写真=南沢さんの肩の上から皆様にご挨拶するドラネ
3月31日 日曜日
 宇都宮駅前のスターバックスコーヒーにて,四人一首の91番から100番までの音源編集をして,ホームページにアップしました。
 今日で今年度がおしまい!!明日から新年度です。平成31年12月31日までのドラネコの目標は,バリアフリーかるた愛好家を100名増やすことです。超苦戦中です。
 インターネットで「視覚障碍者」「百人一首」「盲学校」「視覚特別支援学校」「バリアフリーかるた」「doranekokaruta」「全盲」などのキーワードを組み合わせて,検索をかけ,さまざまな情報を集めました。そして,いろいろなところで小さな取り組みが行われていることを知りました。
 石川県では数年前に視覚障碍者を対象とした百人一首体験会が開催され,盛り上がったとの情報がありました。
 滋賀県では毎年1回,視覚障碍者を対象とした百人一首講座が開かれていることが分かりました。
 佐賀県の盲学校では,冬に毎年,校内百人一首大会が行われているとの情報がありました。
 茨城県の取手市の図書館では,音訳ボランティアさんによる視覚障碍者対象のかるた体験会が行われていました。
 ドラネコはその中から,自分の力で行けそうな場所に電話をして,バリアフリーかるた体験会の開催を打診しました。もちろん全てボランティアです。
 しかし,下手な鉄砲数打っても当たらない状況が続きました。
 そんな中で,富山県視覚障碍者福祉協議会の皆様が,体験会を開催してくださることになり,4月6日の土曜日にバリアフリーかるたをもって富山まで行くこととなりました。
今日はこれからその切符を手に入れてから帰宅します。
「バリアフリーかるたをやってみたい!!」と思われる皆さんがいらっしゃいましたら,ぜひ,声をかけてください。ドラネコが行けなくとも,近くの愛好家さんに行っていただけるようにします。
 年度末ということで,4月からは新しい日記のページへと移行します。今後ともよろしくお願いします。
3月30日 土曜日
 今日は,滝野川かるた会の小山先生と南沢さんと,滝野川の小学生4人,中学生2人,保護者数名にくっついて,埼玉は戸塚西中学校文芸部に遊びに行きました。
 文芸部とはいえ,実質は競技かるた部です。何で文芸部というのか……それにはいろいろな事情があるらしいのですが,今回はそこはスルーさせていただきます。
 小山先生は,
「競技かるたで強くなりたい」「でもどうやったら強くなれるのか」
そんな思いを抱えた方々のところへ滝野川の子供たちを連れて出かけていきます。そして南沢さんはそのお手伝い?(足手まとい?)として,時間がある時に同行させていただいており,ドラネコはその後ろからニャンゴロニャンゴロついて行って,小学生や中学生にかわいがられている……そんな感じです。
 今回は昼食をはさんで4試合行いました。南沢さんはずうずうしくも,全ての試合で札を読ませてもらっていました。しかも第三試合なんて,あらかじめ使う札まで考えてあって,札を読みながら,札の取り方まで指導しちゃったりして……。あらあらあらって感じです。
 お昼の時間,ドラネコは中学2年生にして競技かるた2段のお嬢様に,お弁当の中身を丁寧に教えていただきました。そして,かるたとの関わりや,これからのこと等,いろいろな話を聞かせていただきました。そのまっすぐで純粋な思いに,わがでたらめさを反省しました。
 滝野川のもう一人の中学生は,足立区の中学校の競技かるた部のお嬢様で,小山先生の訪問指導に触発されて,今回の戸塚西中学校への訪問団に加わったそうです。狭いコミュニティーにとどまるのではなく,自ら積極的にいろいろな場所へ出かけていき,さまざまな出会いを求めていくその姿勢に,これからの世の中を背負っていく人として強く求められる,人としての在り方を見ました。いつか,南沢さんの指導している宇都宮市立中央小学校の子供たちに出会わせたい,そんな女の子でした。
 南沢さんは,滝野川の保護者のお父さんに,札を読むタイミングを教わりながら,一生懸命札を読ませていただいておりました。そのお父さんの小学2年生のお嬢さん,中学生相手に苦戦を強いられたようですが,50枚の札の完全な暗記を8分で完了させられるようになりました。
 親子で札を取るようになってまだ半年に満たない小学校2年生?Aちゃん,中学生相手に一生懸命札を取りました。
 同じくかるた経験豊富な2年生Mちゃん,何と中学生相手に勝ち星をあげました!!
 3年生のKちゃんは,事情により第三試合から参加でしたが,東大阪大会3年生の部で優勝したことを報告してくれました。そして,このホームページのドラネコのイラストを一生懸命描いてくれることになりました。お楽しみに!!
 まだまだ書きたいことはたくさんありますが,今日はこの辺で。
3月29日 金曜日
 今日は世のため人のために,献血をしてきました。たくさんたくさんおいしい飲み物を飲んで,準備完了!!
 400ccほど血液を提供させていただきました。
 それからまた,がぶがぶとおいしい飲み物をたくさんいただいて,ビターチョコレートと,ポテトチップスをいただいて帰ってきました。
 ドラネコの体内では,一時的に血液を大量に抜かれたことに対する対策が取られ,新しい血液が急ピッチで作られます。その際,肝臓に蓄えられた栄養分や脂肪分が消費され,スーパードラネコがますますスーパードラネコになります。
 皆さんご存知ですか?一回一回の献血でいただけるプレゼントは150円程度のお菓子だったりするんですが,十回やると,記念品としてかなり高価なものがいただけます。有名作家作のガラス製品だったり何だったりするんですが,一生の記念として大切に使えるようなものがプレゼントされます。
 ただし,血液を社会に役立てていただくためには,きちんとした食生活に裏付けられた,健康な血液である必要があります。何らかの形で社会の役に立てるのならと思って,献血という方法を選ぶ時,そのために健康でいようとする意識が働き,まぁいろいろと健康を保つ意識が高まり,それがよい方向に作用するのかなぁなんて,漠然と考えております。
 献血できる体を保つために,ドラネコはいろんなことに気をつけて,これからも生きていきますよ!!
3月26日 火曜日
 バリアフリーかるた体験ページの,和歌一覧と作者一覧を,ひらがな表示にする作業を一応終えました。音声パソコンの読み上げ音声にうまく対応させるべく,「あふさか」を「おおさか」のように記しました。「ゑ」みたいな,音声パソコンに読ませてもそのまま「え」と読み上げるものについては,そのままだったり,勢いで「え」にしちゃったり……。まぁ,ミスターいいくら加減男のドラネコってことで,許してください。
 このホームページは昨年の9月から始まり,約半年ちょっと,歩んでまいりました。おかげさまで四人一首の91番から100番までの音源を,年度内にアップできそうなところまで来ました。ロートルなドラネコにはとても大変な作業だったのですが,これがひと段落すると,四人一首で一番から百番までの和歌の札を取る練習ページが完成することになります。まぁまぁ頑張ったんじゃなぁい??って,誰か励まし?ねぎらい?のメッセージ,くれないかなぁ??みたいな。
 その前に,たくさんの視覚障碍者がこの音源を使って四人一首を実際に楽しむようにする手立てを全力で講じなければ……。道はまだまだ長いニャー!!
3月25日 月曜日
 「札がないからバリアフリーかるたができない」と思い込んでいらっしゃる方に,実は札がなくてもジャンジャン練習できることを実感していただくべく,何の知識がなくとも,聴きながらその場で体験できるスーパー音源のシナリオを書きました。
 昨日,百星かるた会に行ったついでに,関場理華さんに試し読みをしていただいたのですが,いやぁ,いい感じです。ということで,音源の録音を依頼してしまいました。
 何と,理生お嬢が,最新式の高感度録音専用のICレコーダーを購入して来たとのことで,グッドタイミングでした。
 そんなわけで,音源録音と編集が済み次第,長らくご愛顧いただいた山下恵礼第63期クィーンからの応援メッセージが,札ナシ四人一首体験用音源に入れ替わります。山下恵礼先生の御声をお聞きになりたい方は,今のうちに何万回かお聴きいただき,心に焼き付けてください。ちなみにトップページを開いた状態でF5キーを押すと,何回でも聴くことができます。
 なぁんて書いてますが,実は「一つ前のトップページ」へのアクセスボタンを押せば,聴くことができたりしますので,がっかりしないでください。
 それに,そのうちに山下恵礼先生からは,新しい応援メッセージをいただいてまいります。さ,新たな世界へ一歩前進!!
3月24日 日曜日
 最近,ドラネコが個人のお宅に押しかけて,バリアフリーかるたを普及しております。するとさまざまな気づきがあり,今後の新たな普及戦略が見えてきます。
 一番の気付きは,大人数の体験会より,お一人お一人に丁寧に関わるスタンスを大切にした方がよいということです。
 大人数の体験会で,その場に足を運んでくださった方々を楽しませる自信はつきました。しかしその方々がその後,継続してやってみようという風にはなっていないのが実情でした。それもそのはず,練習する機会や場所がないと,なかなかやりづらいですから。
 昨日,鎌倉在住の全盲の青年のお宅に,百星野体験札をもって押しかけました。そして,手取り足取りマンツーマンで四人一首の方法を指南し,その後,このホームページの練習音源の使い方を一緒に確認しました。
 彼は点字盤をもってきて,1番から10番までの和歌の体験コーナーの和歌一覧のページを開き,各和歌の決まり字を順番にメモしました。
 続いてその決まり字のメモを左手で読みながら,最初に場に置かれる四枚の配置を決めて,札がない状態で,札があるものとして,右手で位置の確認をしました。
 続いて第一試合の音源を再生しながら札を取る練習を始めました。
 彼は左手で次に足される札の決まり字を確認しながら,場の新たな札の配置を把握しつつ,一人で練習を始めました。
「これなら僕が自分のペースで楽しみながら練習し続けられそうです。」
そんな感想を伝えてくれました。
 ところで,ドラネコ自身は今まで全く気付かなかったのですが,和歌一覧には読み仮名や,決まり字一覧もきちんとつけなければ,音源を使って練習される方が困ってしまうことを知りました。
 ということでとりあえず,急ピッチで,和歌一覧にフリガナや決まり字一覧をつける作業を進めてまいります。しばらくお待ちいただけますと幸いです。
3月22日 金曜日
 今日から私はスーパードラネコに戻ります。って,作業部屋が居間から冬場寒くて立ち入れなかった勉強部屋に移っただけなのですが……。しかしこれがなかなか大きなことで,文章を書く速度とか,音源を編集する効率とか,格段にアップします。これで少し,さまざまな作業が前進すると思いますので,みなさん,気合を入れてバリアフリーかるたを普及してまいりましょう。では。
3月21日 木曜日
 南沢さんに委託されて,小学生のために飼っていたヘラクレスヘラクレスのサナギが1頭,ついに成虫になりました。メスですが,めちゃくちゃでかくて重たいです。試しにお尻から頭の先まで,大きさを測ってもらったら7センチを超えているそうで。専門業者が育ててもなかなかここまでの大きさにはならないとのこと。いやはやびっくりです。
 ヘラクレスヘラクレスを卵から育ててほしいと託されたのが,一昨年の9月。南沢さんの教え子さんの女の子が,長野県の白樺湖の脇にある大きな昆虫館で,
「ヘラクレスヘラクレス今夏来館者に抽選で1ペアプレゼント!時価10万円相当」
というのを見つけ,応募してきたんだそうで……。その後,南沢さんから,
「なぁドラ君よぉ,ヘラクレスヘラクレス,育ててやってくれよぉ!!」
って頼まれて,しぶしぶ育てはじまったってやつです。
 大阪の研究者から卵を3粒ゆずってもらって,一生懸命育てましたよぉ。残りの2頭は多分オス。今のところ超巨大幼虫です。どのくらい巨大かって??重さで言うと140グラム。鶏卵のでかいやつ二つ分ってところです。成虫になるのは今年9月頃かな??繁殖能力が整うまで,成虫になってから3ヶ月は必要です。果たしてオスが成虫になって成熟する頃まで,今回羽化したメスの成虫は生きているのだろうか……。人工繁殖できないかな??そんなことをボォっと考えてしまいました。まさか云万円も出してカブトムシ買う勇気は,さすがのドラネコにもありません。大切に大切に,このメスを飼い続けることのみが,とりあえず可能性の第一歩かな……そんなことを漠然と思う今日この頃でした。
3月19日 火曜日
 ズボンのお腹のあたりのボタンが,いきなりはじけるように飛んでいってしまいました。ぜい肉でたっぷんたっぷんしているドラネコのお腹が変な圧力になったらしい……。こりゃぁ運動してスリムにならなければいけない状況??
 そういえばひさびさに四人一首の練習ページに音源を追加しました。まだ南沢さんのしょっぱい声での読み上げです。関場理生さんの朗詠による団体戦練習コーナーの方の準備も並行して行っております。楽しみにお待ち頂けますと幸いです。
3月18日 月曜日
 ドラネコが無理すれば足を運べる範囲の盲学校,視覚障碍者施設に,矢継ぎ早にバリアフリーかるた体験会開催の打診をしているのですが,なかなかうまくいきません。1度連絡しただけでは,まず返答はありません。そこで二度三度と連絡するわけですが,正直,半分迷惑がられているような対応が返ってくることも少なくありません。
 ということで,興味があって,やってみてもよいと思われている方のもとへ,可能な限り押しかけていこうと思う今日この頃です。
 人数が集まらないとね……。そんなことを思ってためらっている方がいらっしゃいましたら,そこでためらわずに,是非このHPの専用アドレスからメールしてみてください。教える方としては,人数が少ない方がきちんと教えられるので,お一人様でもやってみたいという方には,できるかぎりご要望に添えるようにしていきたいと思っております。
 多分,そんなことを書いていられるのも,今のうちかもしれません。5年後,ドラネコはきっと引っ張りダコ過ぎて,ドラネコと一言でも言葉を交わすことができたら,大モノ芸能人と会話したくらいの価値が出るかもしれません。
 バリアフリーかるたのPRソングを歌って,紅白歌合戦に出て,ファンからもみくちゃにされていたりして。そうなっちゃったらどうしますぅ??今だったらいくらでもドラネコと会話できるし,かるたもできる,そんなチャンスですよぉ,皆様。きいてますかぁ??
3月17日 日曜日
 バリアフリーかるた全力普及のため,諸国行脚をしております。なんちゃって……。昨日は東京都文京区のシビックホールに立ち寄りました。実は今,ちはやぶる複製原画展なるイベントが行われており,その様子を探索しに行ってきました。
 競技かるた体験コーナーが設けられ,多分東大かるた会の皆さんが,イベントを担当されておりました。
「競技かるた体験してみたいお友だち,2名募集します!!」
「はぁい,はぁい!!」
2名の小学生が名乗り出て,10枚の札を使って,体験が始まりました。
 丁寧な解説と,体験者へのかまえ方や札の取り方等のレクチャーがあり,いざ体験開始……と思いきや。
 あれあれ二人の小学生,二人とも手馴れた手つきで畳を軽快にたたきながら,素振りを始めたではありませんか……。
 いくら「ちはやふる」愛読者であっても,小学生の競技かるた初体験者は,こうは行きませんぜ……。
 念のため書きますが,ドラネコは,競技かるた体験コーナーで経験者が体験することをどうこう言うのではありません。やりたきゃぁジャンジャンやりゃぁいいんです。ただ,正直,うらやましいとは思いました。「ちはやぶる」という偉大なる作品があり,競技かるたをする人が磁石に吸い寄せられるように集まってくる……。
 一方ドラネコが推し進めるバリアフリーかるたはいかに……。イベントをやっても集まるのは知り合いばかり。しかも視覚障害者はほとんどおらず……みたいな。
 こりゃぁ気合を入れなきゃァいけない状況ですぜぇ,ドラネコさんよぉ!!ってやつです。
 そこで午後は滝野川かるた会へ出かけ,子供達とニャン頃ニャン頃遊んできました。真剣にかるたを取っているお子様,そうでもないお子様,まぁいろいろいました。でも本当にかるたを愛し,かるたに命をかけているお子様は,いい加減なことをやっているお子様に対して厳しく接していました。正論を言えばけむたがられる子供の世界かもしれないけれど,そこを敢えて
「君のその姿勢,改めなければいけない」
と言い切れる勇気,そうした姿勢を貫き通せるお子様がいるということは,素晴らしいことと感じました。
 出世欲の全くないドラネコですが,なんとなく視覚障害者が憧れるスーパードラネコになることが,バリアフリーかるたを世に広げる大切なファクターのひとつのような気がしてきました。
 さぁて来週の土曜日は,どこへバリアフリーかるたを紹介しに行って来ようかにゃぁ???
3月11日 月曜日
 ドラネコが一生懸命作曲しているPRソングですが,一旦ドラネコの手を離れます。某著名な音楽プロデューサーさんの手に渡り,その方より演奏者に楽譜が振り分けられます。演奏者さんたちが,受け持つパートを効果的に聴かせられるよう,いろいろと試行錯誤し,それをプロデューサーさんが調整し,形になります。歌は南沢さんが歌うんだそうです。
 そういえば続きの歌詞,作ってなかった・・・・・・。ミディーのへっぽこ伴奏は最後まで作って,データをプロデューサーさんに送ったのですが……。
 いずれにしろこのヘッポコがこんなになっちゃうの??というくらいに変貌します。楽しみにお待ち頂けましたら幸いです。
3月10日 日曜日
 今日は,東京代々木の録音スタジオにて,百星かるた会の関場理生代表に,和歌を朗詠していただき,それをTBSラジオお抱えレコード会社のタリアセンレコードの技術者に録音していただきました。
 これからさまざまな編集作業があるのですが,是非この朗詠,皆様にお聞きいただきたく思っております。日本語って,何手のびやかで美しい響きの言葉なんだろう,そう実感していただける,そんなお声の録音です。編集が終わりましたら皆様にお知らせしますので,是非,BGM代わりに聴いて聴いて聴きまくって,心を洗われてください。
3月9日 土曜日
 今日は宇都宮かるた会主催の,百人一首 春の新人競技大会の応援に行って来ました。な,何と南沢さんの指導する放課後かるたクラブから4名の選手が出場しましたが,そのうちの2名が表彰台に上がりました。ということで南沢さんよりご伝言です。
「宇都宮市立中央小学校放課後かるたクラブの子供たちに,かるたを教えに来てくださった,全日本かるた協会の諸先生方,滝野川かるた会の皆様,本当にありがとうございました!!」
だそうです。ドラネコは出場した四人のお子様たちに案内され,会場を移動したり,そのお母様方に,試合の実況中継をしていただいたりして,とても楽しい一日でした。
 低学年ブロックで優勝したS嬢。某有名私立小学校かるたクラブのおボッチャマ相手に束勝ちした後,最後に某国立大学附属小学校のお嬢様とあたり,最初,楽しそうに談笑しておりました。お母様が「あの子,Sの知り合いだったかも……」とネコに伝えます。
 その後,火花を散らすバトルに。それでも中央小のS嬢,1枚差で勝利しました。S嬢のお姉様は5年生で,やはり南沢さんにかるたを教わっているのですが,そのお姉様にボカスカと鍛えられたらしい……。姉妹愛の成せる業,あぁニャンて感動的ニャンだろうニヤァ……。さ,皆さん,元気にお育ちくださいね!!
 ところで,試合観戦に行く度に,和歌の朗詠についてはいろいろと感じてしまいます。やはり大会場で,大人数の試合であればあるほど,子音を大切にしないといけないだろうなぁと。
「たきのおとは…」が「あきのおとは…」と聞こえました。「かくとだに」は「あくとだに」に聞こえました。「よもすがら」が「おもすがら」に聞こえました。マイクを通してしまうこと,発音が難しいこと,いろいろと要因はあるのだと思います。でも,みんな同じ音を聴いて競技しているという意味では,公平なんだろうと思います。
 そんなことで,南沢さんには,わざと和歌の冒頭の子音を消した朗詠で,札を取る練習をするようおすすめしてみました。ついでに中央小学校の体育館で,マイクを通した声で,音源から遠く離れた位置で札を取る練習もおすすめしておきました。土台,南沢さんは今回の試合の3倍以上の声量で,ナマゴエで体育館の隅々まで聞こえる声で朗詠し,それで練習をさせているんだもの,本番の様子とはまるっきり条件が異なります。とにかくいろいろな想定で札を取る練習……。これが必要という結論にあいなりました。
3月7日 木曜日
 トップページのスケジュール,新しいものに交換しなくては……。体験コーナーの新しい音源,はやいところ追加しなければ……。
 あれやこれやとやることが立て込んで,どうしまちょ……。とりあえず生命維持を最優先にして,ぼちぼちやっつけます。お待ちください。
3月5日 火曜日
 京都ライトハウスの競技台を9枚,3×3の形で並べると,ちょうど一般の競技かるたの自陣と相手陣を足した大きさになります。
 ドラネコはかるた台を9枚並べ,相手陣の下段(一番相手寄りの横一列)の,自陣から見て左隅から右に向かって,
あはち あらざ あきか あまつ ありあ あさあ あさぢ あひ
の順番に,それから自陣の下段右隅から左に向かって,
あはれ あらし あきの あまの ありま あさう あし あけ
の順番に,「あ」で始まる札を16枚並べ,「あ」で始まる札の朗詠をランダムに流して,札を取る練習をしています。
 あぁぁ,門外不出のドラネコ流決まり字聞き分け練習……,忙しさのドサクサに紛れて公開しちゃった!!ま,読んでる人いないだろっから,世の中には何の影響も与えないのですが……。決まり字を瞬時に聞き分けて鋭く正確に反応する練習,これ以外にもいろいろとあるんだニャァ〜〜。
3月4日 月曜日
 ブウォォォォォォォ!!ドラネコが火を吹いております!!ついでにパソコンのキーボードを猛烈な勢いでたたきながら,片手にジャンキーな食べ物,食べ物,食べ物!ヤケ食いってやつですね。こうしてドラネコは,道楽豚に変身…みたいな。
 嵐が去ったら,皆様にじっくり向かい合えるよう,鋭意努力しますので,しばらくの間,首を長くしてお待ち頂けますと幸いです。返信できないかもですが,励ましメール,大歓迎です!!では。
3月2日 土曜日
 東京の大塚にあるかるた会館へ,2020年開催予定のバリアフリーかるた大会の準備のための会議に向かっています。今日はあんまりにもくたびれておりまして,グリーン車でドヨヨォンと足を延ばしながら,コーヒー片手にお気楽道中?いやいや,パソコンに向かって必死に文章を書いております。
 グリーン車ったって,普通電車についているやつですよ。宇都宮から東京まで新幹線に乗ったら,特急券が2400円くらいかかるところ,普通電車のグリーン料金は780円ですから,さほどの贅沢ではないように思っています。それよりか2時間弱の車中で,快適に文章が5000字ほどかけるのは,780円以上の成果というか,得かもしれません。
 午前中は南沢さんの学校のお子様たちと,あれやこれやといろいろやりました。最後の一時間は,オオクワガタを卵から育てるワークショップの,幼虫の最後のエサ交換でした。参加者全員,幼虫を元気に育てており,超びっくりです。というのも,ドラネコは,参加している子供たちの幼虫が途中で死んでしまった時のための,予備の幼虫をごっそり育てておりますが,生存率5割くらいなものです。しかし,子供たちは9割方,死なせることなく育てております。小学生とはいえ,小さな命をいとおしみながら育てることには真剣に取り組みます。「幼虫という,小さいながらかけがえのない命に向き合っている」という強い自覚をもっているような気がします。どうしたらこんなに大きく育つのかな?同じエサなのに……。そのくらい大きく育てて来たお子様が何人もいました。
 はてさて,この日記を更新したら,バリアフリーかるたについて,ガチで考えます。ではまた。
3月1日 金曜日!!
 昨晩は3時間寝られました!!うぎゃぁぁぁぁ……
2月25日 月曜日
 土曜日の長野県のラジオ番組の反応,リスナーのみなさんから放送局に少しずつ寄せられている旨,パーソナリティーの広沢里枝子さんより連絡を受けました。うれしいかぎりです。あくまで放送局宛のご感想ですので,このページで紹介することができなくて,残念無念なのですが……。
 そういえば最近,点字毎日で立て続けにバリアフリーかるたが紹介され,これまたうれしいかぎりです。この期に乗じて,バリアフリーかるたの風を起こさなければ……。できること,やっていきますよ。では。
2月24日 日曜日
 昨日,長野県全域をカバーする信越放送SBCで,バリアフリーかるたの30分番組が放送されました。聞いた方お一人から,「よかったですよ」と言われましたが,それ以外,何のリアクションもないのがまた寂しいかぎりです。
 この世界を広げていくためには,まだまだいろいろなことを試したり挑戦したりしなければいけないらしい……ということで,ドラネコ。新しいことを考えております。どんなことを考えたか,それは実際にやってみて,よさそうだったら皆さんに御紹介させていただきます。では。
2月20日 水曜日
 事情により,今月末までホームページの更新とメールへの御返信が遅くなるかもしれません。ドラネコのケチケチ生活の副作用とお考えいただけますと幸いです。
 そのケチケチ生活で浮いたお金で,動画ファイルのファイル形式変換ソフトを購入しました。携帯電話で撮影した動画をホームページに載せようとしたところ,公開できる形式でなかったため,その変換用に準備しました。これで今後,このページで動画の出現率が増えるかも……。お楽しみに!!
2月16日 土曜日
 今日も楽しいかるた会でした。「木組み博物館」はめっちゃ最高でした。宮大工さんの技術というか技は,今,どのくらい受け継いでいらっしゃる方がいるのだろうか……。こうした技術は私たちの大切な宝として,受け継いでいく必要性を痛感しました。多分あの空間にいくらいても,飽きることはないだろうと思います。
 午後は「古き軒端」をはじめとして,建物や船などを取り入れた和歌を使って,かるた取りをしました。それから未来のバリアフリーかるたの方向性を熱く語り合い,その後,ベトナム料理で盛り上がりました。
 そのうちに「木組み博物館」の動画もアップしますので,楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。
2月15日 金曜日
 年度末が近づくと,やたらと忙しい日々が続き,さまざまなことが嵐のように過ぎていきます。それでもエサ場に向かうのに,朝は20分,帰りは30分ほどバスに乗ります。その時間はいろいろなことを深く考えています。一般の競技かるたの大会で,一般の人と同じフロアーで視覚障碍者が札を取れる形とか,視覚障碍者は努力してどんなことが目指せるのか,目指したらよいのか……とか。
 最近,京都ライトハウスの木製競技台を9枚,横三枚,縦3枚並べて,そこに適当に取り分けた50枚の札を,配置を覚えながら並べ,取る練習をしています。
 京都ライトハウスの競技台を横三枚,縦三枚に並べると,ちょうど一般の競技かるたで札を並べてよいスペースと同じくらいの広さになります。そこに最大90枚の札が置ける形となります。
 五十枚の札を並べて取る練習は,時間がある時にしかできないことなので,そうそうたくさんはできませんが,やっているうちに見えてくることがあります。
 ドラネコは目が見えている時,もう30年以上昔の話ですが,郵便局に興味をもったことがあり,その裏側を見せていただいたことがあります。バックヤードには各家庭向けのレターケースがずらっと並び,郵便局員がものすごい速さで郵便物を仕分けていました。
 百人一首の世界で,目の不自由な人が札を並べるというのは,この時の郵便物の仕分け作業に似ていると思います。自分の決めた定位置にいかに正確に素早く札を並べられるか。これは鍛えれば鍛えただけ成果が出るものだと思います。
 ちなみにドラネコは現在,50枚の札を定位置に並べるのに10分ちょっとかかっています。
 次に競技。これは完全な暗記勝負が,最終的には公平なのかなあ……と。札を取るのではなく,読まれた札が置かれている競技台を速く正確にたたいた方の取り……みたいな。競技台1枚は,A4の大きさがあります。場には9枚の大判かるたが並んでいる,そんなイメージです。
 札が読まれたら,瞬時にそれが当たり札か空札か判断し,当たり札の場合はその札が置かれている台をたたくと取りになるイメージです。
 読まれた札の置かれていない台をたたいてしまったり,空札が読まれた時に台をたたいてしまったりしたら,お手つきとなります。
 このような感じでトレーニングを重ねていくと,何か面白いゲームの形や,技能を測る指針みたいなものが見えてくるような気がします。
 段位の認定みたいなものができると,目標ができて,みんな頑張るんじゃないかなあ……みたいなことも考えています。
2月10日 日曜日
 文京区の鳩山御殿の隣あたりで一夜を過ごし,代々木へ行きました。歌のレッスンを受け,関場理生さんの和歌の録音,それからPRソングの伴奏の録音などについて打ち合わせてきました。
 それから川崎のビジネスホテルに移動し……って。めっちゃくちゃ狭くて古くてタバコ臭くって。よい点はWi-Fi使い放題くらいなものです。YouTubeでちはやふるのアニメを再生したり,クィーン戦名人戦を聞きまくったり……。
 それにしてもYouTubeのクィーン戦名人戦。あの解説は何と素晴らしいことでしょうか。目の見えない私たちにも,札の配置が見える,選手の動きが見える,そういう解説です。もっといえば,ラジオの野球の実況解説以上だと思います。
 全盲者で,しかも大人になってから競技カルタに興味をもった人が,五十枚の札の配置を覚えて競技できるようになることは多分ほぼ困難なのかもしれません。しかしそれに近づこうとするプロセスは考えられるのだと思います。また,それをやってみようということにも,意味があるのではないかと思っています。見える人と同じことを同じように……できないからやっても意味がない??そんなことはなく,やってみることで見えてくる楽しみがあるのだと思います。だからどうする……というのは,今は内緒です。
2月9日 土曜日
 今日は赤羽で,滝野川かるた会主催のバリアフリーかるた体験会に行ってきました。ドラネコは四人一首で中学生の女の子にぼっこぼこにされました。おっかしいなぁ……反応は遅くなかったはずなのに……と思い,周囲にきいてみました。手は同時に動き始めているけれど,そこからのスピードがちがうんだって。はぁ,そうなんですかぁ。腕を素早く動かす練習……。明日からヴァイオリンでも弾きますかぁ……。
 お客様は,一般の方々がほとんどでした。な,何と,山下恵礼クィーンの明静かるた会からも,赤羽に足を運んでくださった方がいらっしゃいました。
 一般の方々にはものすごく興味をもっていただけるのに,肝心な視覚障碍者の皆様へ広がっていかない……。何とかしなければ……。何とかしてみます。
2月8日 金曜日
 今日は私の育てているオオクワガタに興味をもってくださった方のもとへ,オオクワガタを発送しました。オオクワガタは幼虫の時にどれだけ大きくできるかによって,成虫の大きさが決まります。冬は寒すぎて,夏は酷暑のドラネコ邸は,オオクワガタにとっては厳しい環境でして,いろいろ工夫はしているものの,あんまり大きく育っていないのが,あらあらといったところです。
 宇都宮市立中央小学校のお子様を相手に,「オオクワガタを卵から育てよう」というワークショップをしていますが,悔しいことに,小学生の女の子たち,ドラネコよりずっとクワガタを大きくしてきます。ドラネコは負けず嫌いなんだろうと思うのですが,正直悔しさを覚えます。
 それはさておき,今回のクワガタ一家,行った先で,お子様の幸せをはぐくんでくれたらよいなぁと思っております。
2月6日 水曜日
 ホームページがさらに複雑化し,気付いたら大本のトップページの更新日が1月半ばのままでした。
 ところでこのページはほぼ毎日,どこかが変化しているというか,情報を付け加えるよう心掛けております。しかしそうなってまいりますと,一か所変わったことで,連動させて変えなければならない部分がたくさん出てきます。例えば大本の最終更新日の記載とか。(心の声=実に面倒くさい!!)
 ということで,どこかを変えた時に,変えなければならない部分を極力減らす努力と工夫をすることにしました。
 そんなわけで,今日から大本のページの最終更新日は,「本日 某時某分」ということにしました。
2月5日 火曜日
 小山先生を通じて,山下恵令クィーンからのメッセージをいただきました!!クィーンは私たち一行が帰路に着いた後,点字の五十音を覚えられ,目を瞑って,私たちが置いていった百星かるた会の瓦型札の点字を何度も何度も指でなぞられたそうです。やっぱりクィーンは,人としても立派な方でした。視覚障害者の思いを汲み取ろうと,歩み寄ってくださったことに,大きな感謝が湧いてきました。
 早速,小山先生に,私からの感謝を伝えていただけるよう,お願いしました。
2月3日 日曜日
 今日は午前中に東京都北区の滝野川かるた会に出かけ,午後は滝野川かるた会の小山先生の車に乗せていただき,立川の東京明静会に行きました。
 滝野川かるた会では,南沢さんが2試合札を読ませていただいているのを聞いておりました。1試合終わったところで,子供たちから「競技者の立場からの聴き取りやすい読み方」について,いろいろと御意見をいただいておりました。結果,体育館のような大きな会場でない限り,声量は7分目くらい,子音は立てすぎないことが大切ということが分かりました。
 選手の皆さんの雰囲気ですが,第一試合はややとんがった感じ,それが声量と子音の強さを調節することで,しなやかというか,優雅な感じに変化したのにはびっくりしました。あれ?素早さと正確さを競う競技の雰囲気が優雅であってよいのかな?一瞬そんなことを想いましたが,午後に東京明静会を訪れて,「読みが的確だと競技が優雅になる」ことを確信しました。
 練習会場ではマウビックの自働読み上げ機「ありあけ」が,和歌を読み上げておりました。会場の中から,百星かるた会の読手講習会の講師の芹野惠子先生のお声が聞こえてきた時は,御本人がいらっしゃるのかと驚きました。しかし「ありあけ」でした。和歌の最後の3秒の伸ばし,そして1秒の無音が正確に繰り返されることで,札を取る正確なリズムが体得できるのだろうと思いつつ,試合の音を聴いていました。20名くらいの方々が札を取っていらっしゃったと思いますが,聞こえてくる札の飛ぶ音は,優雅というか,音の芸術そのものでした。
 やがて試合が終わり,「ありあけ」の声は吉川光和読手となり,次の試合が行われました。やはり会場の音は,優雅そのもの。
 試合終了後,東京明静会会長で,今年1月5日のクィーン戦の覇者,山下恵令先生とお話させていただける機会と,東京明静会の皆さんに,バリアフリーかるたを紹介させていただく機会を得ることができました。
 何と南沢さんは,ずうずうしくも,山下恵令クィーンの前で,四人一首の読み手までさせていただきました。
 幸い,皆さんに興味をもっていただくことができ,記念撮影をしてくださったり,応援メッセージをいただいたりと,まぁ,何ともかんともありがたいことと,あいなりました。
 バリアフリーかるた,肝心なる愛好者を育てなければ……。真剣にそんなことを考えてしまう今日この頃です。というのももうかれこれ,このページへのメッセージが来ない連続記録,1カ月になろうとしております。ダメじゃん?ドラネコ,頑張れドラネコ!!って感じですよね。はい。頑張ります。
1月31日 木曜日
 今日で1月も終了。作曲はぼちぼち進んでおります。と,ところがです。何とミディーは,同時に重ねられる音が限られているらしく,その制限を超えて書かれた部分は,とぎれとぎれに再生されるという現象が起きております。
 ということで,この先の音源公開については,しばらくはあちらこちら音が抜けた状態になってしまうこと,ご了承ください。ただ,ミディ音源は,その先にきちんとした生音録音へと移行していきますので,その段階では何ら問題ありません。多分,全く別物というか,別次元に変身しますので,乞うご期待!!でぇす!!では。
1月29日 火曜日
 めちゃくちゃ忙しく,寝る時間もないくらいなバタバタの日々を過ごしています。そんな中,面白いことがポツリポツリ。
 26日のかるた会で景品としてゲットした,競技かるたの公式札の読み札で作られたキーフォルダーを,リュックサックにぶら下げて歩いていたら,何人ものカルターのお姉さん方に声をかけられ,手を引いていただきました。
 このキーフォルダー,公式読み札の端に穴があけられていて,そこに細い金属製のチェーンがついており,カバンにぶら下げられるようになっています。近江神宮の境内で,「百人一首おみくじ」として売られていて,札には近江神宮の印が押されているそうです。それに,百星かるた会の関場事務局長様が,点字のディスプレイをしてくださり,何ともいい感じになっているのです。
 いやぁ,こんなに素敵なお姉さんがゾロゾロついてきちゃうんですから,招き猫に招き札……みたいなもので,ご利益絶大です。使い方によっては……。
 健全な立場からよからぬことを考えているドラネコでした。
1月26日 土曜日
 百星かるた会の定例かるた会に出かけてきました。今回は「あ」で始まる16首を極める会ということで,福島の渡辺ヒロ子先生が,「あ」で始まる和歌の中から「恋のうた」を8首,解説してくださいました。相変わらず,いにしゑの文化薫る素晴らしい時間でした。どんだけ素晴らしい解説,時間かは,かるた会に来て,お話をうかがえばわかりますよ!!
 そしてかるた会。4試合行いましたが,腹黒いドラネコは腹黒大作戦??で4勝して,何だか申し訳ない感じになりました。
 でも,大きな成果がありましたよ。
「机を真ん中にしてバリアフリーかるたを行う時は,前の和歌の下の句が読み始まったら,手を膝につけていなければいけない」
というルールをみんなで試しましたが,これでやっと自陣,相手陣を,両者が公平に取り合えるような状況になりました。
 今までは
「下の句が読み始められたら手の位置をかるた台の自分寄りの辺より後ろに戻さなければならない。」
というルールでしたが,それでは机の上に置かれた手と自陣の札との距離が数センチしかなかったことから,ある程度技術が向上してくると,お互いに自陣の札は確実に取る,そして相手陣の札が取れないということが起きていましたが,それが解消された形です。
 ただし膝に手を置くことで,気を付けなければならないことも出て来ました。札までの距離が遠くなった分,手の動きを素早くする必要が出てきて,白熱した試合の中では危険なこともあるかもしれない……,そんな危惧がわいてきました。
 でもこれは一般の競技かるたでも同じ問題があり,ケガをしない技術の向上も並行して行えばいいのかなぁとも思ったりしています。
 今回は全日本かるた協会企画部長のT先生,滝野川かるた会のK先生がいらっしゃり,バリアフリーかるたの今後について,参加者を交えて熱く語り合う場面もありました。
 そして夜はみんなで中華屋さんへ行って,飲み放題食べ放題の新年会で盛り上がりました。どうやら百星かるた会の新年会予約が,料理屋さんの事務方と厨房で食い違ってしまったようで,中国語で喧嘩している声が奥からしました。それを我らが百星事務局のS様がやんわりと声掛けして治めてしまったのには,一同びっくり仰天でした。
 楽しい一日,これで無事終了と思いきや,あぁ大変!!帰りの電車の中で,何と胸ポケットに入れた切符一式がすられてしまいました……。しかし,電車に乗った直後に車掌さんが私の切符を確認し,その記録があったため,無罪放免で帰ってくることができました。いやぁ世の中,いろいろあります。
1月23日 水曜日 イメージする力 空間認知力
 ドラネコは空間認知力がとても低いです。ピアノを弾こうとすれば,お目当ての和音をつかむことができず,ありゃりゃ……となってしまうわけで。そこでイメージする力の登場です。
 一日に約1時間,バスに乗りますが,このところ頭の中で作曲をしています。下手クソピアノしか弾けないのなら,ミディーで音のデータを作って,それを誰かに弾いていただけばいい……。
 ってなことで,もうすぐ1番のメロディーに伴奏をつけた音源を公開できると思います。お楽しみに。
1月22日 火曜日 オペラクラブ
 南沢さんはどうやら,今年の12月15日に,オペラのコンサートへの出演をお願いされたらしいです。ベルディーの『リゴレット』というオペラの主役のリゴレットをやるらしい……。
 忘れもしない5年前,オペラ『リゴレット』の中のアリアを南沢さんが本番のステージで歌っているのを聴いたんだけど……。いやぁ心臓によくない歌でした。技術的に難しすぎる!?
 頑張ってねぇ……百人一首も一生懸命やってくださいねぇ!!!って感じです。
1月20日 日曜日
 全く全く,ドラネコご愛用のクレジットカードの有効期限が今月だったことから,てんやわんやの大騒ぎです。自動支払いの契約先の,クレカ情報を更新しなければならないのですが,これがまぁお大変!!支払いが滞った瞬間,困ることがたくさんあるわりには,手続きが複雑すぎて,もうへとへとです。クレカ情報の更新漏れとか不備で,このホームページ,突然消えちゃったらどうちまちょ……。その時は皆様,是非,警察にでも捜索願を出して,ドラネコ君を探してください。
1月18日 金曜日
 バリアフリーかるたPRソングの作曲をしています。1番の歌詞と和音進行の骨組みが固まりつつあります。ちょっと柔らか目でゆったりと出て,真ん中からガンガン盛り上げちゃうような感じにしてみました。これから伴奏の楽器編成を考えつつ,2番と,ラストを固めていきます。歌詞やメロディーは,固まった部分から順次このページで紹介していきますので,楽しみにしていてください。では,みんなの思いを盛り上げられる様,頑張っチャウだニャン!!
1月16日 水曜日
昨日,トップページのメニューから行くことのできる「メッセージダイジェスト」のページに,東西交流かるた会終了後に訪れた近江神宮の写真を4枚入れました。
 もちろん写真は自分の目では確認できません。どなたかが撮影した写真が私のパソコンに送られてきていて,写真に記録されている撮影時刻から,多分近江神宮での写真だろうと判断して掲載しました。
 目の不自由な方々にも様子がきちんと伝わるページにしたいと,常々思ってはいるものの,ドラネコ自身が全盲故に,自分で作ったページの写真が分からないといった状況です。
 今日はエサ探しに行ったついでに,目の見える方々にホームページの写真を確認していただき,写真にキャプションをつけることができました。
 ということで目の見えている皆さま,当ホームページの写真で,キャプションのついていないものについては,ドラネコ自身がどんな写真か把握できていません。そこでお願いなのですが,キャプションのついていない写真をお見かけした方は,メール
info@doranekokaruta.raindrop.jp
までお知らせいただけますと幸いです。
1月15日 火曜日
 今日はHP上で紹介する5名の皆さんのインタビューを編集しました。ドラネコの音声編集技術は,多分ラジオ番組制作者並みです。ですから「えぇ」とか「あぁ」とか,不自然な間とか,そういうのはみんなカットしてしまいます。
 結構さまざまな場面で,そういう作業にたずさわることが多いのですが,カットしたら何もなくなっちゃった!っみたいなこともしばしばです。
 しかし百人一首にたずさわる方のお話はさすがです。つないでみると,どなたも本当に美しい日本語をお使いになっていることがわかります。
 私は各単語の子音がきちんと発音されていることを,美しい日本語の第一条件と考えています。美しい日本語のしゃべり言葉から音声編集技術を駆使して「えぇ」とか「あぁ」とか,不自然な間を切り取っても,どこをカットしたかほぼ分かりません。
 例えば。美しい日本語とそうでない日本語の二通りで「えぇそれでは……」と話す録音があったとします。それぞれから「えぇ」を切り取って「それでは……」としたとします。美しい日本語は,Sの子音がしっかりしているため,きちんと「それでは」になります。しかし美しくない日本語ではそうはいきません。
 はい,百人一首をされている方々は,日本語の発音が大変美しい上に,いきなりマイクを向けられても実に理路整然と語られるというお話でした。
 インタビューに応じてくださった皆様,ありがとうございました。
1月14日 月曜日 その2
 今日は京都のとある有名デパートの下りエスカレーターで,あわや大事故に遭遇するところでした。下りエスカレーターに乗ったところ,私の前に乗っていた人が転んでズダダダダダダダダ!!!とものすごい音を立てて落ちました。しかしエスカレーターは動き続けています。思わず大声で,
「緊急事態!!エスカレーターを止めてください!!」
そう叫び続けました。
 5秒後,だれかが緊急停止ボタンを見つけてエスカレーターを止めてくれました。落ちたのは60歳くらいのおばさんで,持っていた荷物が大きすぎて,どうやらその荷物をベルトの下のガラスの壁面に押し付けてしまったらしく,その状態で荷物を手放さなかったためにバランスを崩したらしく,仰向けに頭から下まで落ちてしまったようです。ネコは大きな声を出すことしか取り柄がありませんから,
「エスカレーターで事故が起きました。皆さんお近くの店員さんを呼んでください!!」
そう叫び,たくさんの人に来ていただきました。落ちた方は店員さんにお任せして,その場を離れました。おばさんには旦那さんが同伴していたため,旦那さんが一生懸命経緯を説明していました。いやはや心臓がバックンバックンでございました。楽しいかるたも健康でなければできません。ケガをしないように皆さん,十分気をつけて生活しましょうね。では。
1月14日 月曜日
 12日,13日と,京都でバリアフリーかるたを楽しむ会が開かれました。ドラネコははじめて京都ライトハウス情報制作センターのバリアフリーかるたで試合にのぞみました。バリアフリーかるたの団体戦では,取った札をいちはやく掲げて審判に見せた方の取りとなります。と・・・ところが。何と札をかるた台から外して掲げるまでにかなりの時間がかかってしまうことが判明。八ツ橋型を並べた方々にこてんぱんにやられました。八ツ橋型は持ち上げて審判にかざすには,かなり有利だと分かりましたが……。
 最終的な競技では,札と競技台は同じ条件で……が望ましいとドラネコは考えています。また,八ツ橋型統一の試合形式,京都ライトハウス型札統一形式の両方を並行して競技に取り入れていくべきとも感じております。しかも視覚障害の状態や,障害を負った時期,経緯による文字の読み取り速度のちがい等を,練習によって克服できる形にすべきとも考えております。
 そこで,京都から帰る電車の中で,その形を一生懸命考えました。百星かるた会の定例会で試してもらって,検討していただけたらと考えております。
 それにしてもいやはや,バリアフリーかるた,盛り上がって来ましたよ!!ドラネコはアッチッチ!!!と火傷しちゃいそうなくらいあっちくなってきました。もっとあっちくなって焦げネコになって,化けネコにならないように気をつけます。
1月10日 木曜日
 バリアフリーかるたのテーマソングを作ろうかと思い立ち,言葉集めをしています。ちょうどこれから卒業シーズンという季節になり,「新たな旅立ち」をテーマにした歌をたくさん聞き込んでいます。それから,身の回りのたくさんの小学6年生に,今の気持ちをききまくって,いいヒントをたくさんもらっています。当たり前の日常が,教師の一言で全くちがった方向から見えてくるような場面に何度か遭遇しつつ,そういう情景を織り込めたら……なぁんて,ぼっと考えたりしています。もう少し形になって来たら,このホームページのどこかを開くと自動的に流れるように,予告なく仕組んじゃおうとたくらんでいます。
 テーマソングづくりへのよい知恵をくださる方は,お気軽に以下の直通アドレスにメールしてくださいね。
info@doranekokaruta.raindrop.jp
1月9日 水曜日
 いろいろあって,ばたばたしていたら日記の更新が滞りました。でもその間にもホームページにさまざまな仕掛けをしました。どんな仕掛けをしたかはいろいろなページへのリンクをたどっていくとわかるかもしれません。
 そう。いろいろなページに45秒程度のBGMがついています。(モバイル端末からは確認できませんのでご了承ください。)
 パソコンからいろいろなページを開くと……。あれあれ?ここにも,あそこにも……ってなことになっています。どんな音が飛び出してくるか,お楽しみに!!
1月5日 土曜日
 ひさかたぶりに寝ぐらに戻りました。たくさんの年賀状が貯まっておりました。早速読んでもらいました。たくさんの応援メッセージ,ありがとうございます。ということで今から頭から湯気を出しつつ,お返事を書きまくります。もちろんバリアフリーかるたの宣伝もがんがんしちゃいます。
1月4日 金曜日
 今日は長野県のTBSキー局の,信越放送SBCのスタジオに出かけ,ラジオ番組の収録をしてきました。「里枝子の窓」という30分番組で,ゲストとして呼んでいただいたというわけです。放送は2月23日の土曜日,午後4時からです。放送後1週間は,ラジコプレミアムで全国から聴くことができるそうです。
 パーソナリティーの廣澤里枝子さんはドラネコと同じ先天性の目の難病,網膜色素変性症で,全盲です。「里枝子の窓」は,長野県内で27年間放送され続けている人気ラジオ番組で,毎回平均3万人のリスナーが聴いているそうです。詳しい情報は
里枝子の窓公式ホームページ
をご参照ください。
 ところで里枝子さんはやはり目の見えている時に一生懸命百人一首をやったことがあるとのことで,主催する点字教室の生徒さんたちにも楽しみ方を紹介してくださるとのことでした。
 収録語,スタジオのパソコンで私のホームページを見ていただくと……。
ページ移動をしてもトップページの音楽が鳴り続け,全てのコンテンツを表示すると『私の宝物』と『希望のともし火』が同時に聞こえてきて,PRビデオを再生したら,二つの曲に重なるような形で音が出てきて……。何じゃコリャ!!!ってなことになりました。
 仕方なし,頭をひねって対処することにしました。ということで,BGMは10秒再生されたら自動的にフェイドアウトするよう,順次切り替えていくことにしました。同時に完全版をお聞きになりたい方のために,クリックすれば全曲演奏が楽しめるボタンを作りました。これがバリアフリーかるたの普及の役に立てばと願いつつ……。それでは今日はこの辺で眠ることにします。
1月3日 木曜日
 ドラネコ君,一晩で超スリムな美猫に変身しました!!世を忍ぶ仮の姿……ってやつです。いつもはもっとイタズラっぽい姿をしているのですが,今日は超美猫の姿で南沢さんの左肩に乗って登場です。これからもいろいろな姿で現れると思いますので,楽しみにお待ちいただけると幸いです。
 話変わって,今日は乗せていただいた車の中に五千円を落として気付かずにいました。ポケットに穴が開いていたことが要因です。運転手様が持ち主を探しており,慌ててポケットをまさぐると,アレェェェェ!!ってなことになってました。
 私は千円札と五千円札と一万円札を,織り方を変えて区別しています。五千円は私が持っていたことがすぐにわかる,超独特な折り方をしてありますので,それが決め手となり,即刻私のところに戻ってきました。
 運河よいんだか悪いんだか……。気を付けて生活しなさい!!という,神様からの思し召しと肝に命じ,慎重に生活していこうと思います。
1月2日 水曜日 ネコにエサを与えるべからず
 昨年末から今日まで,今のところ宴会三昧で,いい加減10キロくらいふとったんじゃないかってな感じです。それもこれも,周囲の皆様がドラネコに気をつかいまくって,どんどん目の前のお皿に食べ物を置いてくださることに起因します。
 せっかくよそっていただいた食べ物を残してしまうのは,よそってくださった方々に失礼ですので,全て残さずいただきます。いただくと,またよそってくださり……。その繰り返しとなります。
 ところでドラネコは,若かりし頃,フードファイターをしておりました。30分でバケツ一杯くらいのラーメンを汁まで完全に飲み切ると無料……みたいな。そういうお店に出かけては,次々にクリアし続け,「チャレンジお断り」を宣告されることもしばしば。
 要するに様々なお店の「食べきれば無料!!チャレンジ」を撃破することに,命と情熱の全てをかけていたことがあったのです。無論,今となってはそれがいかにバカげたことか痛感していますが,当時はそんなくだらないことにハマっておりました。
 当時,ドラネコの体は,フードファイティング中の食べたものの体内の滞留時間が1時間程度でした。逆にそういう体質を保ち続けなければ,フードファイティングなどということはできません。
 「食べきれば無料チャレンジ」をする日,ドラネコは起きると水を2リットルほど一気飲みしました。それから30分くらいして,また2リットルくらい水を一気飲みします。すると体がフードファイターとして覚醒するのです。5時間もすると体内の水分がすべて排泄され,準備が整います。
 そして今に至ります。フードファイティングをしていた頃から,もう20年ちょっとが過ぎました。しかし,体は覚えているものです。目の前に食べ物が並ぶと,全て食べきらなければいけない衝動にかられ,延々と食べ続けてしまいます。当時とちがうことは,食べたものは全て贅肉になってしまうこと……みたいな。
 そしてドラネコは,今年も年末年始にかけて,だるまさんみたいな化け猫となりました。言い方を変えれば超御利益のありそうな,福猫みたいですよ!!
 さぁさ皆さん,百星かるた会に,食べすぎブヨブヨの福猫を拝みに来てやってください。きっといいことがありますよ!!
2019年1月1日 火曜日
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 今年のドラネコの目標は,日本全国にバリアフリーかるたの愛好家を100名育てることです。今までの苦戦を振り返ると,とても大きな目標です。あの手この手で試行錯誤して,必ずや成し遂げます。
 今までの苦戦は,多くの方々の心の中にある
「百人一首何て難しいことは,自分には敷居が高い」
という潜在意識に起因するのではないかと考えています。
 奥深さは日本海溝以上,でも未経験者がすぐに楽しめる,そんな世界です。それを知っていただくために,手始めに昨年の暮れに,はがきとメールで,知り合い関係に年賀状を書きまくりました。
 今までご無沙汰してしまっていた方々にも……。
 皆様,是非バリアフリーかるたに挑戦してみてください。今年もよろしくお願いします。
○過去の日記はこちら!!