12月17日 土曜日
 100年後に人類が絶滅している未来と,1万年後にも細々とではあるけれど人類が生存している未来,私たちはどちらを選ぶべきでしょうか。
 今,そんな問いが私たち人類に,鋭く突き付けられています。もちろん選ぶべきは後者です。でも,私たちは100年後には人類が確実に絶滅してしまうような,無謀な生き方をしています。毎年,確実に大気中のCO2濃度は上昇し,温暖化が進み,異常気象がより顕著に現れるようになりました。100年に一度の自然災害といわれる災害が,毎年毎年どこかでおきて,その後には起きた被害に対して必ず「想定できなかった事態」などと言って,仕方がなかったこととして片づけられてしまう。そしてまた,地球の健康を蝕む生活をみんなで続けてしまう……。それじゃぁダメじゃん?でもやめられない止まらない!!ってのが今の状況。
 少子化が深刻で……,人々のお給料が下がって物価は上がって……。そういうことが大きく問題視されていますが,人類の生存環境の崩壊危機は,少子化やスタグフレーションの危機なんかに比べられない超申告問題です。
 その超申告問題を克服するためには,産めよ増やせよ,経済を拡大させよ!なぁんて寝言を言っている場合ではありません。
 例えるなら今の地球の状況って,60センチの水槽に20センチくらいに育った金魚が30匹くらい押し込められている感じ。当然エサはいきわたりませんし,水はどんどん悪くなっていきます。そしてその30匹が飢えないように,エサを増やしましょう,水が汚くなっても病気にならないためのお薬を開発しましょうってのが,今,人類が進んでいる道。
 60センチの水槽で,健康的に金魚が生活を続けられるようにと考えたら,体長20センチの金魚ならせいぜい2匹でしょってことです。
 人類で言うならば,世界の人口が現在85億人としたら,全ての人が幸福に暮らせるようになる可能性と人類の末永い存続を考慮した地球のキャパシティーは,人類の総人口10億人以下でしょう。
 日本に暮らす人々の数としては,総人口2000万人程度で,やっと持続可能な状況になります。
  そう捉えたら,少子化問題で本当に問題になってくることは何かってことがはっきりしてくると思います。それは子どもを産めや殖やせやってことでは絶対にありません。(子どもを産んじゃいけないと言ってるのではなくて,生まれてくる命に,1000年後の子孫の暮らしに高い意識で責任をもとうというお話です)
 経済を回しながら持続的に成長させるなんてこともちがうと思います。
 しいて言うならば,使い捨てずに使えるものは使い倒す,それを力強くサポートする循環への社会全体の移行が大切です。多分,特に東日本大震災以後に建てられたマンションだったら,リノベしながら使い続ければ1000年はもちます。車だって技術的には100年修理し続けて乗り続けられるものを作る技術って,あるのだと思います。ぶっつぶして新しいものを作って買い換えてもらわなきゃ経済が回らないからといって,そういう長持ちするモノを意図的に作らないというのが現状です。
 私たち教師に課せられた使命は,少ない子供たち一人一人を地道にきちんと育てることです。子供たちは社会の宝,人類の未来を支える希望ですから。その宝というか希望が,あまりにないがしろに扱われている現状を,社会は直視すべきだし,どうにかすべきだと強く思う今日この頃です。これからの人類の未来を背負える人を地道に育てる責任……。お恥ずかしながら私は全然果たせていません。いやいや果たそうと強く思っています。だからこそみなさん,知恵と力を貸してほしいし,新しい命に最後まで責任をもち続けてほしいのです。

12月1日 木曜日
 とうとう師走。いやいやその前から全力疾走です。11月26日,27日と,実家へ行って,両親の年賀状を作ってきました。(毎年の恒例行事)
 母の言葉での説明をききながら,パソコンで写真をレイアウトし,文字を載せ……。この作業をもう20年も続けてきました。200枚の年賀状を旧式のインクジェットプリンターで印刷する作業がまぁ時間かかるったらありません。途中でインクが切れたら印刷もストップしてくれればいいのですが,色がないまま印刷を続けてしまうので,母はプリンターにつきっきりです。そしてほぼ徹夜。日曜日のお昼ごろ,ようやく宛先の印刷まで無事に終え,近所のスーパーマーケットでご当地の食べ物をどっさり仕入れて宇都宮に帰りました。
 それにしても視覚障碍者用音声ワープロプログラム,マイワード恐るべし!!です。これがあるから全盲の私でも,画像データをハガキに自由にレイアウトできます。もちろん画像の大きさも,紙のどの位置に配置するかも,自由自在です。まぁ目の見えている人に見てもらいながら,もう少し大きくだの小さくだの,左だの右だのって言われて,その通り操作して,バランスの良いものが出来上がるので,全くの独力とはいきませんが。
 次は私の年賀状……。うぅん,いつ時間が取れるだろ・・・・・・。我が家の融通の利かない気難しいエコタンクプリンター,どなえしよ!!って感じです。
 そうそう,旧式のインクジェットプリンターのインクって,量販店で買うとひっくり返るほど,目玉が宇宙の果てまですっ飛んでっちゃう位の勢いで飛び出しちゃいそうなくらい高価なのですが,ヤフオクで探すとめちゃ安いんです。インクを買い置きしたはいいけれど,使いきれないうちに本体捨てちゃいましたぁ!!みたいな人が,メッチャ安く出品してきますから。おおよそ送料含めて量販店で入手する半額以下で手に入ります。でもインクって古くなりすぎると,カートリッジの中で固まってしまいますので,買い置きはお薦めできません。ヤフオクでは買いたいものリストに登録して,出品されたらその旨メールで受け取って,先を見越して値段を加味して購入するかしないか……。これ,経費節減の大きなノウハウです。

11月23日 勤労感謝の日
 11月初旬にコロナに感染して,10日ほど悲惨な生活を送りました。今の世の中のルールは,
「とにかく熱が下がれば,目が見えなかろうが何だろうが,自分の生活維持の買い物は自分でしなさい」
なんだそうです。旅行支援にはお金を出すけど,コロナにかかった重度障碍者が
「困っているから助けてくれぇ!!」
と健康フォローアップセンターに電話して訴えたって,何にもしてくれない。これが現実です。
 最近ようやく元気になりましたが,生きていくって本当に大変です。私は,これでも教師のはしくれで,子供たちにああしてあげたい,こうしてあげたい,と,いつも思っています。勤務する学校に,百人一首に興味をもちはじめた子供たちが何人かいて,その子たちと一緒に競技かるたを楽しみたいと思います。担任の先生方と,福祉に関係するいろいろな体験活動の場をつくって,子供たちともっともっと関わりたいとも思います。でも,それより前に,自分自身の命と生活を守らなければなりません。そして,やりたいこと,できたらいいなと思っていることに手が回らない……。
 でも,そんなことをぼやいていても何の解決にもならないので,せめて夢と理想を語り続けようと思っています。
 なぁんて書いてみましたが,実は恵まれていることもあります。私の夢と理想の戯言に寄り添おうとしてくださる多くの方々の存在です。そうした方々に支えられながら,決してあきらめずに,ぼちぼちと自分のペースで歩み続けます。

10月11日 火曜日
 先週の木曜日辺りからきっぱりと冬が来て,鳴く虫たちが凍えてしまうといけないので,私の部屋の発泡スチロール箱に移動しました。
 ということでスズムシ君もマツムシ君も,スチロール箱の中で元気に鳴いています。スチロール箱は保温性にもすぐれていますが,断熱性にもすぐれているらしく,壁越しに聞こえてくる鳴き声はマイルドな感じでとても心地よいです。ただ,虫にももともとの寿命があり,スズムシはずいぶんと声がかすれてきた感じです。いつまで鳴くのか,エサを十分に与えつつ楽しみにしようと思います。
 明後日から2学期が始まります。今日と明日は学校へ行きますが,子供たちは来ません。授業がある日よりは少しのんびりできそうですが,いろいろと準備や段取りが合って,お休みするわけにはいきません。
 世の中は全国旅行支援とか言っていますが,制度がいい加減すぎてホントにこれが景気対策になるとは思えません。ってか,やるんなら窓口は一つにすべきじゃん?4人で旅行したとしてそのうちの一人が摂取照明や陰性証明がなかったら,一人だけ旅行支援の適応外になるところもあれば4人全員が適応外になるところもあって,さらにその際の事務手続きは旅行代理店やら宿泊施設が担当って,ずさんすぎでしょ!?
 これから国がやるべきことは,今楽しく過ごす施策から,100年後,1000年後,人類が生き残るための施策にシフトすることだろうと強く思います。その前に私たちが働いて得たものの価値を毀損しないための施策でしょうか。
 多分このまま行ったら月々受け取れる年金は一般的な人で月に15万円程度と思いますが,物価は今の倍くらいになっていて,とてもとても普通に暮らしていける状況じゃないというのが目に見えています。即ち今の政府がやっていることは,私たちの老後を犠牲にして,大盤振る舞いバラマキ制作をやっているに他ならないんです。お金は本当に困っている人にのみ公費で支援すべきで,お金持ちが肥え太るために何て一銭たりとて使うべきではないです。公費による支援があるから旅行できる人って,はてさて本当に困窮している人たちなんでしょうか?

10月10日 月曜日
 東野圭吾原作の『沈黙のパレード』の映画を聴きに行ってきました。見えている人にとっては観に行ってきたというところですが,主語が全盲の私ですので〈聴きに行ってきた〉というのが正しいのです。もちろん原作本をたっぷり読み込んで,音声を聴けば場面が完全にイメージできるようにして出かけました。
 いやぁ原作からも感じていたのですが,暗くて重苦しい内容でした。それぞれの登場人物の立場に立つと,さまざまな喜怒哀楽が心の中を通り過ぎていき,さすが作品としてよくできているなあと思いました。
 しかしまぁ,細かいことを言えば,あり得ないだろ??と突っ込みどころは満載でした。それは映画に対してというよりは,どちらかといえば原作に対してなのですが。
 大衆食堂の並木屋の長女「さおりちゃん」を,自分が殺してしまったと思い込み,それを誰にも打ち明けられずにいる,とある登場人物(それはストーリーの後半にならないと明らかになってこない超意外な人物なのですが……)その人物が,心の中に抱えているであろう罪悪感やら,その人が持ち合わせているのが当然なこととして描かれている高い倫理感やらから考えて,その人物が並木屋に何事もないように自然に出入りしている姿,並木屋の親父さんと会話する場面は,不自然極まりない感じがしました。
 また,事件に関わった人々に最後に下された処遇も,こりゃぁないなぁ……という気が,正直拭い去れませんでした。しかしそういう結末にしないと,作品そのものの意味が棄損されてしまうこともまた事実で,総合的に考えると,これはこれでいいのかなあ……という結論に,自分の中で無理やり帰着しました。

10月2日 日曜日
 学期末のあれやこれやで,激務続きの2週間でした。とりあえず生きていた?みたいな感じです。
 我が家では今,スズムシと日本固有のマツムシが飼育ケースの中で大合唱しています。
 ところで動揺の『虫のこえ』は,本当は
「あれスズムシが鳴いている,リンリンリンリンリーンリン,あれマツムシも鳴き出した,ちんちろちんちろちんちろチン」
が正解なのだと思います。
 スズムシは一日中昼も夜もなく鳴き通していますが,マツムシは夕方から深夜にかけて鳴いている感じです。しかも警戒心が強く,近づくとすぐに鳴きやんで,再び鳴き始めるのにはかなり時間を要します。
 スズムシは6月に卵を買ってきて,我が家で育てました。マツムシは9月20日に,青森県で捕獲されたものを送っていただきました。激務から帰った時の心のいやしに……などと思っていたのですが……。
 ボロ雑巾状態で帰宅して耳にするマツムシの声ときたら,まぁ何てひどいものだろうと思いました。整備不良の自転車のブレーキのキーキー音を,ひっきりなしに聞かされているようで,まぁ何とも不愉快でした。
 それがそれが。成績処理がひと段落したら,その声が何とも不思議というか,どうやって出しているんだろ??ってな興味に代わり,そのうちに何とも愛おしく感じるようになりました。
 でも私の耳には「チンチロリン」ではなくて「ピッピキピー!!」にしか聞こえません。飼育ケースにナスやらキャベツやら,金魚のエサやらを毎日与える中で,たまに中に手を突っ込んで,虫に触れてみるのです。イナゴを二回りくらい小さくした,バッタみたいな生き物が,私の手の中で暴れています。その生き物から発せられる声とは到底思えません。
 2センチくらいの小人が黒い背広に蝶ネクタイを締め,鍔のある黒い帽子をかぶって,ほんの小さな魔法の笛を,命がけで吹いているような感じです。
 見えないということはある意味幸せです。視覚に捉われず,自由に素敵なイメージを構築することができますから。
 さてさて今晩もピッピキピーにエサでもやってきます。そのうちに鳴き声を録音してみなさんに御紹介したいのですが,それまでの間,下のリンクから秋のさまざまな虫の声をお楽しみください。

○『虫のこえ』の1番の虫の音を聴いてみよう!!

○「キリキリキリ」って鳴くコオロギを探してみよう!!

○『虫のこえ』の2番の虫の音を聴いてみよう!!

って全会の日記でも紹介した音源だったって,書き終わってから気付きました。あちゃぁ……

9月19日 月曜日
 大阪の吹田市で,視覚障害のあるお子様と,その保護者さんを対象とした体験教室をしてきました。
NPO法人『弱視の子供たちに絵本を』
が主催する体験会ということで,現地に31名,zoomで7名の参加者が集う体験会となりました。
 午前中は日本のカブトムシを育てよう,午後は読み聞かせとバリアフリーかるたの体験会を行いました。
 みなさん大喜びでいろいろな活動に参加してくれました。
○カブトムシ幼虫を育てようの体験会
 参加者さんに,幼虫飼育用ボトルに入った幼虫を2本ずつお持ち帰りいただき,育て方を説明しました。
 日本のカブトムシの幼虫,成虫,オオクワガタの成虫,ヘラクレスヘラクレスの幼虫に触ってもらいました。
 幼虫にも成虫にも,オオアゴと呼ばれる,挟まれたら死ぬほど痛い立派なハサミがあります。噛まれたら大変と思っていたら……。小学校2年生のU君が……。
 何と何とヘラクレスヘラクレスの幼虫に噛みつかれ,離してもらえなくなってしまいました。3分くらい噛みついて離さないので,バケツに水を汲んできてもらい,その中にかじりついている幼虫を鎮めようと,準備を始めたところで幼虫は手から離れました。あぁやっちまったぁ……。U君!!指,とれちゃわなくてよかったね!なぁんて事後には笑い話ですが,一歩間違えたら大変!というハプニングでした。
 こういうことがありますから,多くのみなさんは,幼虫や成虫を背中から人差し指でなでる程度の触察しかできませんでした。
 実はこのワークショップのために,カブトムシやらクワガタムシの3Dプリンターで作ったリアルな立体コピーを準備していたのですが,出来が悪くて大阪にはもっていかなかったのでした。出来が悪かろうが何だろうが,もっていくべきだったと事後に大反省です。
 午後は,地元で長いこと,視覚障碍者の方々に語りを届ける活動をされている方の,お話コーナーがありました。
 なぞかけをしたり,素話を2つされたりと,とても楽しいひと時でした。そこには今の日本の小学校から消えてしまいつつある雰囲気,教育の現場でもっともっと大切にされるべき,忘れられてはいけない空気管が漂っていて,はっとしました。

 私はというと,今が秋ということで,秋の虫の鳴き声を聴いていただきました。実際にお聴きいただいた音源は以下の通りです。

@『虫の声』1番に登場する虫たちの声!!

Aキリキリキリって鳴くコオロギを探してみよう!!

B『虫の声』2番に登場する虫たちの声!!

 バリアフリーかるたの体験会は,札の準備が間に合わず,札を使わずにみんなで楽しみました。とても盛り上がったというか,これでもやる価値というか体験して楽しんでもらう意義は十分すぎるくらいあるなあと,大きな手ごたえを感じて帰ってきました。

 コロナ禍で,特に障碍者の活動が制限されてきた中,万全な対策を講じて企画の実現に尽力された方々のおかげさまで,とてもよい活動ができたと感じています。

 19日は台風から逃げるようにして,新幹線で宇都宮まで戻ってきました。無事に家に到着できてほっと一安心です。
 さて,明日からまた怒涛の如くの日々が始まります。のびてしまわない程度に頑張ります。
 イベントの様子はビデオで撮影してもらっていますので,時間のある時に編集して御紹介させていただきます。首を長くしてお待ちいただけますと幸いです。長くお待たせしすぎて,みなさんがろくろ首になってしまわないようなタイミングで公開できたらと思っております。

9月11日 日曜日
 来週,大阪で視覚障害のあるお子様たちに,さまざまなことを体験していただく企画を立てています。『NPO法人 弱視の子供たちに絵本を』主催の体験プログラムとして,カブトムシを幼虫から飼育する体験,私の読み聞かせを聞く体験,百人一首体験等準備させていただいております。面白いことができればなあと思いつつ,楽しみながらいろいろなことをやっています。準備の様子は以下の動画サイトから御覧ください。
○動画コンテンツのもくじはこちら!!

8月29日 月曜日
 今朝はめっきり肌寒くて,冬の朝のシャワーはどうしよっかなぁ……と首をかしげてしまいました。多分今までのように,冬の朝,風呂を焚いて,お湯につかるということをしたら,気が遠くなりそうなほどガス代がかかりそうです。
 今朝は気温18度でしたが,それでも湯舟が恋しいと思いつつシャワーを浴びました。あれやこれやと考えて,とりあえず消費電力1時間あたり500ワットの電気ポット(容量3・5リットル)でお湯を沸かし,それで体をふいたり髭を剃ったり,朝シャンしたりしてみようかと思いつきました。3.5リットルのお湯を沸かすのに使う電力は冬場だと250ワット,約8円となります。風呂桶にお湯を張って入ると,1回あたり600円のガス台がかかります。そう考えると,地球の未来を考えると,やっぱ1回8円で頑張ろっかなあってな結論になります。(どんだけケチなんだいって話ですが,いやいやそれが意外と楽しいのです)
 でも多分極寒の寒さ対策が必要で,そこはそこで考えてみました。乾布摩擦。これで乗り越えます!!

8月28日 日曜日
 明後日から学校ということで,朝から晩まで子供たちと勝負するモードに体を移行させようと,四苦八苦しています。
 3年生の子供たちが理科の授業で観察するための,カブトムシの幼虫の飼育容器を準備しました。800ccの専用ボトル50本に,適度に加湿した腐葉土を詰め,背負って学校にもっていけるよう,大きなリュックサックに詰めました。
 それから草むら菜園の様子をビデオに収録してもらいました。
○動画 草むら菜園今年も絶好調!はこちら!!
 合間合間に気分転換と称してヤフーショッピングを物色して,あっちでポチ!こっちでポチ!!とやらかして散財しました。(ポチを散歩していたわけではありません)
 ローストアーモンド1kg送料込み1270円,オオクワガタ幼虫を育てるための,キノコの菌を植え付けたボトル308円を10本(ずいぶん値段が上がったなぁ…)その他諸々。電気代とか食費とかガス代の節約を楽しみつつ,浪費生活も楽しみつつ……。その楽しみは相乗効果となって膨らんでいる感じです。

8月23日 火曜日
 音楽の教師なのに,全くもって困ったことに,ピアノが大の苦手です。笑っちゃうくらいヘタクソです。このところ9年間一緒に授業をしてくださっている女性の先生は,ピアノ演奏でご飯を食べていけるくらいにピアノが上手ですので,私のピアノヘタクソは助長される一方です。
 とはいえ全く弾かないというわけにはいかず,音楽室のピアノに向かい,点字楽譜とにらめっこしながら,カメのようなナメクジのような習得の遅さで練習をしています。
 点字楽譜ってめちゃくちゃ複雑で,右手と左手が別々の場所に書かれている感じですので,目の見える人がセットで書かれている右手と左手を同時に見て演奏するようなわけにはいきません。その上,そもそも私が点字を読み始めたのが19歳ということで,指先の感覚もよくない感じでして……。
 そんな私にも強い味方となるツールがあります。パソコンのB-SCOREという,点字楽譜の規則で楽譜を入力すると,普通の楽譜が書けるソフトです。
 右手の指先で紙に印字された点字楽譜を読み取りながら,左手のみで楽譜を入力することができます。そして入力したものを,さまざまな速度で演奏させることができるのです。もちろん右手だけ,左手だけということもできますが,両手での演奏イメージを確認することもできます。
 そんなのを駆使してイーコライーコラ楽譜を覚えつつピアノを弾いていたら,8時間も過ぎていました。大して上達もせず,つっかえつっかえ……。おまけに部分部分覚えたものを最初から通してみようと思ったら,途中忘れてるし……。骨折り損のくたびれもうけ……。

8月22日 月曜日
 私が授業などで使っているスペシャル音楽教科書の説明動画を,撮影してもらいました。面白いですよ!!作るのめっちゃ大変でしたけど,これさえ準備できれば,視覚障害教師の大きな武器になること間違いなし!!なぁんて。是非見てみてください。

○南沢創のスペシャル音楽教科書説明動画はこちら!!

8月19日 金曜日
 最近は節電のみならず,節ガスにも取り組んでいます。ということで,ガスを使って沸かしている風呂は,私に限り,夏場はシャワーで済ますことにしています。妻は風呂桶にお湯を張って入っていいことにしています。
 シャワーを16分間使い続けると,風呂桶1杯分のお湯を沸かすのに必要なガスが消費されるとのことですので,シャワーを浴びるのは1回の入浴で朝は2分,夕方は1分ということにしました。そうすれば私の使うガスの量は今までの3分の1以下にできます。計算上は5分の1くらいですが,そうは問屋が卸さないんだろうなあと勝手に思っています。
 シャワーの蛇口をひねると,設定温度でお湯が出てくるまで30秒くらいかかります。
 まず,朝の流れを決めました。蛇口をひねって10秒すると,出てくるのはぬるま湯になりますから,そこから体に湯をかけ始め,お湯が設定温度になったところで頭と顔に20秒間お湯をかけます。そうすると髭の下の皮膚が柔らかくなり,髭剃り負けをしない状態になります。
 次の10秒で洗面器にお湯を貯め,一旦蛇口を閉めて,髭を剃り,シャンプーをして,石鹸で体を洗います。最後に1分間,体に着いたシャンプーやら石鹸やらを洗い流したところで給湯器の電源をオフにして,余熱で体を洗い続けます。給湯器の電源をオフにしても,30秒くらいはお湯が出続けますので,せっかく温めたお湯については無駄なく使えるよう工夫します。
 夕方は髭剃りもシャンプーもせず,汗を洗い流せればそれでよいので,給湯器をオンにするのは最初の1分間。蛇口を開いて10秒後にぬるま湯を浴び始めて,その50秒後くらいに給湯器をオフに。その後30秒くらいお湯を浴びて完了。めっちゃカラスの仰水です。それでも人間は生きていける!!
 そういえばお坊さんの多くは,自分のお寺では,トイレットペーパーを使わない生活をしているそうです。トイレの入り口のカメからお椀に水を汲んでトイレに入り,用を足したらその水でお尻を洗って,それからサラシで水気をふき取って完了……みたいです。いやぁ,今すぐすぐに,私としてはそんなことはできませんが,それでも人は生きていけるのです。
 地球の未来のために,できることをできる形でやった方がいいんだろうと思っています。でも決して無理はしないというか,自分の今の生活を成り立たせるための環境負荷を,きちんと把握して,考えて行動することが大切と思っています。

8月17日 水曜日
 さてみなさん,ここでクイズです。昨日は宇都宮は最高気温38度の酷暑でした。こうした酷暑の日,浴衣で過ごすのと,Tシャツハーパンで過ごすのと,どちらが涼しいでしょうか??
 答えは断然「浴衣」でした。

○気温37度 浴衣で寛ぐ変なオジサン!!

ですが浴衣なら何でもよいわけではなく,素材は木綿,薄手で夏用のものを着るのがよいでしょう。ちなみに裾は足元までしっかりあるもの,袖も手首まできちんとあるような長さのものがよいです。そして,着たら衣服に噴射する冷感スプレーでミストを吹きかければOK。ちなみにいい歳のおっさんが言うのもナンですが,スッポンポンの生まれた姿で世の中を飛び回っている感覚というか,ハッキリ言って寒い感じさえするくらい,冷却効果は抜群です。
 Tシャツハーパンだとそうは行かない。冷感スプレーを噴射すると涼しいは涼しいのですが,汗でジトジトベタベタな感じになり,何とも耐えがたい結末となります。
 やっぱ夏を涼しく過ごすには,衣服が体に密着しないこと,通気性がよいことが大切なようです。

8月14日 日曜日
 妻と一緒に,バスで真岡市で行われる月に一度の朝市に出かけました。真岡朝市は,毎月第二日曜日に大前神社近辺で行われています。真岡木綿の産地とあって,素敵な着物が信じられないほどの安値でたくさん出品されており,それをお目当てに出かけていきます。
 ただし私は道中も現地でも,ひたすら読書,読書,読書です。家でチーンとなって読書するより,常に気分をリフレッシュして読み進められる成果,何倍も集中して読み進めることができます。
 ほぼ貸し切りのバスでの移動,そして人が少ない露店で楽しめるのんびりしたショッピング……。人が集まらないところにも,たくさん素敵な場所があります。

8月11日 木曜日
 昨日から妻と一緒に私の実家のある長野県上田市に行っていました。コロナ感染防止の対策を何十二も講じての帰郷でした。
 どんな対策を講じたか記します。
1.混雑を避けての移動。
 宇都宮から大宮,大宮から宇都宮は,在来線のグリーン車を使いました。行きも帰りもこの区間,乗車率は30%程度。
 大宮→上田,上田→大宮は,混雑の予想される時間帯を避け,自由席で移動しました。乗車率は60%程度で移動できました。
2.ビジネスホテルでの宿泊 ホテル客室に弁当をもちこんでの食事。
3.実家までは徒歩で移動。
 妻は実家の庭で私の両親と会話して,そのまま人の少ない場所へピクニックに出かけました。
 私はピクニックとはいきませんので,両親から少し離れた場所に食卓を準備してもらって,食事をしました。
 まぁこんな帰郷ではありましたが,長いこと実家にご無沙汰では,いろいろと心配でして……。
 実は父が2月に脳梗塞を患い,その後の人間ドックでもいろんなところに問題が見つかりました。人は老いとともに弱っていきます。誰もが通る道とはいえ,それにきちんと向かい合わなければなりません。いろいろと想定して準備しなければならないのですが,それがなかなか難しいと感じる今日この頃です。

8月8日 月曜日
 夏休み期間中ですので,学校はお休みをいただきやすいのですが,家にいてもグータラして一日が終わってしまう感じです。
 それではもったいないので,学校へ行って,楽譜を覚えたり,ヴァイオリンを弾いたりしています。何かに追い立てられることなく,好きなことをのんびりできる学校ってのは,ホント居心地がよいです。
 いつもはお互いに会話する余裕すらない先生方と,のんびりと世間話をする時間がとれるというのは,よいことです。

8月1日 月曜日 エコ電気アプリ
 我が家はソフトバンク電気を使っています。東京電力に比べてほんの少し電気料金が割安なことと,節電アプリが充実していることから,ソフトバンク電気を導入したのでした。
 導入前からパソコンやスマホ,扇風機やオーディオ機器,スピーカーや金魚飼育のためのエアポンプ,水中ポンプの駆動を,太陽光による自家発電システムに置き換え,私の部屋の電力の4分の3ほどを太陽光発電に切り替えました。
 エコ電気アプリは,妻のスマホにインストールしました。
 最近は毎日のように節電ミッションが送られてきます。例えば次のような感じで送られてきます。
「ミッション ○月○日15時から19時までの使用電力を1.8KW以下に抑えてください。ミッションの達成度合いに応じてペイペイポイントを付与します。」
 ミッションの達成状況は翌日に次のような感じのメールで送られてきます。
「ミッション成功 昨日の対象時間帯の使用電力は,1.3KWでした。ペイペイポイント1ポイントを進呈します。なお,今のペースでの電力使用を続けると,今月の電気料金は3950円となるでしょう。」
「うっひょぉ!これをみんながまじめに取り組んだら,かなりの節電になるっしょ!」
って感じです。ちなみに我が家は居間のクーラーだけは27度設定で使いまくることにしています。それでも太陽光自家発電で置き換えた以上のとんでもない節電が実現しています。ちなみに無理していません。節電を楽しんでいますが……。
 クーラーを使わない10月あたりは月の電気使用量2000円台を達成できるかも?いやいや達成させてみよう!!等と意気込んでいます。何しろ今までに太陽光の自家発電システムの充実に30万円ほどつぎ込んでしまいましたから……。今のペースだと2年で元が取れそうな勢いで節電していますが……。

7月27日 水曜日
 夏休みに入り,忙しいとはいえ,翌日の授業準備がないというのは,やや気楽です。
 この期に乗じて青少年読書感想文コンクールの課題図書,高等学校の部3冊,中学校の部3冊,小学校高学年の部4冊を一気に読みました。
 どの本にも登場人物のきらきらした姿やら,今,若者が知るべきこと,考えなければならないことがドッサリ詰まっていました。
 それはさておき,小学校の教員がそんな視点で本を読んでいてイインカイ!!って叱られそうなんですが,どうしても登場人物の中に,自分の好みのタイプの女性像を追い求めてしまうのです。そしてそのことによって読書のモチベーションを徹底的に上げていきます。
 結果,10冊の本の中から私がメロンメロンになりそうな女性,4人見つけました。
 一人目は,高等学校課題図書,その扉をたたく音 瀬尾まいこ著の中の,「みずきのばあさん」です。「みずきのばあさん」は,老人ホームの入居者のおばあちゃん。ミュージシャンを夢見て定職をもたずに,父親の仕送りで生活する主人公の宮地君をいつもボンクラ呼ばわりしつつ,なんだかんだ細かいヤボ用を言いつけながら,人として生きることの大切さを伝えていく。ちなみに宮地君は,老人ホームでお年寄り相手にサックスを吹く職員,渡辺君の音楽性に引かれ,毎週金曜日に老人ホームを訪れている。そんなみずきのばあさんと,宮地君にも,別れの時が訪れる。みずきのばあさんが宮地君に残した手紙。うぅん,こんな手紙を受け取ったらドウチマチョ……。
 二人目は『海を見た日』M.D.ヘネシー著に出てくる黒人の女の子ナベイヤちゃん。この本は,ロサンゼルスの里子制度(フォスターケア制度)により,一人暮らしのロシア系年配女性の家に里子として預けられた4人の子供たちの冒険ストーリーです。ちなみにナベイヤちゃんは最年長者で15歳?とことん勉強をして公費奨学金でお医者さんを目指しています。ところが他の年少者の面倒を見るのも彼女の仕事。
 この家に一番最後に預けられた高機能自閉症のクェンティン君は,ママに会いたくて仕方がありません。ADHDの妄想家ビク君(自分は特殊任務を帯びたスパイだと思いこんでいる)は,どうにかしてクェンティン君をママに遭わせようと計画し,ビク君とクェンティン君の二人でこっそりと冒険に出る。それを察知したナベイヤちゃん。そこに幼女のマーラちゃんも巻き込んで,小さな大冒険が始まります。
「うわぁ,ナベイヤちゃん最高!!」(キュンキュ〜ん!!てか)
 何がどう最高なのか,彼女の葛藤,苦悩も含めて最高ですので,是非読んでみてください。
 3人目。『セカイを科学せよ!』安田夏菜著に出てくる生き物オタクの山口ハナちゃん(中学2年生 黒人の父親(失踪→所在不明)と日本人の母親との間に生まれたハーフ)。常に自分らしく,自分を偽らずに生きる姿勢が素敵です。多分,世の中の大多数が,もし彼女が身近に存在したとしたら,理解に苦しむような女の子です。
 理科準備室でボウフラを育てたり,メスが単体で子を産み増殖できるミジンコに自分を重ね合わせて,愛着をもって研究してみたり。
 当然,学校から虐げられ,同級生からいじめられ……。でもそんなハナちゃんのまっすぐな生き方が周囲を変えていきます。いいぞぉいいぞぉ,もっとやれぇ!!と,心の中でいつのまにか声援を送りたくなる,それでいてこちらが勇気をもらう,そんな存在です。
 4人目。『ぼくの弱虫を治すには』K.M.ゴーイング著に出てくるおてんば娘,9月から5年生に進学する黒人の女の子,フリータちゃん。
 主人公の男の子,白人の少年ゲイブリエル君は,とにかく情けないヤツなんです。フリータちゃんとゲイブリエル君は6月末に4年生を終了。5年生からは新しい校舎に移ってのスタートとなる予定なのですが……。
 新6年性にはかつてゲイブリエル君をターゲットにしてひどいいじめを繰り広げたデュークとフランキーという,とんでもない悪二人組がいるのでした。ゲイブリエル君はそのことを苦に,5年生に進学したくないと強く思っています。
 フリータちゃんは,ゲイブリエル君の弱虫の素を全て洗い出して,それを一つ一つ克服していけば,いじめになんか負けない心が育つと考えて,ゲイブリエル君の弱虫克服大作戦を,あの手この手で繰り広げます。そのはちゃめちゃさが,メッチャ痛快!!みたいな。
 10冊の中にはこの他にも何人かの女性が登場しましたが,私の心をキュンキュンさせるには至りませんでした。というところで今日はこの辺で終わりにします。

7月22日 金曜日
 昨日で夏休み前の授業が無事終了しました。いやぁつらかったぁ・・・。週22時間の授業というのはまぁ,学校で授業準備をしている時間はほとんど取れませんね。睡眠時間5時間を切る毎日が続き……って,こんな働き方は,これから歳をとったら絶対にムリ!!って感じですよね。
 でも体と心の極度の疲労と引き換えに,素敵な時間をたくさんいただいたこともまた事実です。
 不器用だけど一生懸命な子供たち,その一生懸命さのベクトルが,社会の求めるスキルの獲得に必ずしも向かなかったり,時にはちっぽけな自分をとりつくろったり言い訳をしたり,友達や先生を欺いたりすることに向いたりしているのですが,よいこと,悪いこと,全てひっくるめて,とても濃い時間でした。
 音楽の授業と,放送委員会の子供たちとのコントみたいなやり取りと,コロナ対策の消毒。それだけで手いっぱいな毎日です。その中にたくさんのドラマが詰まっているのですが,競技かるたやら,福祉を題材にした各担任の先生方とのコラボ授業みたいなことは,一切できませんでした。
 限られた時間でできることはやはり限られています。でも今日からは夏休み。授業がある日にはできないあれやこれやに,全力で取り組んでみます。

6月26日 日曜日
○今季初公開!!我が家の草むら菜園の動画はこちら!!
 今日は久しぶりに草むら菜園の紹介動画を妻に撮影してもらいました。今期は栽培する野菜の種類を増やし,いろいろと試しています。
 今は超高級プレミアムイチゴが見事です。妻が今季初なりの真っ赤なイチゴを発見し,その見事さに度肝を抜かれておりました。私は妻の様子から,さぞかし見事なイチゴとばかりに動画の中で紹介しておりますが……。食べてびっくり何とやら……。
 はい……口が曲がっちゃうくらい,何かの罰ゲームかな??と思うくらい,酸味が強くて,何じゃこりゃ???って感じでした。見栄えはバッチリ!!後は味の追求……。まぁ思い通りにいかないところが草むら菜園の醍醐味なんでございます。精進します。

6月23日 木曜日
 週に22時間の音楽の授業にたずさわっています。318名全ての児童と,授業を通じて関わっています。
 ようやくクラスごとに,座席の並び順を覚えました。最優先課題が児童一人一人の名前を憶えて,一人一人に声をかけていくことでしたので,それをこなせるようになるまでの間,日記はお休みでした。
 毎朝到着予定時刻より平均30分遅れて最寄り停留所に着くバス,ソーシャルディスタンス対策でリコーダーを練習する部屋が広すぎて部屋の中で遭難してしまう問題,エレベーターがないため1階の職員室から4階の音楽室まで毎日何往復もしなければいけない件,しかもその道中がめちゃくちゃ危険!!みたいなことを繰り返しておりましたら,今までやっていたことを中断してでも新しい生活環境に慣れなければいけないと思うに至り,ご無沙汰してしまいました。
 ようやく……慣れてはいませんが,少しずつ皆様に今の様子を御報告できそうな感じになってまいりました。ということでいろいろと楽しみにしていただけますと幸いです。

5月24日 火曜日
 ただいま過酷な修行中!!とりあえず生きています!!

3月24日 木曜日
 中央小学校での最後の授業日となりました。終業式の最後に,ヴァイオリンのミニ演奏会をさせていただきました。みんな喜んでくれて,うぅん,最後ってみんなこんなに意識するものなんだぁ……と思った次第です。
 午後に校長先生から次の転勤先の学校が知らされました。宇都宮市立清原東小学校……。そこへ行くバスがとんでもなく少ないことを除けば,自然豊かな感じで,私の興味が満たされそうな,面白そうな学校です。そのうちに様子などもお知らせできたらと思います。

3月23日 水曜日
 昨日,ラクテンの新しいシムカードが届いたので,それとWi−Fiルーターをもって,ヨドバシカメラへ行きました。そして無事にシムカードを端末に入れてもらったのですが,店員のお兄ちゃん,一生懸命針みたいなのでちくちくやりながら,シムカードをどうにかこうにか切り取っていました。こりゃぁ素人には無理だわな!ましてや私みたいな盲人には全然無理!!な世界でした。
 その後,家に帰ってパソコンからマイラクテンにログインして,シムの有効かをしました。これもまたわかりにくい作業で……。
 どうにかこうにか使えるようになりました!!めでたしめでたし!!

3月21日 月曜日
 らくてんのモバイルWi-Fiルーターが到着しました。早速設定しようと試みるも大失敗!!こりゃぁ盲人が使うには,いやいや目の見えている人でもかなりマニアックな人じゃないと難しいカモ……な結果でした。
 まず,厚紙で作られたキャッシュカードくらいの大きさの板切れから,シムカードなるものを切り取って,届いた端末に挿入しなければなりません。ミシン目に沿って切り取って,端末に入れてみたのですが……。
 実は3種類の大きさに切り取ることができるよう,ミシン目が3段階に分かれて入っていたのです。私は勢いに任せて,一番内側のミシン目を切り抜いたのですが,小さくしすぎてしまったってやつです。
 しかもそいつをアナの中に適当に突っ込んじゃったものですから,もう取れません。あちゃぁ……。しゃぁないからサポートデスクに電話をして,シムの再発行の手続きをしました。それからラクテンの店舗を検索したら,よく行く宇都宮駅前のヨドバシカメラの中にあることがわかったので,そこへ電話して,セットアップを依頼しました。さてどうなることやら……。

3月20日 日曜日
 携帯電話の月額使用料の大幅削減に成功したものの,使えない機能が多すぎて腰を抜かしたのでしたが,それであきらめているわけにはいきません。
 まずドコモとの通信が切れたアイパッドを我が家の家庭内Wi-Fiに接続して,OSやアプリを最新バージョンに更新しました。そして,端末に話しかけるといろいろと答えてくれる『シリ』をカスタマイズして,いろいろな質問に的確に答えてくれるようにしました。今まではアイパッドなんてほとんど使っておらず,それで事足りていたのですが,音声応答機能をカスタマイズしていくうちに,その素晴らしい使い心地に驚きました。
「○○(地名)までの○月○日○時出発の経路を教えて!!」
と言えば,3秒ほどで答えが返ってきます。指定時刻出発の公共機関の出発時刻と運賃が即座にわかります。いやぁすんばらしぃ!!ってなことになりました。
 私はパソコンを多用し,これからもそうするつもりなのですが,困るのは外出先でのパソコン通信です。今まではアイパッドとパソコンを持ち歩き,アイパッドのテザリング機能でパソコンをネットにつないでいました。とはいえパソコンでやることなんて,メールの送受信とニュースサイトの閲覧くらいなものです。ですからアイパッドのテザリング機能さえあれば,ネット通信に困ることはありませんでした。
 ところが昨日,アイパッドのドコモ回線を廃止してしまったので,外でテザリングは使えません。そこでそれを何とかすべく情報を集めました。
 初めに,必要な時にレンタルモバイルWi-Fiを借りるリサーチをしました。蔦屋で1週間3000円くらいで借りれることがわかりました。でも借りるには事前に電話をして,在庫状況を確認したり,現地に借りに行って,また,返さなければいけないという手間があります。
 自宅にレンタルWi-Fiを送ってくれる業者さんも発見しました。でも送料を考慮すると,コスト面でかなり割高です。
 最終的に『ラクテンモバイル』のモバイルWi-Fiを契約することにしました。端末量1円。1か月1ギガまでの接続は無料,どんなにたくさん使っても,最大の料金は月当たり3000円ちょっとというのが,めちゃくちゃ魅力です。
 早速パソコンから公式ページにアクセスして,申し込みを完了しました。さてさて結果はいかに……。

3月19日 土曜日
 4月から新しい学校での勤務がスタートするということで,いろいろと環境整備を進めています。その一つ。連絡や情報手段の強化に着手しました。
 引き続き,周囲の皆様にはご迷惑ご不便おかけするのですが,ライン,フェイスブック,インスタ,ツイッター等のSNSは使わない方針は堅持です。自分の時間を大切にするためのこだわりでして,すみません。
 電話は引き続き,ドコモのガラ携タイプのらくらくフォンの最新機種(4G接続)を契約しました。今までのものは,ネットバンキングも,東横インの予約も,地図ナビも,ニュースサイトも,公共交通機関の乗換案内も,シンプルでめちゃくちゃ充実していたのですが,それが順次サービス終了となり,この度の更新でそれらの機能を取り戻せたらと考えたのでした。
 いざ契約更新。この際,ランニングコストの大幅カットももくろみ,アイパッドの接続契約も解除しました。月額通信料9550円がな,何と,スマホ初めて割プラン適応で,端末の分割代金含めて3050円となりました。
 と,ところが……。いざ新しいガラ携を使ってみると,インターネットにアクセスした時の動作,めっちゃ遅いやんけ!!ネットバンキングにアクセスできたはいいけれど,操作めっちゃ面倒臭いやんけ!!ぺいぺいアプリのインストールはできないようになってるやんけ!!極めつけは,乗換案内もナビも音声ガイド非対応やんけ!!
 ガガガガァん!!超ショック・・・・・・。

3月18日 金曜日
 今日は,私にとって中央小学校での最後の卒業式でした。コロナの影響で6年生とその保護者と,教職員だけの卒業式となりました。冷たい雨が降りしきる中,私はいつも通り,昇降口前と,昇降口を入った突き当りのCDラジカセから音楽を流し,子供たちとその保護者を学校に迎え入れました。
 昇降口前のプレイヤーからは全校生の校歌,昇降口突き当りのプレイヤーからは,3月4日に6年生が演奏した『小さな恋の歌』の合奏を流しました。
 式では,私が録音した子供たちの歌声や,在校生の呼びかけをふんだんに使っていただき,何人もの卒業生が号泣して式場を後にしました。
 世の中は今,間違いなく大変な方向へ向かっています。その中で元気にたくましく生きていってほしいと願いつつ,卒業生を送りました。

3月16日 水曜日
 今日は6年生の最後の音楽の授業でした。一緒に授業をしてくださっているn先生がピアノを伴奏し,私がヴァイオリンを弾きました。
 6年生の音楽の教科書に鑑賞教材として掲載されている,フランクのヴァイオリンソナタの4楽章。いやぁ緊張しましたぁ!!
 校長先生が記念写真を撮ってくださったのですが,途中から動画モードに切り替えて映像も残してくださったのですが,子供たちのプライバシーに配慮して,このページでは公開することができません。ごめんなさい!!
 でも,6年生たちはみんなとても喜んでくれました。彼ら彼女らの心の中で,いつまでも響いていてほしいと願うのですが……。

3月14日 月曜日
 今日は卒業式の予行でした。予行の最後でうちの校長先生が無伴奏で中島みゆきさんの『糸』を独唱しました。専門的に歌を習っている方ではありません。小中学生の頃は歌が大キライだったそうです。それを乗り越えて,がたがたという震えがこちらに伝わってくるくらいの緊張状態で,歌われました。
 私の中に,こみあげてくるものがあり,涙腺崩壊……みたいな。子供たちはきっと今日のことは一生忘れないだろうと思いつつ,ハンカチで涙をぬぐい,超無理クリポーカーフェイスを作りました。

3月13日 日曜日
 お気に入りのイチゴ農家さんのいちごを,妻の職場の社長さんから贈り物としていただきました。いつもは送り主が私で,いろいろなところに送られているいちごなのですが,今回は私が受け取る側でした。多分,農家さんはそのことを多少意識したかもしれません。とんでもなく立派な,おいしいいちごが届きました。自分が食べるためになんて絶対に買えない高級いちご。食べた瞬間,そのおいしさに腰を抜かしました。

3月12日 土曜日
 何とか生きています。卒業式に向けて,毎日毎日必死に準備しています。子供たちの歌声を録音して重ねては,
「うぅん,この音じゃない!!」
とうなりながら,作業を進めています。細かく説明できる時間がないのですが,多分ものすごく大変な作業をしています。うぅん,このままじゃぁベートーベンになっちゃうよぉ!!

2月23日 水曜日
コロナの社会への悪影響ってのは計り知れません。
お気に入りのお店がまた消えた……。カップラーメン98円とか,おいしい塩カラアゲ夕方になると毎日半額とか,たくさんお買い物をすると農産物のおまけをつけてくれたりとかした近所のお店……。今日で閉店というので,最後の蛍の光を聞きに行きました。日本はこれからどうなっちゃうんだろ……。そんなことを漠然と考えながら帰宅しました。

2月20日 日曜日 ついうっかり
 またしてもネットオークションで海産物を落札してしまった……。北海道の生ホタテ。届いてみて,その大きさに腰を抜かしました。
 半開きの殻に手を突っ込むと「ガブリ!!」あら生きていた!!イテテテテってな感じです。
 最初はお刺身で食べたのですが,新鮮すぎるってのは何だか味気ないものです。そこで妻にバター炒めにしてもらいました。うっひゃぁ,こりゃぁ絶品でした!!

2月11日 金曜日
 父の誕生日が近づいてきました。毎年実家の父宛に何か贈り物をするのに,何を送ろうか迷います。
 ところが今年はふと,いちごを送ろうと,すぐに思い立ちました。
 12月に,ある方から,生まれてこのかた,こんなおいしいいちごを食べたことはないというくらい,香りがよくて,甘くておいしいいちごをいただいたのでした。
「いちごは春に食べるもの!冬のいちごなんてどんだけ化石燃料焚いて作ってるんだい?冬には冬の食べ物を楽しむべき!!」
などと言い張っていた私も,本当にたまぁにならいいか……と思った次第でした。
 早速12月にいただいたいちごの入れ物に書かれた生産者さんの連絡先を読んでもらい,電話を掛けたのですが……。通信販売は行っていないのだと言います。そこを何とか……と頼み込むと,受けていただきました。
 先方にはめちゃくちゃ喜ばれました。コロナが小康状態になったら,いちご狩りに出かけようと思った次第です。でもやっぱりその時は私が食べるのだから,いちごの旬の時期になるのかなぁ……。

2月10日 木曜日
「あの作家さんがこの題材で作品を書いたらメチャ素敵!!」
乱読の日々の中で,リアルな毎日を送っていると,ふとそう強く感じる瞬間がたくさんあります。
 目の前に小学生がいて,コロナ禍で一人一人の心を守ろうとすると,一人一人の子供たちとかなり突っ込んだ話をじっくりする機会が多々あります。
 私たち教育者の責務は,どんな困難な中でも未来に向かって自分の力で歩き続けられる子供を育てることです。そのために一人一人の適性を見抜き,その適性を,その子が世の中に対峙する際の強力な武器に仕立てていかなければならないのです。そのための最強のツールが,本,即ち力のある作品だったり漫画だったりします。
 教師はある意味,易者(占い師)のような側面があります。
「君は将来○○になると,××の場面で大きな力を発揮しますよ。何故ならば君の○○なところは××に○○の理由でとても適しているからです。」
みたいなことをズバズバっと言う場面が多いからです。その根拠づけというか,その世界を知ってもらうために,本というのはホントに力を発揮するのです。
 ですから私は年がら年中本を読み,年がら年中いろんな人に本を紹介しています。
 そうした時,○○という作家さんが,××の世界を描いた作品があったら最強だぁ!!でも・・・。とよく思うのです。
 今度から読者の感想受付コーナーにでもそういうリクエスト出しちゃおうかな……と思っている今日この頃です。

2月5日 土曜日
 妻と一緒に近所の焼き肉屋に行きました。コロナ禍真っただ中ということで,お客はほとんどいませんでした。お肉はロボットが運んできました。今の時代の外食産業の,生き残りの知恵と技術には本当,舌を巻きます。
 自粛一辺倒でなく,こんな中でもさまざまな工夫を凝らしながら安全に経済を回すことが大切だろうと痛感しました。

2月4日 金曜日
 今日は私の勤務する宇都宮市立中央小学校の先代のK校長先生より,丁寧なお手紙をいただきました。早速読んでもらうと,ビーラブ3月号を読んで感激したことがつづられていました。私もお返事を書かないと……。お伝えしたいことが山ほどで,いつ書きあがるやら……みたいな。
 こうしてお手紙を書かなければならない先が増えていって……。書きかけてそのままになってしまったお手紙を増やさないよう,鋭意努力します。

2月2日 水曜日 本読みすぎたか……
 昨日の続きっぽいことになります。中学生の時,私は目が見えていて,ちょっと極道のお兄さんっぽい感じでした。強い光から目を守るために,サングラスをかけていました。純粋そのもの,生粋の愛国主義者みたいなイメージでしょうか。
 そんな私は中学3年生になると,校内で応援団長に選ばれ,何と同時期に二人の女の子からラブレターをいただいてしまいました。
 うれしかった気持ちは一割。「困った」という思いが9割でした。そして相手を傷つけることなく,相手の気持ちのベクトルを私以外に向けようと画策して,かえって相手を傷つけました。
 それはひとえに,自分が将来,視力を失うことを意識し,その時に,今,自分に思いを寄せてくれている人が私と一緒にいたとして,果たしてその相手は幸せかどうか……,否,幸せではないだろう……という思いからでした。
 そんな思いにたどり着いてしまったのは,多分,本の読みすぎからです。でも,本の読みすぎは,まわりまわって今の私の幸せに結び付いていますから,悪いことでは決してありません。私はその後の人生で,鉄鉱石くらいに閉ざされ固まった自分の心や思い込みを,木っ端みじんに砕いて開放する強い意志と勇気に何度か出会いました。それを引き寄せたのは,まぎれもなく私が読んだ数限りない本だと思っています。

2月1日 火曜日 最初にやり始めた人!
 何をやるにしろ,最初に始めた人は偉いと思います。また,大切にされるべきと思います。
 目が見えなくなって間もなくのこと,私は誰からも相手にされませんでした。女の子とお付き合いをしても,相手の家族が陰で猛反対していたりして,いつの間にか相手が消えてしまうこと数知れず……。
 それでも栃木県は私を教師として採用しました。日本初の全盲の一般小学校教諭にもしてくれました。妻は私を人生のパートナーに選びました。一緒にオペラのステージをつくろうと言ってくれた人がいて,一緒に目の見えない人たちが楽しめる百人一首を考えてほしいと声をかけてくれた人がいて……。そして今,私はここにいます。
 目が見えなくなって間もなくのことを思い出すと,その当時からは考えられないような素敵な日々を送っています。世の中から虐げられていた日々,そんな日々を送っていた私に声をかけて引き上げるには,どれだけの勇気と忍耐が必要だったか。その人たちはどれだけの責任と覚悟を背負ったのか。そんなことを考えると,その方々を決して裏切るようなことはできないなあというのが,今の正直な思いです。
 私もそろそろそういう責任を社会に対して背負うべき時が来たかなあと,強く感じ始めた今日この頃です。

1月31日 月曜日
 とうとう月末。それにしても私の平日の過ごし方ってのは,まるで修行僧みたいだと思います。土日のテイタラクから考えると……。
 学校がある日は朝,勝手にスイッチが入ります。4時30分起床。すぐさま風呂を焚いて入り,メールの確認と返信をしながら,朝ご飯を食べ,ネットのニュースサイトで最新のニュースを確認して家を出て,バスの中で子供たちに伝えることやら授業内容の確認をしたりして……。
 それが土日ともなると,目が覚めるのは朝7時。寝ぼけ眼をこすりこすり,ぼぉっとしております。これが毎日続いたら……。

1月30日 日曜日
 小学生の頃,国語の教科書に出ていたお話で,わりと好きな作品が……って,いっぱいあるのですが,その中からふと,小さな駅の3人の駅員さんのお話が頭の中をよぎりました。3人の駅員さんは,交代でお休みを取って旅に出て,帰ってきたらお土産話をします。最初の二人は賑やかな街へ行くのですが,最後の一人は駅があるところよりさらに田舎に向かいます。そして……。
 さてさて,そんな話を思い出しながら,妻に手を引かれて,いつも出勤する時に乗るバスとは反対側に向かうバスに乗りました。貸し切り状態。ほんのりと消毒のにおいが立ち込めるバスの車内では,感染の可能性は限りなく低そうです。
 途中,芳賀温泉ロマンの湯なるバス停で降りて,農産物直売所で地元の濁り酒を買い込み,これまた温泉併設のレストランでケーキとコーヒーをたのみました。
 コーヒーは豆をひいて入れる本格的なやつ。めちゃくちゃ香りがよかったです。ケーキは手作り風シュークリームに新鮮ないちごがこれでもかってほど載っていました。これで何と650円。一瞬,申し訳ない気分になりつつも,その後は幸せいっぱいでした。ケーキとコーヒーを片手に,しこたま読書をして帰ってきました。
 帰宅後に濁り酒を飲んだのですが……。うぅん今回もハズレ・・・。おいしい時期があるのかなぁ・・・。同じ会社の作ったお酒でも,濁り酒は当たり外れが大きい感じです。そこがまた,本当においしい下限の濁り酒を見つける醍醐味なのですが……。900ml入り1590円……。当たる確率の低いジャンルのお酒に,お金つぎ込みすぎダロ!!って感じですが,大当たりな味に出会った時の驚きやら嬉しさやらが忘れられずについうっかり……。宝くじよりは当たる確率は高いということで,見逃してください。

1月29日 土曜日
 勤務する学校ではコロナ対策で戦々恐々とした日々を送っています。おかげさまで全クラス全学年,今のところ通常授業を継続できています。
 今日予定されていた百人一首の練習会は中止となってしまいましたが,何はともあれ無事に土曜日をむかえられてほっとしています。
 私は平日は朝6時20分に家を出ます。その時,空に向かって手を合わせ,必ず祈ることがあります。
「今日もこの場所に帰ってこられますように……」
そして自分に誓います。
「何としても生きてここに帰ってくる」
この状況,何かに似ていませんか?そう,これから最前線に向かう兵隊さんのような境地です。目が見えずに社会で生きていくということは,多分,命を懸けた闘いに近いものがあります。大げさと思うかもしれませんが,実際にそんな感じです。
 でも,それ故に多分,一瞬一瞬を大切に生きていると思います。そしてこれからも。
 正直,無事に寝床にたどり着けた時の幸福感は半端ありません。その幸福感に向かって今日もひたすら,自分に与えられた時空間に,テトリスのピースをねじこむようにあれやこれやをこなしていきます。

1月24日 日曜日
 近所のスーパーマーケットで,賞味期限ギリギリの生クリームが1パック150円で売られているのを,妻が目ざとく見つけました。
 早速買って,家に帰って,バターを作りました。作り方は超簡単。空のペットボトルに生クリームを流し込み,フタをしてただひたすら強く振り続ける。10分くらいでバターと水分に分離します。
 アツアツのコーヒーを入れて,その中に分離した水分を流し込んで飲むと,うぅん,カフェオレとはちょっとちがうけど,これはこれでおいしい飲み物となります。
 バターは少しの塩と混ぜてパンに塗ってトーストにすると,いやぁこれはいい香り,100グラム400円で売られているバターより風味がよいです。
 動物性由来で成分無調整の生クリームでないとできないのですが,もし安売りの生クリームに出会ったら試してみてください。超簡単でお奨めです!!

1月23日 土曜日
 新年の学校生活はコロナ対策で息もつけない忙しさでした。あぁ生きていた!!って感じです。
 それでも土曜日は気分転換ということで,妻に買い物に連れて行ってもらいました。街の様子も逐一教えてもらいながら,いいお天気の下,たくさん歩きました。でも家に帰りついた時,気分はめちゃくちゃ落ち込んでいました。
 お気に入りのお店の閉店を知らせる張り紙があちらこちらに……。いつも大安売りのバラエティーに富んだカップラーメンを売っている,お野菜の直売所も,2月23日で閉店……。日本はこれからいったいどうなってしまうんでしょう……。これから私たちはどんな社会を目指したらよいんでしょうか……。

1月10日 月曜日
 明日から学校……。必死で準備しておりまぁす!!さぁ,元気いっぱい頑張るゾォ!!

1月8日 土曜日
 今日は百人一首の名人戦・クイーン戦の日だったのですが,どうしても年に2度ほど自分に課している大きな修行の日でございまして,東京は代々木のスタジオへ足を運び,苦行をしてまいりました。
 苦行が終わり,ネットニュースを確認すると,な,何と,私が尊敬する大御所アナウンサー,大沢悠里氏が,今年の3月で悠々ワイドという超ご長寿ラジオ番組を終了するというニュースが飛び込んでまいりました。
 そう,大沢悠里氏といえば,長いこと私の年に2度の苦行を見守り,励ましてくださった方です。そしてたまぁに御褒美があったりして……。ということで,ここだけの話,悠里さんが,修行の道を歩む私と語っている貴重な録音があります。こっそり堂々とお聴きいただけますと幸いです。

○録音を聴く!!

 苦行の後は,末次由紀先生の「ちはやふる展」を楽しんで帰ってきました。いやぁ圧倒されたぁ!!感動したぁ!!そのうちに具体的なお話ができたらなぁと思っています。

1月3日 月曜日
 おかげさまで小学生相手に競技かるたの練習試合の札読みの場が増えて,その練習で,日々,張りがあってよいです。
 ところが私,煩悩多き人間でして,札を読みながら,雑念に支配され続けています。
 雑念やら煩悩を捨て去るために,いい方法はないかとばかり,本を読みまくりました。そして1冊の本と出会いました。

成田名璃子著 坊さんのくるぶし
副書名 鎌倉三光寺の諸行無常な日常

 いやぁ抱腹絶倒!!お寺の跡継ぎ息子の放蕩坊主が主人公で,一人で檀家さんの祈祷に出かけていただいたお布施の中から2万円ほどちょろまかして,競馬に行こうとしたところ……。
 そんな場面から始まるこのお話。この放蕩坊主は厳しい修行寺へ修行に出されるのですが……。
 厳しい修行に身を置くお坊さんたちが実は煩悩だらけだったりして。世の中往々にしてそんなもんだろ!!みたいに思いながらにんまりしつつ読み進めていくと……。
 あぁ面白かったぁ!!きっと3回くらい読んだら,大きな宇宙から神様になった気分で自分を客観視できるかも。読んでよかったです。

2022年 令和4年 1月1日 土曜日
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 2年ぶりに故郷の長野県上田市の実家にて,新年を迎えております。こちらは雪が積もっておりまして,うっかり外に出て滑って転んだら大変ですので,家の中でゴロゴロしていることにします。
 そういえば実家が建て代わって10年経ちました。実家の屋根の上には御立派なソーラー発電システムがあり,10年間1キロワットあたり43円で売電してまいりました。10年間固定買取価格で,10年経ったらいくらになるか分からないということでした。その時は,はあ,そうですか。まぁ10年経ったってまぁ35円くらいで買い取ってもらえるでしょう……くらいに当時は考えていたのですが……。
 10年経ちました。固定買取価格の契約が終了しました!!さて,1キロワットあたりの売電金額,いくらになったと思いますか???
 な,な,何と,何と,なんとぉ・・・。
 私は正直,腰を抜かしました。そしてじわじわと怒りが・・・。
 1キロワットあたり6円。6円ですよぉ!!どんだけ詐欺なんだいって感じです。おかしいっしょ,これ!!
 はい,お正月から頭に血が登って鼻血を出して寝ております。多分世の中,これからこういう無茶苦茶なことがたくさん出てきます。物欲を捨てて煩悩を捨て去って,行きつくところはミニマリスト??多分持続可能な社会を実現させるには社会全体でそんな風に生きていく必要があるのかも……。

○以前の日記はこちら!!
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