みなさんこんにちは。今日は『自由研究のネタ帳』のページの公開の理由についてお話しします。
 みなさんご存知の通り,この『トリッパーチャンネル』管理人の私ことドラネコ君は,全盲(即ち目が見えない)という障害を負いつつも,手探りで夏野菜の無農薬栽培(今のところ化学肥料を使っていますので有機栽培ではありません)を行っています。
○今のところ無農薬栽培に落ち着いている理由はこちら!!
その中で,目が見えたら絶対に研究したいと思うことにしばしばぶつかります。
 お得意のインターネット検索を駆使して,類似の研究やら成果を探してみるのですが,全くもって満足な情報は得られません。
 それならば,世の中の小中学生に夏休みの自由研究のネタを提供し,実際に研究してもらっちゃおうと思い至ったわけです。
 多分やっているうちに,家庭菜園にどっぷりハマること間違いなしです。そして次代の有機無農薬農業を担う貴重な人材が生まれるかもしれません。
 ところで今は,お勤めをしてお給料をいただくにはたくさんのストレスが貯まる時代です。ですから脱サラをして,田舎へ移住して,何故か無農薬有機栽培に取り組もうとする人が,ものすごく増えているそうです。でも,そのほとんどが,3年続かないとのことです。そりゃぁそのはずです。小学生や中学生のうちに家庭菜園でさまざまな野菜を育てる経験をすれば,脱サラをして,右も左も分からない有機農業の世界に飛び込んで生きていこうとする無謀さが分かると思います。
 始めての家庭菜園は,いくら事前に情報を集めて準備したとしても,何もかも思い通り行かないことだらけですから。
 ですが,これからの世の中は,農業全体に占める有機無農薬栽培の割合を徐々に高めていく必要があります。
 理由は大きく二つあります。一つ目は,農薬を使うと環境破壊や汚染が起こります。
 二つ目は,化学肥料は使い続けることで土そのものを農作物の栽培に向かない状態に変化させていきます。
 ということで繰り返しになりますが,持続可能な社会を目指す世の中では,環境への負荷を低減するために,農業全体に占める無農薬有機栽培を増やしていく必要があると同時に,その担い手を育てていかなければならないのです。
 多分,家庭菜園を通じてさまざまな疑問にぶつかり,その答えを出すことに喜びを得る小中学生がいたとしたら,きっと日本の有機無農薬栽培を,その難しい部分,大変な部分もひっくるめて背負い,育てる人材になってくれるんだろうと思っています。
 『自由研究のネタ』の提起を通じて,そんなことへほんの少しでも貢献出来たら幸いです。

ドラネコ

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