られていますが,ものすごくおいしいです。というか子供たち,恵まれています。調理員さんが朝7時に,職員室に厨房のカギを取りに来て,そこから作業が始まっています。多分,毎日,ホームページで写真入りで毎日,メニューが紹介されています。詳しくは
○中央小学校の給食の紹介ページ
からご覧ください。
1月22日 水曜日 信じるということ
 我が家の軒下では毎夏,ツバメが巣を作り,子育てをしています。ツバメたちは私のことを全面的に信じているらしく,人間がジャンプしたら簡単に届いてしまうような場所に巣を作り,子育てをしています。
 先日,空になったツバメの巣に,スズメが棲み始めました。棲み始めた理由としては,暖かそうだったからかもしれません。結果,このスズメは毎日毎日びくびくしながら暮らさなければならなかったのかもしれません。
 昨日,夜7時頃,私が帰宅すると,とうとう慌てて巣から飛び出し,屋根に激突してそのまま★になってしまいました。
 鳥が巣から飛び出してもちゃんと巣に帰れるよう,かなり明るいセンサーライトが設置されているのですが,それでもスズメ君を救うことができませんでした。
 野生の生き物が人間を信じられるようになるって,かなり大変なことなんだと痛感しました。
1月17日 金曜日
 今日はあの阪神淡路大震災が起きてから25年目になるということです。あの日のことは,昨日のことのように覚えております。
 私は東京の盲学校で学生をしており,ちょうど卒業の年でした。寮生活をしており,朝のニュースで震災を知った私は,当時私のガイドをしてくださっていた早稲田大学の学生さんの実家(神戸市)に向けて,支援の品を送りました。
 その日のうちに,各運送会社さんの阪神方面への荷受けが停止になったのですが,私の荷物は神戸に届けられた第一号の荷物となりました。
 私のガイドをしてくださっていた方は今,三重県の農家に嫁ぎ,5人のお子様に恵まれて幸せに暮らしております。あれからもう25年も経つんだなぁ……。そんなことをしみじみと思いだしました。
1月15日 火曜日
 猛烈に忙しい日々が過ぎていきます。卒業式まであと授業日は40日ちょっと。6年生にとってこの残りの日々をいかに充実させられるかによって,小学校生活を一勝の宝に出来るかどうかが左右されます。感動の卒業式に向かって全力疾走!!です。
1月10日 金曜日
 冬休み中に鳥に食べられて葉っぱが丸坊主になってしまったブロッコリーで,面白い実験を始めました。
 たまたま株が3本ありましたので,下の写真のように,食べ残された葉っぱの軸を切り落としてもらいました。

 写真では,3本の株が並んでいます。それぞれの株には,左から「1」「2」「3」という番号のついた立札がつけられています。
 「1」の株は,残った葉っぱの軸が茎に近い部分で切り落とされています。「2」は軸が半分切り落とされており,「3」は葉っぱの軸が全て残されている状態です。「3」はちょうどアロエみたいな感じでしょうか。
 このような状態にして,子供たちにどの株が一番きちんと育つか,新しい葉っぱが出てくるとしたらどこからか。そんなことを予測させることにしました。
 早速そのための全校児童向けのお便りを作りました。
 お便りは近日中に
宇都宮市立中央小学校公式ホームページ『共に生きる』閲覧ページ
で公開されます。今までのお便りも読むことができますので,是非ご覧いただけましたら幸いです。
1月8日 水曜日
 今日から2020年の授業がスタートしました。今朝は東日本大震災復興ソング『花は咲く』をリコーダーで演奏して,子供たちを迎え入れました。みんな元気そうで何よりです。
 1時間目の始まる前に全校朝会があって,校長先生の御話をみんなで聴いて,通常授業とあいなりました。
 例年この時期,指ぬき手袋をして朝,昇降口、でリコーダーを吹くのですが,今年は暖かいスタートとなり,手袋どころかジャンパーも着ずに,リコーダーを吹きました。
 地球は確実に温暖化しており,私たちはしっかりそれに対処していかなければ,子供たちの,人類の未来は危ういと痛感する今日この頃です。
令和2年 1月6日 月曜日
 あけましておめでとうございます!と言いたいところですが,新年早々,私の周りは事件だらけ。なぁんて言ったって大した事件じゃぁないんですが。
事件その1
 昇降口を出たところで育てていたブロッコリーが,カラスに食べられて丸坊主になっていた!!
事件その2
 金魚水槽のエアポンプが見事に故障。安かろう悪かろうってものを使うと大変なことに??
 その他諸々。今年もいろいろありそうですが,元気に乗り越えてまいります!!
12月25日 水曜日 クリスマス
 朝はジャズ風にアレンジされたジングルベルの伴奏に合わせて,ソプラノリコーダーを吹いて,子供たちをお迎えしました。
 休み前最後の集会があり,校長先生のお話をみんなで聞きました。
 校長先生のお話を集会で聞くのは,今年度になってから5回目となります。今回のお話は,今まで4会の講話を振り返り,その共通点を考えさせる内容でした。
 子供たちは1回1回のお話をよく覚えております。私なんか全然覚えていられないので,記録に残して振り返っておりますが,子供たちの記憶力には脱帽です。
 子供たちの,一つ一つの経験を覚えていることのできるこの段階に,きちんとした経験を積み重ねさせることの大切さを肝に命じ,子供たちに向かい合っていこうと改めて思いました。
12月23日 月曜日
 昨日は暦の上で「冬至」でした。北半球では太陽が出ている時間が一年中で一番短い日となります。
 私は毎朝,昇降口前で,CDプレイヤーで季節の音楽を流しながら,その日の出来事や予定などを,声でお知らせしています。
 ということで,子供たちは最近,冬至について,いろいろと調べているらしいです。
 今の世の中はインターネットでさまざまな情報が検索できます。国立天文台のホームページにアクセスすると,宇都宮の冬至の日の出と日没の時刻が調べられるそうで,日の出は6時49分,日の入りは16時29分だとか。太陽の出ている時間は9時間40分なんだそうです。
 それに対して夏至の日には,太陽は14時間20分出ているそうです。
冬至と夏至では,宇都宮では太陽の出ている時間の長さに4時間40分の差があるのですね。
 そういうことを,興味を持って調べる子供たちが育ってきました。そういう子供たちが増えるとよいなあと願う今日この頃です。
12月19日 木曜日
 私はN先生と3年生担当のT先生と一緒に,集会放送委員会なる委員会を担当し,子供たちにアナウンスの練習をさせたり,集会の運営をさせたりしています。
 今日はクリスマス直前ということで,中央小学校のよい子の皆さんへのクリスマスプレゼントとして,谷川俊太郎さんの詩集『友達』の朗読をメンバーにさせて,私が録音編集したスペシャル音源を,お昼の放送で聴いていただきました。
 ALTのK先生に,ワンセンテンスずつ英訳文を朗読してもらい,日本語,英語両方で,谷川さんの詩の世界をお楽しみいただきました。
 反響は……。
 次は小泉周二さんの詩集から何か朗読してもらおうか……などと思っている今日この頃でした。
12月18日 水曜日
 お昼休みに音楽室で,校内カラオケのど自慢大会を行いました。参加児童33名,15組のみなさんによる自慢の歌声披露,めちゃくちゃ盛り上がりました。
 私と一緒に授業をしているN先生発案の企画でしたが,N先生の思い入れが半端なかったです。紅白幕やら演歌歌手の置物やら,優勝カップやら何やらかんやら……。写真やら録音を御紹介できたらよいのですが,肖像権やらプライバシーの権利やら,著作権やらなんちゃらで,それが叶いません。
 私は審査員なるものをさせていただきましたが,お時間の都合により歌いだし5秒で点数をつけなければならず……。それでも歴然と結果を判断し伝えることができるくらい,歌いだしってのは大切だってこと,みんなに伝えられたってことで,よかったです。子供たちと一緒に,真剣に遊んでいます。
12月11日 水曜日
 昨日の夜は歯医者へ行きました。下の奥歯の詰め物が変色してきているとのことで,掘って詰め直すとのことでした。最初は麻酔を使わずに削り始めたのですが……。中を開けたらあらぁびっくり!!結局強い麻酔をかけて,処置することに。
 口がしびれた状態で,遅いお夕飯をいただきましたが,おいしいはずの食べ物の味が感じられない……。お年寄りとか,強いお薬を使っている方とかが食べ物を食べるって,もしかしてこういう感じなのかな??そう思ったら,若干センチメンタルな気分になりました。
12月4日 水曜日
 宇都宮市内いくつかの学校で,インフルエンザによる学級閉鎖が始まりました。7日は全市一斉土曜授業ですが,この時期学級閉鎖というのは特に大変だろうと思います。
 そこで私はこのところ毎朝,子供たちを昇降口前でお迎えする際,休み時間ごとの手洗いうがいを呼びかけています。中央小学校は昨年1クラスが2日間学級閉鎖になりましたが,一昨年まで3年連続,インフルエンザによる学級閉鎖はありませんでした。昨年の学級閉鎖も,34名の学級で5名の罹患者が出た時点での決定でしたので,周囲の学校に比べて遥かに厳しい基準による健康管理を考えた上での,実に的確な対応でした。おかげさまでその後,即,インフルエンザは終息し,後の学校行事への影響は最小限に留まりました。
 ということで,風邪気味の児童が増えてきたことを考慮し,翌日に予定されていた音楽集会は中止となりました。残念……。
12月3日 火曜日
 歯を治していただきました。見た目は全く元通りとのこと。違和感もありません。歯医者に言われました。
「1月になったら今回割れた歯は作り直しましょうね。」
振り返れば今から20年前。違法駐車の大型トラックの荷台に顔から突っ込み,前歯がグチャグチャに崩壊した時に作っていただいたインプラントの歯です。まぁ20年間よく頑張りましたって感じです。1月に新しい歯を作ってもらえばまた20年間大丈夫?かも。
 私は半年に一度,必ず歯の検診を受け,メンテナンスをしているのですが,今回も小さな虫歯寸前を見つけられてしまい,10日に掘って埋めることになりました。
12月1日 日曜日
 いよいよ師走に入ってしまいました。三重県伊勢志摩の和具漁協青年部より,立派な伊勢海老が4匹送られてきました。年に1度,超限定販売送料込み活きた伊勢海老1キログラム……実際には1・5キロくらい入っているのですが,7000円という破格な企画があり,そこで今年は申し込み解禁日に即申し込んだ次第です。
 めちゃくちゃおいしかったのですが,あまりに夢中になって,鬼殻焼きをバリバリ食べていたら,あぁやっちまった!!作り物の前歯が崩壊しておりました。
 仕方なし,行きつけの歯科医院の歯科医師に電話すると,
「今日は日曜日だから明後日の3時半に来てください」
と言われてしまいました。そりゃぁそうだ。まぁおいしいことがあれば,何とやら。禍福はあざなえる縄の如し…ですなぁ。
11月29日 金曜日
 昨日の夜,手作りのオペラコンサート主催者の黒羽りつ子さんの御実家に,演奏会の打ち合わせに出かけました。客席は150席用意するといいますが,チケットは全部で60枚ちょっと売れているにとどまっているそうで,いやはや苦戦を痛感しております。ご興味のある方は,
○手作りのオペラコンサート特設ページ
より,主催者の黒羽りつ子さんに直接お問い合わせいただくか,栃木県総合文化センターギャラリー棟プレイガイドでチケットをお求めいただけますと幸いです。なお,特設ページでは,今回上演する『リゴレット』の音声解説,音楽そのもの,そして私の演奏をお聴きいただけます。何卒よろしくお願いします。
○南沢創演じるリゴレットを一瞬聴く!!
11月24日 日曜日
 栃木県総合文化センターの地下2階リハーサルホールで,リゴレットのアリア2曲を歌ってきました。アルス・カントゥス声楽研究会の会員が,演奏会本番を想定して,2曲ずつアリアを歌う構成の練習会でした。
 12月15日のリゴレット演奏会の出演者は,歌い手としては黒羽さんと私の二人だけで,他の方々はまた別のオペラの歌を歌っておりました。
 私は超難曲を2曲歌いましたが,それだけでヘロヘロになりました。体力をもっとつけなければ……と思いつつも,多分,当日もこのくらいのレベルで歌えるだろうという演奏はできたと思います。その録音は近日中にお聴きいただけるよう,準備していきます。
 12月15日,私は「リゴレット」の役で歌わせていただきますが,本職は公立小学校の教諭です。ですから今回の演奏会には助演として出演する形となります。
 ところで,演奏会を開く際は,会場費等諸々の費用がかかる都合,入場料をいただくことになりますが,私の出演料なるものは一切発生しません。また,チケットの販売元は主催者に帰属するため,私が自由に取り扱えるチケットは1枚もございません。そんなわけで,今回のチケットはどこで手に入るのかなぁ……と思っていたら,教えていただきました。栃木県総合文化センターのプレイガイドへ行くと,購入できるんだそうです。ということで皆さま,栃木県総合文化センターは,現在工事中ですが,プレイガイドは開いておりますので,是非そこへ足を運び,チケットを購入し,何年かに一度しか演奏会に出演しないだろう私の歌を,生で聴いてやってください。
11月21日 木曜日 論文書いてきましたぁ!!
 得意そうにある児童が,私のところへやって来ました。
「先生,落ち込んでいる人を励ます論文書きました!明文ですから聞いてください!!」
「うん,よしよし,読んでごらん!!」
児童は論文とやらを読み始めました。
「雨の日もある,風の日もある,たまに晴れたらまるもうけ…くらいの気持ちで気楽に生きて行けば大丈夫。」
思わず笑顔で
「馬鹿もぉん!!それAUのコマーシャルソングの歌詞のパクリじゃんかぁ!!」
と叫んじゃいました。危ない危ない。褒めそうになりつつも,うぅん???と一瞬考えて反応したのですが,返って来た言葉が何ともかんとも。
「世の中に溢れている言葉なんて,みんな言い古された誰かのパクリじゃん?」
「……」
 そういえば自分の心から湧き上がってきた言葉が,既にこの広い世界のどこかで使われている言い回しってケース,多いですよね。それもパクリというんだろうか……。
 そんなことをボォっと考え込んでしまいました。
11月20日 水曜日 やっちまったぜごめんなさい!!
 毎月,第一水曜日か第二水曜日のお昼の放送で,その月生まれの児童と先生を紹介してもらっています。その名簿一覧を作って,放送担当の子供に渡すのが私のお仕事の一つだったりするのですが……。
 今月は先週13日の水曜日がその放送の日でした。私は朝,昇降口前で,ソプラノリコーダーでハッピーバースディを演奏しながら子供たちを迎え,お昼の放送の告知をするのです。
 何をやらかしたかというと,11月生まれの人を一人,抜かしてしまったのです。しかも11月13日生まれの人。その人は中央小学校に教育実習に来ているTさんでした。毎年,誕生月紹介の際には,教育実習で来ている方の誕生月を確認して来たのですが,今年に限り,忙しさにかまけ,てっきりすっかり忘れました。忘れられた方の気持ちになって考えると,いたたまれない思いでいっぱいです。というわけで,この場を借りて,公開懺悔です。
11月19日 火曜日
 新しい杖が届きました。しっかしです。何というか,おもちゃみたい。太くて軽くて,プラスチックの棒???みたいな。これで折れたりしないんだろうか。
 アスファルトに打ち付けると,音もまたおもちゃっぽい。全く全くどうしまちょ……って感じです。
11月11日 月曜日
 昨日は突然,とんでもない災難に見舞われてしまいました。白い杖をついて大通りを歩いていたら,下水の網目状の蓋(ブレーチング)に,杖が引っかかってしまい,思わず手を離すと,そのままストーンと下水に落ちて行ってしまいました。3秒くらいたって,深ぁい底の方から,「ポッチャァン」という音が聞えてきました。
 やっちまったぁ……。ってな感じで,帰宅して,折れた釣り竿に包帯を巻きつけて,杖の代わりにしました。いやぁ,笑っちゃうくらい役に立たず,今日はいつも歩きなれた街中で遭難……みたいな。
 どうにかこうにか,宇障連事務所で白杖をお借りすることができました。
11月7日 木曜日
 11月8日は,近くの中学校の合唱コンクールの審査員として,出かけていきます。そのため最近は,学校が終わった後,JR宇都宮駅のスタバに入りびたり,合唱コンクールで歌われる曲をYOUTUBEでききまくっています。
 我が家は経費節減で,インターネットの常時接続環境は整っていません。そのため,公衆無線ランを多用するのですが,これがなかなかよいです。家だとどうしても寝床が恋しくなってしまい,すぐにバタンキュー……みたいなことになるのですが,喫茶店みたいなところは,そういうことはなくて,文章を書くにしろ,音楽を聴くにしろ,読書するにしろ,何をやってもはかどります。
 最近の合唱曲を,気合を入れて聴きまくっておりますが,今風でなかなかよい感じです。伴奏はシンプルだけどおしゃれな和音を使ったり,リズムパターンを変化させて気分を変えてみたりと,本当,いくらでも聴いていられる感じです。一般の小中学校の合唱コンクールで歌われる曲はほぼ全て聴くことができるのが,びっくりです。さ,気合を入れて審査します!!
11月6日 水曜日
 今週の中央小学校はあいさつ強化週間で,子供たち,毎朝昇降口、に並んで,後から登校してくるお友達にあいさつをしています。元気ですがすがしくてよろしい!!って感じなのですが……。
 みんなが昇降口を通過した後,百人一首に燃えている男の子が下駄箱の靴を並べ直していました。
「先生,靴の乱れは心の乱れですよね?今日はずいぶんと激しく乱れています。」
 彼が靴の整頓を終えた後,うっかり誰の靴が乱れていたか,尋ねてみると……。
1年生から6年生の靴の乱れていた児童の名前を早口で一気に言っていきます。マジかぁ……みたいにぽかぁんと聞き流してしまいました。すさまじい暗記力でした。
10月31日 木曜日
 12月15日の演奏会に向けて,オペラの練習に必死で取り組んでいます。イタリアオペラは言葉が分かりづらいので,聴き手にそのよさを伝えることは大変難しいことです。しかしそれでは文化が広がっていきません。そこで「聞けば内容も音楽も同時に楽しめる解説入りCD」を作ることにしました。手探り状態ですが,プロジェクト進行中です。
 音源が出来上がったら,バリアフリーかるたのページに演奏会の案内と一緒に,音源を聴くページを設置してもらっちゃおう何て考えております。
10月28日 月曜日
 私の指導する中央小学校放課後かるたクラブが,うつのみや百人一首市民大会の低学年の部で,見事,全勝で,強豪校を抑えて,優勝しました。
 この大会にかける宇都宮市の力の入れようは半端ありません。今回は一つの会場で同時に百人一首の競技をする人数の世界記録へのチャレンジがかかっており,見事,ギネス社により,公式に世界一と認定されました。それもあってか,6人の優勝メンバー一人一人に授与された金メダルは,本当に重厚なつくりでした。
 宇都宮中央郵便局長賞として中央小学校に授与された,いにしゑの丸形郵便ポストの形をした特大貯金箱は,500円玉でいっぱいにしたら200万円貯められるという代物。小学生の胴体ほどの大きさがありました。こんな大きな貯金箱,どうするんでチョ……。
10月9日 水曜日
 今朝は音楽集会がありました。2年生がアルゴリズム体操をおどり,5年生がポケモンのエンディングソング「心のノート」を感動的に歌い,全校生で国民体育大会歌「若い力」を歌いました。
 栃木県では再来年,2021年に国体が開かれます。それを先取りしてみんなで大熱唱しました。すばらしい歌声で,ジィンとしてしまいました。
10月7日 月曜日
 先週の金曜日は全校で欠席者1名。まだ夏休み明け全員登校日は1日しかありません。今日こそは……と期待していたのですが,風邪で6名欠席。ありゃぁ……。明日こそはと期待するのですが,どうなることやら。
 今朝は低学年の女の子が泣きながら登校してきて,近くのお友達に理由をたずねると,途中で中央小学校オリジナルバンダナを落としてしまったのだとか。みんなで探しても結局見つからず,学校まで来たとのこと。
 大人なら「まぁいっかぁ……」となりますが,子供はそうはいきません。
 そのうちに地域の方がバンダナを見つけて届けてくださいました。泣いていた女の子が心から「ありがとう,ありがとう」と言い続ける姿に,この気持ちを一生忘れないでほしいと願いました。
10月4日 金曜日
 宇都宮の小学校は2学期制で,来週の金曜日,つまり10月11日に一学期が終了します。というわけで,今,一緒に授業をしているスーパーモデルみたいなピアニスト?N先生に,子供たちが鑑賞の時間にまとめたプリントを読んでいただいております。それをできるだけICレコーダーで録音し,パソコンで文字に起こし,何度も何度も読み返したりもします。
 音楽の鑑賞の力とは切り離して浮観するに,文章力ってのはある程度学力に比例していますが,一人一人の世界観やら想像力って,学力との相関関係はあんまりないような気がしています。
 小学生ですから,言葉の単語一つ一つにきちんとした概念付けがされていない部分も多く,それ故,宇宙語みたいで,大人には理解が難しい文章も連発します。でも,それを何度も聴いているうちに,不思議なものです。子供たちの世界観の独自性と言うか,深さに驚かされます。時として,心の内面まで見えてきます。
 そうすると,不思議と勉強のできるできない,歌の上手下手,運動のできるできない,記憶力のよいわるい,その他諸々,ほんのちっぽけなことのように思えてきます。
 私も人間ですので,人の好き嫌いって多少あります。どうしてかあんまり器用じゃない方がかわいいと思ったりするのは何なんでしょうねえって感じです。
9月30日 月曜日
 明日から消費税率10%が始まります。そこで私もキャッシュレス決済を真剣に考え始めました。手始めに「スイカ」をもつことにしました。
 ところがです。スイカを使うだけではポイントが貯まらないことを知りました。主にJR東日本の駅ビル等で発行されるJREポイントカードに,ポイントが還元される仕組みのようです。
 私もJREカードをもっておりましたので,どうやってJREカードにスイカを使ってポイントを貯めるのか,調べてみました。
 すると,インターネットで今もっているJREカードを登録し,さらにそのユーザー専用ページでスイカの情報を登録しなければならないことを知りました。
 全ての作業を15分ほどで完了しましたが,これ結構面倒くさかったです。
 でも,これからしばらくは,宇都宮の駅ビルパセオで買い物をする時に,JREカードとスイカを出してお支払いをすると,JREにはその場で1%,そして翌月にキャッシュレス決済ポイントが入る,みたいなお得なことになるらしいです。
 私はビューカードをもっていないのですが,ビューカード経由でスイカにお金をチャージすると,そこにもポイント還元が発生するというので,こりゃぁびっくりってな感じです。これ以上は無駄遣いを誘発させられそうなので,キャッシュレス対応は,この辺で一時休戦にしておきます。
9月27日 金曜日
 9月は「いじめ0協調月間」だそうで,宇都宮市立中央小学校でも,いじめを起こさないようにする手立てをこの一カ月間,児童一人一人に考えさせる取り組みが行われました。
 言うまでもなく「いじめ」ってのは,そう単純なものではありません。基本「僕は,私はいじめられている」と感じる児童が出たら,学校側,教師サイドでは「いじめがあった」と認識して対処しなければなりません。
 しかし,感じ方は人それぞれ。ある人は「この程度で?」,ある人は「これはけしからん」となるわけで,そこに難しさが存在します。
 中央小学校には3年生の各クラスの代表児童が集まって組織する「代表委員」というのがあり,その子たちが「いじめ0集会」なる会を企画しました。その中で,全校児童に「いじめ」について考えさせる劇を演じました。
 劇では,4人の登場人物のうち,3人が同じスイミングスクールに通っている設定で,4人が集まっているところで,3人がスイミングスクールの話をします。
 この状況が「いじめ」と言えるか,「いじめ」ではないか。全校生に問いかける内容で,その後,児童の間でも,教員の間でも,大激論をしました。代表委員の子供たちに,全校生が「いじめ」についての考え方,捉え方の難しい側面を突き付けられたわけです。ちなみに私は,この件についての確固たる考えはあるのですが,それは多くの先生方からの反論を招く立場だったと。
 結局,結論は出ない形とあいなりましたが,こういうことで学校中で議論することが大切なんだろうと思う今日この頃です。
9月26日 木曜日
 ドラネコ君の飼い主が緊急入院し,私もバタバタな毎日を送っておりました。
 24日に無事退院してまいりましたが,しばらくは安静にとのこと。
 その間も私は毎日学校に出かけました。
 宇都宮市立中央小学校は,4年前から不登校や長期欠席者は0です。これってものすごいことなんだろうなあと,あらためて感じました。正直,家族が緊急入院したら,その間,大人の私だって,学校へ行くのが億劫になります。ましてや小学生はもっとでしょう。
 多分,児童の中には,私なんかよりはるかにつらい思いをしたり,大きな心配事をかかえていたりする子供たちもいるはずです。でも,みんな学校へ通い続けている,それが宇都宮市立中央小学校です。
 全ての子供に,安心できる居場所を作ることこそ,私に与えられた仕事なのだと思う今日この頃です。
9月10日 火曜日
 私は音楽の授業を担当している都合,月曜日から金曜日まで,基本,1時間目は授業がありません。朝一ってのは声が出にくいので,2時間目以後に授業が入っているという形になります。
 そんなわけで,1時間目は職員室にいることが多いのですが,一時間目の始まる直前は,たくさんの子供たちが職員室にやってきます。
 クラスに配布するお手紙を取にきたり,健康観察簿を届けに来たり……。
 私は必ず一人一人の子供と会話するようにしています。その中で,各クラスの出席状況を把握します。
 中央小学校は4年前から,不登校は一人も出ていませんが,全員がせいぞろいするというのも,難しいことです。夏休み明けは9月3日の朝,一瞬せいぞろいだったのですが,2時間目に発熱で帰宅した児童がいて……。それ以外はおしいところまで行っているのですが,せいぞろいは達成されておりません。夏休み明けというのはどうやら子供たちにとって体調が安定しない時期らしいです。
 来週あたりには全員せいぞろいになってほしいなあと,密かに願う今日この頃です。
9月9日 月曜日
 めちゃくちゃすごい台風が通り過ぎていきました。宇都宮市は全市で小中学校休業日となりました。その発表が前日8日のお昼過ぎ。この判断は,全国的にも大変速い対応です。
 というのも私,教員の全国的なネットワークの中で情報をやり取りしているのですが,その中では最も速い,的確な対応だと感じました。子供たちの安全を第一に考え,予防的且つ迅速に対応すること。多分,今回のような天災だけでなく,いわゆる学校崩壊や,学級崩壊の危機も,そんな対応が大切だろうとあらためて感じました。
9月3日 火曜日
 朝,五年生に,椋鳩十さんの作品『山の太郎熊』を読み聞かせました。この作品は,動物をテーマとした児童文学としては,椋先生初の作品です。
 椋先生,5歳まで里子に出されていて,13歳から14歳にかけて,里親と再び暮らしておりますが,その2度目の生活の様子を題材にした作品です。
 幼馴染との再会,そして「太郎」という名の熊との出会い,物質的には貧しいかもしれませんが,そこにものすごく豊かなドラマが展開されます。
 今でしたら,熊やイノシシが人里に出てきたら「バァ〜ン!!」はいさようならぁ…ですが,本当にそんなんでいいのかい?と,読者にあつく問いかけてきます。
 お子様たちには,一昔前の私たちの暮らしを題材とした文学に数多く出会っていただきつつ,今の自分たちの生活を見直してもらえたらと願いつつ,本を朗読しました。
9月1日 日曜日
 とうとう9月。私はfreemlという無料のメーリングリストの管理人を,3つの団体でしているのですが,そのサービスが12月で終わるのだとか。
 最近freemlを経由してくるメールの冒頭に,サービス終了の案内がこれでもかってくらいにくっついてきて,超うっざぁい!!!って感じになってきました。
 しょうがないからmlを引っ越すことにしました。
 何年か前,yahoo!の無料メーリングリストが閉鎖になった時には,ずいぶんとお引越し作業に苦しんだ記憶がありますが,その時のノウハウを生かし,今度は多分,1時間もかからずに作業を終えられそうです。苦労した経験は力になりますね。ということで,まぁ仕方ない,これからも適度な苦労を積み重ねていきます。
8月30日 金曜日
 中央小学校百人一首チャレンジャーのお友達が現在25名となりました。今日はお昼休みに6年生5名のトレーニングをし,夕方3時から4時に,1年生から3年生のメンバーの練習をし,4時から5時に,お時間の取れるお子様たちと練習をし。土曜日もまた午前中,来れる子供たちを集めて練習をし。
 周囲の先生方と保護者,地域の皆様が安全確保をしてくださり,楽しく活動できていることに感謝です。
 5時過ぎに,近くの献血ルームで献血をしました。誕生月にはスペシャルプレゼントがあるとのことで,期待して行きました。プレゼントは期待とはずいぶんちがっていましたが,献血というのは「これからアクセルふかして頑張らないと」という場面では,ものすごく有効と感じています。抜かれた分の血液を体内で一生懸命作ろうという作用が働いて,献血後1週間は,一日の睡眠4時間でもへっちゃら!!な感じです。その分おいしいものもたくさん食べて,超ハッピーな感じです。
 さ,一年で一番頑張りがきく時期となりました。いろいろと攻めていきます!!
8月29日 木曜日
 今日から授業スタート。全校生そろうかな?と思いきや,1名体調不良だそうで。スタートが肝心。明日か来週中に全校生全員集合になるといいなぁ!!と願っています。
8月22日 木曜日
 今日は小山市まで出かけ,オペラの通し稽古を行います。多分,部分練習を細かくしながら進んでいきますので,全体で4時間くらいかかると思います。その練習の準備として,自分の歌う部分の脳みそへの焼き付け作業を淡々と進めております。いろいろな日常動作というか作業の合間合間に,ICレコーダー超高速再生繰り返し練習で,脳みそをいじめております。ある段階までは苦痛でしかないのが,そのある段階を突き抜けると快感に変わるのがアラ不思議って感じです。頑張ります。
8月20日 火曜日
 12月15日に,ベルディーのオペラ『リゴレット』を歌います。私はリゴレット役。全体で私の出番は1時間以上あります。その間,イタリア語で歌いまくるのですが,それを覚えるのが大変。しかしそれをアシストする新兵器が。なぁんて,それはただのICレコーダー。再生速度が変えられるのが一番の武器ですね。最初は5分の1倍速で再生させながら,点字楽譜やら歌詞やらを読んでいきます。それが5月くらいの段階。そこから徐々にスピードを上げつつ同じ作業を延々と繰り返していきます。そして今。ICレコーダーの最大倍速,3倍速で点字楽譜と歌詞をたどっております。もちろん声を出さずに無声音だけで,口はしっかり動かしながら。半年あれば上演時間2時間を超えるオペラでも,自分の役柄の歌詞が頭に焼き付きます。
 実際は焼き付けたところがスタートで,これから追い込み,あと3カ月。頑張りまぁ〜す!!
8月8日 木曜日
 視覚障害教師の会の夏季研修総会のため,静岡県の伊豆潮風館に行く途中です。あれあれ?どこかで聞いたような施設ですねぇ……。気のせい??
 3日間缶詰会議です!!ドラネコ君も一緒だよ!!
8月6日 火曜日
 今日は広島に原爆が投下された記念日です。
 そういえば今年の青少年読書感想文全国コンクールの中学生の部の課題図書『ある晴れた夏の日に』は,広島と長崎の原爆投下を題材とした作品です。
 でもこの本,舞台はアメリカの小さな街なんですよ。お話はその街の中学生が,アメリカの日本への原爆投下の是非を公開討論する内容です。
 人種のるつぼといわれるアメリカには,さまざまなルーツの人が住んでいます。日系人や,中国系の人,ユダヤ系の人もいればドイツ系の人,アフリカ系の人もいます。そしてそれぞれがそれぞれの歴史的背景を背負い,それぞれの立場で討論を繰り広げていきます。それぞれの立場を主張するために集められた資料,そこから導き出される意見の押収……。当時の世界の複雑な事情が明確に読者の中に立ち上がってくる,そんな作品です。是非ご一読ください。
8月5日 月曜日
 今日は私の誕生日で,じじいへの階段を一歩のぼってしまいました。そこで周囲の皆様に質問しました。
「私が髪を真っ黒に染めたら,20台のお兄さんに見えるかなぁ?」
そしたら即答で,
「無理。肌が年を取っているから,そこはごまかせないと思うよ。」
と言われてしまいました。うぅん,特殊メイクで何とかならないかなぁ……。
 年をとってもうれしくない,そんな年齢になってしまいました。
令和元年8月1日 木曜日
 ようやく梅雨が明けて,暑い夏がやってまいりました。宇都宮は集中豪雨とひどい雷にやられて大変なことになっております。
 そういえば,私の誕生月は8月なのですが,今日,お誕生月献血キャンペーンのDMがわが家に来ておりました。何でも誕生月に献血をすると,特別な記念品がいただけるそうです。早速,近日中に出かけてきます。そういえば今年の青少年読書感想文全国コンクールの中学生の部の課題図書『ある晴れた夏の日に』は,広島と長崎の原爆投下を題材とした作品です。
 でもこの本,舞台はアメリカの小さな街なんですよ。お話はその街の中学生が,アメリカの日本への原爆投下の是非を公開討論する内容です。
 人種のるつぼといわれるアメリカには,さまざまなルーツの人が住んでいます。日系人や,中国系の人,ユダヤ系の人もいればドイツ系の人,アフリカ系の人もいます。そしてそれぞれがそれぞれの歴史的背景を背負い
8月6日 火曜日
 今日は,広島の原爆記念日です。
8月5日 月曜日
 今日は私の誕生日で,じじいへの階段を一歩のぼってしまいました。そこで周囲の皆様に質問しました。
「私が髪を真っ黒に染めたら,20台のお兄さんに見えるかなぁ?」
そしたら即答で,
「無理。肌が年を取っているから,そこはごまかせないと思うよ。」
と言われてしまいました。うぅん,特殊メイクで何とかならないかなぁ……。
 年をとってもうれしくない,そんな年齢になってしまいました。
令和元年8月1日 木曜日
 ようやく梅雨が明けて,暑い夏がやってまいりました。宇都宮は集中豪雨とひどい雷にやられて大変なことになっております。
 そういえば,私の誕生月は8月なのですが,今日,お誕生月献血キャンペーンのDMがわが家に来ておりました。何でも誕生月に献血をすると,特別な記念品がいただけるそうです。早速,近日中に出かけてきます。そういえば今年の青少年読書感想文全国コンクールの中学生の部の課題図書『ある晴れた夏の日に』は,広島と長崎の原爆投下を題材とした作品です。
 でもこの本,舞台はアメリカの小さな街なんですよ。お話はその街の中学生が,アメリカの日本への原爆投下の是非を公開討論する内容です。
 人種のるつぼといわれるアメリカには,さまざまなルーツの人が住んでいます。日系人や,中国系の人,ユダヤ系の人もいればドイツ系の人,アフリカ系の人もいます。そしてそれぞれがそれぞれの歴史的背景を背負い

8月5日 月曜日
 今日は私の誕生日で,じじいへの階段を一歩のぼってしまいました。そこで周囲の皆様に質問しました。
「私が髪を真っ黒に染めたら,20台のお兄さんに見えるかなぁ?」
そしたら即答で,
「無理。肌が年を取っているから,そこはごまかせないと思うよ。」
と言われてしまいました。うぅん,特殊メイクで何とかならないかなぁ……。
 年をとってもうれしくない,そんな年齢になってしまいました。
令和元年8月1日 木曜日
 ようやく梅雨が明けて,暑い夏がやってまいりました。宇都宮は集中豪雨とひどい雷にやられて大変なことになっております。
 そういえば,私の誕生月は8月なのですが,今日,お誕生月献血キャンペーンのDMがわが家に来ておりました。何でも誕生月に献血をすると,特別な記念品がいただけるそうです。早速,近日中に出かけてきます。
 献血の記念品って,時と場合によりますが,実はとても高価だったりします。著名な作家さんの手作りのガラス細工とか……。血液ってのはそれほどまでに必要とされているんだなあと,つくづく思ってしまいます。
 暑い日々が続きますが,元気にいきましょう!!