〔テーマ〕
ナスの実の傷を減らす保護袋の素材に関する研究
※ちょっとやってみたらビックリな深い研究になりそうですよ!!(途中経過より)
※ナスの実についてしまう傷について!!

〔準備するもの(主なもの)〕
・ナスの株(3株程度)
・素材や厚さの異なる保護袋(3種類以上)(ナイロン袋,紙製果樹袋,ストッキング素材等)
(リンク先に例を示します)

〔研究の方法〕
@4月下旬,日当たりのよい場所に3つの株を植え付けて,同じ条件で育てます。
A花が咲いて受粉して,実が膨らみ始めたものから,素材Aの袋→素材B→素材C→
素材A→素材B→素材C……の順でくり返し袋掛けを続ける。
B実が収穫できる大きさまで育ったものから順に,収穫日時,掛けた袋と傷の有無,
傷の種類,傷の程度を表にまとめる。
C気象条件毎に最も効果的に傷を予防する素材や袋の種類について考察する。
Dコストを加味した上で最も採算性の高い素材や袋の種類について考察する。

〔予想〕
・スーパーマーケットで生鮮食品等を買うともらえる超薄手半透明のビニールは,最高気温30度を超えない状況で,スレ傷,害虫による傷の予防に高い効果を発揮するのではないか。ただし最高気温30度を超える環境では中が蒸れてしまい,半分湯立ったような感じになってしまうのではないか。また,強い風が吹いたら効果は低減するのではないか。
・紙製果樹袋はアザミウマ等の害虫による傷を効果的に予防する反面,スレによる傷はナイロン袋やストッキング素材の袋より多めになるのではないか。
・ストッキング素材の袋はスレによる傷を強力に予防する反面,アザミウマが袋越しに針を刺して,実の汁を吸って傷つけてしまうのではないか。

 さてさて,ここから先は何故こんな実験を思いついたかについて説明します。
 今年私は,生まれて初めてナスの栽培をしました。今までナスを栽培しなかった理由は,ナスを食べるのが大キライだったからです。それが,江戸の街では正月にナスが
一本1料(今の3〜5万円)で売られていたという話をきいて,育ててみたくなったというわけです。
 早速苗を3本買ってきて,今まで培った感と経験だけで気合を入れてナスを育て始めました。そうしたら困るくらいたくさんの実が成り,8月末で全ての株1本あたり
100本前後の収量を上げました。毎日毎日いろんな料理にしてもらって,一生懸命食べているのですが,とてもとても我が家だけでは消費し切れず,近所に配って歩いています。
 ただ一つ,心苦しいのが,どれもこれも傷だらけ……なのです。そこで8月25日の夕方から,身の回りにあるさまざまな素材の袋を実に掛け始めました。ということで多分,10月初旬頃には,私にはこの研究の結果が少しずつ見えてくるのだと思います。でもそれは,私の心の中に留めておくことにします。多分興味深い結果が出てくると思いますので,興味をもった方は取り組んでみてください。

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