ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲のオペラ『道化師』は,1865年頃,8月15日の聖母被昇天祭日の午後からその日の夜にかけての,南イタリア・カラブリア地方のモンタルト村での出来事という設定になっています。
 部隊は力強い前奏曲に始まり,南沢さん扮するせむしの道化役者(トニオ)の歌うプロローグへと続きます。南沢さんは前奏曲が演奏される中,まだ上がっていない幕間から舞台で用いる仮面を付けて登場します。
「舞台の上では道化を演じる我々役者もまた血肉をもち、愛憎を重ねる人間であり、それを想った作曲者は涙してこの曲を作ったのだ……」
という前口上(プロローグ)を歌っています。曲の最後は,
「さあ,幕が上がります!それではお芝居を存分にお楽しみください!」
といった感じでしょうか。
 それに続くお芝居というのがまたドロドロゴテゴテな愛憎劇で,悲惨な結末が待っているわけですが,ここから先は,
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○南沢さんの演奏を聴く
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解説=ドラネコ