やりはじめたら意外と深い研究になりそうだと感じた理由
　２０２１年８月２７日朝，蚊マミレになりながら，かけた袋の中を，素材別に確認しました。前夜はものすごい雷雨でしたが，面白いことがわかりました。それぞれの様子をかいつまんでお知らせします。
○袋をかけていない実
　一晩でかなり成長している感じです。実の比重は軽いと思います。

○スーパーの薄手半透明袋をかけたもの
　外側も内側もかなり濡れていて，昼間暑くなったら蒸れちゃうデショ？？って感じです。実の成長は袋をかけていないものに比べて明らかに遅い感じです。実の比重が今の段階ではかなり重い気がします。これは実の表面から水分を逃がすことができないことに起因しているのではないかと思います。まかり間違って，猛暑でも実が腐らずにこのままゆっくり成長し，美しい実が獲れたとしたら，従来よりかなり比重の重いナスになるかもしれません。結果，一般的なナスとの差別化が実現し，商品価値の向上に結びつく可能性があります。

○紙製果樹袋
　実の成長は比較的速い感じです。実の比重は袋をかけていないものとほぼ変わらないと思います。（もってみた感触だけで判断しているのですが……）昨晩の大雨にも関わらず，袋は全くダメージを受けていません。でもこれで傷のないナスが得られるかは若干疑問が残ります。

○ストッキング素材の果樹袋
　通気性がよいためか，成長は袋をかけていないものには若干劣るような気がするのですが，比較的速い気がしています。実の比重は今のところ軽いのではないでしょうか。ただし，今後の成長により，袋が実に密着し，次第に圧力が増していくことから，引き締まった実ができるかもしれません。

　これらのことから，多分，掛ける袋の素材によって，実の成長速度や，成長した実の質に，差が出て来るような気がするのです。そしてその「差」が，ナスの付加価値向上のカギとなる可能性は大きいのではないかと思うのです。
　繰り返すようですが，残念ながら全盲の私には，視力を使ってさまざまな測定器を駆使して明確な結果を出すことはできません。厳密に言えば不可能ではないのでしょうが，健常者がやる１０倍くらいの時間と労力を要するでしょう。ということできちんとした結果につきましては，どこかのだれかにお願いするしかない状況です。是非どなたか，実験に挑戦していただけますと幸いです。

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